センパイ
新キャラです。後輩キャラが出てきました。ちなみに今回は花視点で書きます。
4月、私・西崎花は高校生になった。進学した高校は御船女子高校。名古屋から東京の高校に進学したため私は親元を離れ、寮に住むことになった。そして入学式から1週間が経過。学校の授業も始まった。部活も始まり、声優志望の私はアニメ・アイドル研究部に入部した。この部は今年創部したばかりのアニメやアイドルについて語るだけの部活動である。顧問は飯原先生という今年大学を卒業したばかりの女性の英語教師だ。そして、2年生の先輩も入部してきた。また、GW前には箱根に林間学校へ行く。
「花、お帰り。部活終わったか」
夜、部活が終わり寮に戻ったばかりの私にそう語るのは渡辺優斗先輩。私からすれば小中の1年先輩。そしてなぜか女子校に通い、寮生活をしている男子生徒である。そして、私はこの先輩に8年間恋をしているのだ。しかし、私は先輩に対する想いを告げることなく中学を卒業してしまい、東京の高校に進学してしまった。でも、また先輩と同じ学校に通うことができた。しかも同じ屋根の下。今度こそはちゃんと想いを告げる時だ。
「そういえば先輩って、演劇部・合唱部・軽音楽部と部活、掛け持ちしていましたよね?」
「うん、でも最近は部活自体ほとんどないけどな」
「でも、1年生が入ってきたからこれから忙しくなるんでしょ?」
「ん?まぁ、そうだけど・・・」
「じゃあ話変わりますけど、先輩って真奈さんと付き合ってたんでしょ?」
「ああ、見事にフラれちまったけどな」
「私、先輩が真奈さんと付き合ってること知ったときショックだったんですよ?」
「そうか、ゴメン・・・」
「それに最近は遥さんや平野先生とも仲良くしてるみたいだし、私、先輩がまた付き合い出したら泣き出しますよ?」
「それは本当に申し訳ない」
食事が終わった後の自由時間。みんなは風呂に入ったか部屋に戻ったため、2人しかいない食堂では私と先輩のたわいのない会話が続く。そして、
「だって私、小学生の時からずっと先輩のことが、好きで、好きで、たまらなかったんですから・・・」
私はついに、先輩に長年の想いを告げる。
「それは今も変わりません。渡辺先輩、あなたのことが大好きです。よかったらお付き合いしていただけませんか?」
やった!ついに、私は先輩に長年の想いを告げることができた!そして、
「ありがとう。花は可愛いし、正直言うと俺のタイプかもしれない。でも俺、まだ真奈のことが好きだから今は付き合うつもりないよ。本当ゴメン・・・」
先輩の返事はこうだった。私は見事に玉砕した。でも・・・
「私、諦め悪いんで、先輩のこと必ず振り向かせます!」
私は渡辺先輩にこう高らかに宣言した。そして浴場で一人泣き崩れたのは言うまでもない。




