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男女比1:40の学園生活  作者: 青獅子
高校2年生
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B級グルメとデート

ゴールデンウィークが終わった。連休中、真奈は握手会で全国を回り、遥は舞台に出演していた。しかし、遥が出た舞台というものが推理もので、しかも遥は冒頭で殺される役だった。俺はこの舞台を見ていないので詳しい内容はわからないが、遥からリハーサルの時に撮ったという、全身滅多刺しにされ、「死体」と化した遥の動画を送られた時は流石の俺もゾッとした。・・・死体役上手いな。


しかし、どういうわけか遥は映画やドラマで死体になることが多い。自殺したり殺されたり。1ヶ月に1回は死体と化した遥を見ている気がする。そして4月からは、毎週遥が殺人事件の被害者役になるドラマが深夜帯で放送されている。しかも深夜の割には視聴率がかなりいいらしい。そして先週の放送では、真奈が犯人役としてゲスト出演していたのも書き足しておこう。




一方の俺は連休中、名古屋に帰省していた。木曜朝の新幹線で名古屋に戻って、日曜昼の新幹線で東京に戻った。帰省したことに関しては、もうあまり言う必要もないだろうが。


そして帰省中の土曜日、俺はデートに出かけることになった。デートの相手は真奈の中学の同級生である長谷川玲香(はせがわれいか)さん。160cmくらいの身長と長い黒髪が似合う綺麗な女性だ。


午前10時30分、俺は待ち合わせ場所である駅前に向かった。長谷川さんはもう来ていた。長谷川さんの服装は白のカーディガンに白のワンピース。要するに白一色だ。長谷川さんは美人だから何を着ても似合う。どうやらバスの時刻の関係上、15分くらい前に着いたようだ。そして2人は目的地に向かった。


向かった先は郊外にある大きい公園だった。長谷川さん曰く連休中、この公園で大規模なイベントがあるというのだ。ちなみにイベントの中身はB級グルメ。俺はイベントに向かう車中で、長谷川さんからチケットとパンフレットを貰った。




そしてイベント会場に到着した。連休中ということもあってか、結構人が多い。それに今日はカンカン照りでかなり暑くなるようだ。




「渡辺くん、何食べてく?」




長谷川さんがこう言ってきた。時刻は午前11時を回っていた。俺もそろそろお腹が空き始めた。・・・しかし、人が多いな。結局俺は富士宮(ふじのみや)焼きそばと宇都宮(うつのみや)餃子を、長谷川さんは函館(はこだて)名物のいか飯と三色わたあめを買って食べることにした。




「渡辺くん、今更言うのも何なんだけど、なんで真奈と別れちゃったの?」




食事中、俺は長谷川さんにこう聞かれた。俺は、




「前にも言ったかもしれないけど、真奈が忙しくて別れたいって言ったから・・・別にお互い嫌いになったわけじゃないし、友達関係はまだ続いているから安心して」




と言葉を返す。そして長谷川さんは、




「だったら渡辺くん、私と付き合うことはできる?」




と言ってきた。これには流石の俺も言葉が止まった。そして2人は黙々と昼食を食べることになった。・・・しかし暑い。今は何月だ。夏かよ。みかん氷が売っていたから食べ終わったらまた買おうかな。




「・・・さっきの話は別に今じゃなくてもいいから」




帰りの車中、長谷川さんは俺にこう言った。俺は「それは・・・」と言葉を返す。そして「今は・・・多分無理」と言った。俺はまだ真奈のことが好き・・・なのかもしれない。正直言うと、真奈との恋愛は未練しかない。長谷川さんは「・・・そう、残念。でも渡辺くんの気持ちはわかった。まだ真奈のことが好きなのね」と言った。俺は「・・・そうみたい」と長谷川さんに言葉を返した。




そして駅に着いた。長谷川さんとはここで別れる。太陽ももう西に傾いている。しかし、結構楽しかったな。美味しい物も色々食べれた。お腹いっぱいだ。そして長谷川さんは別れ際、




「今日はデートできて楽しかったよ。美味しい食べ物も沢山食べれたしね」




と笑顔で俺にこう言ったのだった。

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