帰省!②
そして月曜日、この日は一日中暇だった。母さんはこの日も仕事。お盆休み中、ちゃんと休みが取れるのは先日の土曜日と今週の木曜日と日曜日だけらしい。そしてその日の夕方、真奈からLINEが届いた。
「実は私、今日から名古屋に帰省しています。今晩は実家に泊まるので、よかったら明日、私の実家に来てください。私はこの日1日空いてます」
真奈のLINEの内容はこれだった。真奈の実家って、俺の実家からバスで10分くらいのところだったな。しかしバスは1時間に1本しか走ってない。
そして翌日、母さんが仕事に出かけると俺は真奈の実家に向かった。真奈の実家はマンションの4階だった。豪邸住まいのイメージがあったため意外だった。
「真奈、来たぞ」
俺は真奈の実家に入り、リビングにいる真奈にそう言った。そして、
「あ、優斗。やっぱり来てくれたんだ!」
と真奈は言う。さらに、
「そういえば、お父さんとお母さんは?」
と俺は真奈に言う。すると、
「お父さんとお母さんなら今日は1日出かけてる。夜まで帰ってこないよ。それに私、一人っ子だし」
と真奈は言ってきた。そして、俺は真奈の案内で、真奈の部屋に入った。真奈の私物はすべて寮にあるため、ベッドがある以外は空き部屋となってった。
「優斗、ベッドあるしもうヤッちゃおうか?私、優斗なら何されても大丈夫だよ・・・」
と真奈は言ってきた。そして俺は、
「高校生がそんなことを言っちゃダメ!せめて高校卒業してから!」
と俺は顔を赤らめながら真奈に言った。すると真奈は、
「冗談に決まってるじゃん。でも、優斗となら・・・」
と言ってきた。そしてしばらく沈黙の時間が続く。そして、
「・・・そろそろ昼だね。優斗、どっか行こうよ」
と真奈が俺に言ってきた。そして、
「そうだな。近場にいいとこないか?」
と俺は真奈に言った。
お昼になり、俺と真奈は近所のスーパー銭湯に向かった。昼食もここで取る。
風呂に入る前、俺と真奈は中にあったレストランで昼食を取る。俺は生姜焼き定食を、真奈は刺身定食を頼んだ。
そして食事を済ませ、2人はそれぞれ風呂に入った。
スーパー銭湯の大浴場に入る。寮の大浴場もそんな感じなのだろうか。しかし、お盆休みとはいえ、まだ日中のせいか人はあまり多くない。そして、中には電気風呂やサウナ、そして露天風呂があった。
俺はスーパー銭湯を楽しみ、気がつけば1時間以上が経っていた。そして俺は風呂から出て、近くにあった休憩所でコーラを買って飲む。そしてしばらく経ち、真奈も戻ってきた。風呂から上がったばかりの真奈の髪はとても綺麗だった。
「優斗、出るの早いよ~」
真奈は俺に早速そんなことを言ってきた。俺は、
「俺はさっき出てきたぞ。つーかお前が遅いんだろ」
と言う。
そして、風呂から出ると2人は真奈の実家に戻った。時刻は午後の4時。まだ夕方だ。2人は早速リビングに入り、お互いソファーに座り話す。
「そういえば優斗って、いつまで遊べる?」
と真奈は言ってきた。俺は、
「夕食時、7時までに帰れるのなら大丈夫だと思う」
と言う。そして真奈は、
「了解。お父さんもお母さんも帰りは7時すぎるからこっちも大丈夫」
と言った。
その後、俺が帰りのバスに乗るまでの2時間、俺と真奈は父親が今も遊んでいるという昔のテレビゲームで遊んだ。遊んだゲームは野球ゲームだった。データは20年以上前のもの。さすがにこの時代になると俺も真奈もほとんどの選手を知らない。結局2人は対戦モードで試合をし、2試合やった。結果は1勝1敗。お互い初心者だということもあり、変化球はほとんど打てないし、守備もかなりもたついていた。結局、2試合ともグダグダな試合内容になってしまった。
2試合目が終わると、もう夕方の6時だった。俺はバスの時間があるため急いで帰りの支度をする。そして、
「真奈、今日はありがとう。とても楽しかったよ」
と俺は真奈の実家を出る時に言った。そして真奈も、
「優斗、今日はありがとう。私も楽しかった!」
と言ってくれた。




