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男女比1:40の学園生活  作者: 青獅子
高校3年生
92/105

7.25

この作品を書くのも久しぶりですね。そして、今日は真奈の誕生日です。

真奈の卒業会見から1ヶ月が経った。卒業会見を終えた後の真奈はテレビで見ない日はないほどの多忙ぶりとなり、学校に来れる日がほとんどなかった。来年の春まではそんな感じになるのだろうか。俺は真奈がもう手に届かないほどの距離感を感じ始めた頃、高校最後の夏休みに入った。


とはいえ、夏休みに入ってからの俺は大学受験のための補習が立て続けに入っていた。高3の夏休みはお盆以外はこんな感じ。とはいえ、俺以外にも大学へ進学する予定のクラスメイトは何人かいるから割と楽しいけどな。




◇ ◇ ◇




7月25日。夏休みが始まると、これまでの梅雨空が一転、うだる様な暑さになっていた。俺は午前中、補習のため学校に行ってた。学校では、「今日、彼女の誕生日なんでしょ〜」とか「姫の誕生日当日なのに、王子様は何のうのうと学校に行ってるのかな〜」と言われたが。そして学校が終わると、一度寮に戻り、着替えをして、渋谷に向かった。そう、これから真奈とデートするためだ。




「もう遅いよ、優斗。今日何の日か分かってるの?」




サングラスをかけ、初見では誰かわからない格好をしていた真奈の第一声はそれだった。ああ、分かっているよ。今日がお前の誕生日だってことは。




早速合流した俺は真奈と一緒に早速昼食を食べることにした。もう時刻は午後の1時を回っていた。お腹がペコペコだ。というわけで、喫茶店に向かう。俺はオムライスセットを、真奈は夏限定のそうめんセットを注文した。そして・・・




「結構大きいね・・・」




真奈はそう小声で呟いた。食後のデザートを2人で食べることになったが、頼んだ品は夏限定の山盛りのパフェ。どうやら5人前相当の様だ。まぁ、これを2人でしっかり食べ切ったわけだが。




昼食を食べ終えた2人はもうお腹がいっぱいだった。さて、これから何しようか。




「そういえば真奈って今日、いつまで遊べる?」


「え?今日なら1日空いてるよ?」


「そうか。それなら良かった。夜まで付き合ってほしい」


「うん。分かった!」




そういうわけで、近所の映画館に行くことにした。暑い時は冷房の効いた部屋にいるのが一番だ。


結局、映画は2本見た。いずれも今話題のアニメ映画。俺自身はそこまで興味がなかったが、真奈がどうしても見たいって言ってたからね・・・


映画の感想はとても良かった、感動した。これに尽きる。そして真奈は感動のあまり泣き出していた。しかも、「優斗。私、この映画に感動したよ、感動したよ・・・」と何度も言っている。




気がつくともう日もすっかり暮れ、夜になっていた。流石にお腹が空いてきた。というわけで、2人でレストランに向かい、少し遅い夕食を取ることにした。このレストランは都内でもかなり有名なレストランであり、芸能人もよく訪れるという。真奈は店員さんに個室希望と伝える。そして店員さんが来ると注文をし、注文を終えると俺は個室の外に出て店員さんに小さく声をかけた。




「今日、彼女の誕生日なんで何かサプライズ的な物があればそれもお願いします」




俺は店員さんにそう言うと、店員さんは笑顔で応えた。




「ねぇ優斗、さっき個室から出て店員さんに何か言ったよね?」




個室に戻った俺に真奈は言う。すると俺は、




「ん?まぁな」




と返した。




そして十数分後、注文した料理が届いた。俺も真奈もステーキセットを注文した。料理が届くと真奈は写真を撮り、食事中にも関わらず、頻繁にスマホを手に取る。そして俺が食事を食べ終え、真奈も食事を食べ終えるかというところで店員さんがやってきた。




「渡辺様、バースデーケーキを用意致しました」




店員さんはそう言い個室から出たが、店員さんの言葉、そして「Happy Birthday dear Mana」と書かれたチョコレートが載せられたケーキに真奈は反応する。




「優斗、これって・・・」




そう真奈が言葉を漏らすと俺はこう言った。




「真奈、誕生日おめでとう!」




俺はそう言い、誕生日プレゼントを真奈に差し出す。誕生日プレゼントの中身は数日前、デパートで買ったネックレスだ。本当はもう少し高いネックレスを買いたかったが、高校生が出す金額はこれが限界だった。しかし、真奈はすぐ受け取ってくれて、早速首にかけた。嬉しそうだ。そして真奈は、




「ありがとう!やっぱり私の誕生日知っていたんだ・・・でも私、朝みんなに誕生日祝われてケーキも食べたからケーキはもういらないかな。いや、やっぱり食べたいかも・・・」




と涙を出しながら言い、注文したケーキは2人で仲良く食べることになった。

物語はまだ続きます。ですので、もう少しの間お付き合いください。

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