女子会in丹波亀岡
ただ、 琴音と柚香と枇杷が女子会をするだけの話です(笑)
戦も済み、アタシんらは適当なカフェに向こうてランチ兼女子会すなることになた。田舎わたらいのアタシと枇杷の2人にとては初めての女子会かが、勇者の契りで結ばれたる者同士、普通の女子会になる筈もなきと前は思いたり。
にょが、カフェに着いた途端に其の思い込み崩されたり。琴音やんは柔らかな口調に屈託なき笑顔を持ち合わせ、初対面のアタシんらにも優しく話しかけてくれた。
「柚香ちゃん!枇杷ちゃん!よろしくね♪」
「「あなや、嬉しく存ずるぞ!」」
「へへっ♪2人とも時代劇みたいな話し方だね〜♪」
「こ、此れは久鶴の方言ぞ。標準語は堅うて好かん!」
「堅い?そうかなー?」
「標準語は概ねゴツゴツしたるで、怒あて聞けえるか!! 」
「そうなんだね♪ところでさ、久鶴ってどこにあるの?」
「此処と同じ京都府ぞ!北の海沿いにありけるぞ」
「海の京都なんだね♪天の橋立行ってみたいな〜!・・・と」
「其の間は何ぞ?如何しせむか?」
「な、なんでもないよ/// それより柚香ちゃん、もう料理来てるよ!!」
気づくに、前にミートソーススパゲッティとレモネードが来たれり。故にがっつかんとすなるが、琴音やんの面はトマトソースより赤くなりたる。間に入りたる者は既にバレちょるぞ?
料理いまだ来ぬわたしは、下向きたる琴音やんに声を掛けた。
「琴音やんは何処から来ちょるか?」
「愛知県尾巻市。真ん中に山があってスーパーがめちゃ多いところよ。小さな街だけど、住むには苦労しないよ!」
「尾巻・・・空港の街かな。わたしんらの久鶴は港の街かから同じやな街かな!!」
「う、うん」
「さ言えば、琴音やんは好きな人いるか?」
「そそれ!アタシも気になりょった!!」
ミートソーススパゲッティにがっついちょった柚香も顔を上げて共に琴音やんを見つめた。
「誰にも言わないでくれるならいいよ・・・」
「「ふむむ」」
「奏太郎だよ///」
「「やっぱりねーー!!!」」
「へっ!?」
「琴音やん気付いとらんかろうにょが、さきも奏太郎呟きたる時、面赤くなりょったよ?」
今尚皮ごと茹でたる林檎の如く赤く、湯気が出でたる。
「そ、そういうあなたたちは全く恋してないの?」
「アタシはおらんな〜♪」
「わたしも〜♪」
「気楽でいいな・・・」
気がつかぬ間に、わたしの前にはクリームソースオムライスとアイスココアが、琴音やんの前にはミートドリアとアイス宇治抹茶ラテが置かれちょった。
全員のが揃たところで、わたしんらは一斉に食らい始めた。赤い面と白い面の温度差を感じながら。
女子会はあという間に過ぎ、わたしんらは鮫山に行く光に包まれ行た。




