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男女比1:40の学園生活  作者: 青獅子
高校1年生
53/105

体育祭!

文化祭が終わると、休む間も無く体育祭の練習が始まった。御船女子高校の体育祭は10月半ばに行われる。しかし、今年度は開校初年度でクラスが1クラスしかない。そのため、クラスを20人ごとに赤組(出席番号20番まで)と白組(同じく21番から)に分けることになったのだが・・・無事俺がどちらにもつかずあぶれることになったのは言うまでもない。


体育祭のプログラムは以下の通り。




・開会式(校長の挨拶、来賓者紹介、生徒会長の開会宣言)

・100m走

・200m走

・長縄跳び

・借り物競争

・昼食

・玉入れ

・綱引き

・紅白対抗リレー

・閉会式(結果発表、校長の挨拶)




まずは100m走。赤組からは明石・江川・近藤・清水が、白組からは内藤・橋本・日高・藤田が出走する。結果は近藤が優勝。明石が2位だった。続いて200m走。赤組からは栗山・小杉・田辺が、白組からは豊田・村上・山下が出走する。結果は田辺が優勝。豊田が2位だった。


続いて長縄跳び。こちらは10人ずつが参加し、制限時間内により多く飛べた方が勝ちとなる。結果は白組の勝ち。そして借り物競走。赤組からは植田・大沼・小野寺が、白組からは増田・松井・若井が出走する。


・・・そして事件は起こった。


6人がそれぞれ何かが書かれたメモを見た途端、一勢に俺の方に走り出す!




植田「渡辺くん!私を勝たせて!」


大沼「いいえ!今日だけは私の物!」


小野寺「玲奈、ズルい!」


増田「白組が勝つ!そして私が勝つ!」


松井「希望、ズルい!勝つのは私なんだから!」


若井「渡辺くん!今でも好きです!大好きです!まだ諦めていません!」




6人が大声をあげる。結局、6人が俺を担ぐ形でゴールに向かう結果になり、ビデオ判定の結果、若井が優勝した。優勝した若井は、




「やった!渡辺くん、優勝したよ!今でも好きです!大好きです!愛してます!まだ諦めていません!」




と俺に向かって叫んでいた。・・・ありがとう。でもその恋は残念だけど、叶えられないと思うよ。




そして昼食を経て、午後の部に入る。午後の部最初のプログラムは玉入れ。全員参加。制限時間内により玉をカゴの中に入れた方が勝ちとなる。結果は赤組の勝ち。続いて綱引き。こちらは10人ずつが参加。結果は白組の勝ち。そして最後のプログラムは紅白対抗リレー。赤組からは石嶺・川端・岸田・寺内が、白組からは内藤・中村・森・吉村が出走する。結果は白組が赤組に大差をつけ優勝。総合でも白組が優勝し、白組に優勝旗と記念の盾が手渡された。






夕方、体育祭が終わると、教室で打ち上げが行われた。平野先生と山口先生も同席。俺たち生徒がジュースとお菓子でわいわい盛り上がっている中、2人は顔を真っ赤にするまでビールをひたすら・・・いや、飲んではいなかった。さすがに2人とも酒は控えたか。でもテンションは高い。平野先生は、「みんなよく頑張ったね〜」との挨拶。そして俺には、「渡辺くん、今日はお疲れ〜・・・あ、でも暇だったでしょ?」と言ってきた。俺は「そんなわけないですよ。みんなが頑張っているところを見れただけでもよかったです」と言った。そして真奈からは「優斗、私が頑張っている姿、ちゃんと見てくれた?」と言われた。俺は「ああ、でもお前ずっと応援ばっかしてたじゃん」と真奈に笑いながら返した。それに対し真奈は、「えへへ」と笑いながら返す。そして、




「優斗、私が誰よりも優斗のことが大好きなんだから、誰にも負けないよ。だから、優斗も私のことをずーっと好きでいてくれるよね」




と言ってきた。そして俺は、




「うん、俺も真奈のことが大好きだ。誰よりも愛している。だからこれからも、ずっと一緒にいよう」




と言葉を返した。真奈は笑顔で「うん。だから私、優斗のことだーい好き♡」と言葉を返す。そして真奈と互いに顔を合わせ、唇と唇が触れ合う。その感触は、脳が溶けるような、すごく柔らかい感触。この感触は相変わらずだ。変わらない。






そして、俺は誰よりも真奈の笑顔を全力で守りたい、と誰よりも深く思ったのは言うまでもない。

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