一三九日目 勉強はなろうよりもイージーモード
みなさんは休日をどのように過ごしているでしょうか。
父は、休日でさえ数時間は勉強の時間に当てています。外出したときですら、家族を待つ時間はカフェや車内で勉強をします。
ここまできくと、「まちかぜの父が勉強家だってマウントを取りたいだけだろ?」といわれそうですが、そういうことではないです。
せっかくの休みですら、勉強をする。それはなぜかを尋ねたんです。
「なんで勉強してるの?」
すると、父はこう返しました。
「勉強の方が楽しくて簡単だから」
唯一の答えが決まっている、やればやるだけ結果が出やすい勉強の方が楽しいのだといいます。
社会に出てからは、頑張ればうまくいくほど甘くなく、勉強のように全員が同じ土俵で戦うわけではない。
勉強はイージーなんだよ、と。
「小説家になろう」という戦場は、学生の勉強とは少し違うように思います。やった分だけ伸びるわけではないし、流行に乗ったからといって、伸びることは保証されていない。
執筆歴とポイントが不一致である、など。
学生の勉強と比べれば、はるかにハードなゲームです。
それでも、勉強と似ているところもあります。
努力の方向性を間違えるとうまくいかないことです。
勉強は正しいやり方というのがわかりやすく確立されていて、方法論を教わる機会も多いですが、小説投稿サイトになった途端。
一気に正攻法がわからなくなる人が少なくないです。
まちかぜ自身も、この4ヶ月近くは闇雲に行動していて、正しいのかどうかもわからずにいました。
そこから認識のズレをはっきり理解したときから立ち振る舞いが変わっていきました。
ふと立ち止まって考えれば常識的におかしいことでも、なぜか小説投稿サイトだけは特別だと勘違いしてしまう。
まずはそのハードルを超える必要がありますが、その先の伸ばし方は不確定なものが多いです。
ランキングに載るのも、ウケるかどうかも未知数です。
絶対にうまくいくと思っても、空回りすることが多いものです。
仕事と勉強という比較対象を。小説投稿サイトと勉強という具体例に差し替えれば、学生の自分は腑に落ちました。
勉強より伸ばすのが難しい小説投稿。これに挑み続けていれば、相対的に"勉強はイージーモード"と思える気がしてきました。
振り返ってみれば、自分の勉強のモチベーションは、ランキングを伸ばすこと。そのために楽しんでやってこれたものです。
大多数の人は、勉強に労力を注ぎ込めば、大きく成長しやすいものです。
こうやって、モノの見方を変えてみると、難しいと思っていたことも簡単になる可能性が十分にあります。
ということで、次のテストでは上位をもぎとります。
連載の小説の時間以外は勉強に捧げる覚悟で。




