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男女比1:40の学園生活  作者: 青獅子
高校3年生
100/105

それぞれの2020年

12月31日、大晦日。この日は昼から母さんと買い物に出かけた。といっても、近所のスーパーだが。夕方、帰宅して間もなく、母さんが年越しそばを作り始めた。そして夜になり、母さんと年越しそばを食べ始める。テレビのチャンネルは紅白歌合戦。赤坂ガールズも出場する。今年で7年連続の出場だとか。




「あ、優斗。赤坂だよ」




母さんが俺にそう言ってきた。午後8時頃、赤坂ガールズの出番。歌うのは発売初日にして、赤坂ガールズ史上最高の売り上げを更新した最新曲だ。そしてこの曲は、卒業を控える真奈とために作られた曲だ。センターは当然真奈。やっぱり真奈は可愛い。他のメンバーよりも群を抜いて可愛い。他のメンバーもみんな可愛いけど。




「やっぱ、真奈ちゃん可愛いね・・・」




赤坂ガールズの出番が終わり、母さんが俺にそう言ってきた。俺も「だろ?」と母さんに頷く。それからしばらくして、真奈からLINEが届いた。内容は「優斗、見てくれた?」だった。そして真奈の自撮り画像とメンバー全員の集合写真(100人以上いる)が送られてきた。俺は「うん、見たよ!」と返信する。




そして日付が変わる前、母さんと一緒に近所の神社に向かった。神社には沙友里・あかね・梨加・みりあの4人ががいた。




沙友里「優斗、久しぶり!」


あかね「あ、優斗だ」


梨加「優斗!会いたかったよー!」


みりあ「あ、優斗だ。1年ぶりだね!」




と言っていた。梨加とみりあはテンション高め。しかし、「沙友里ちゃんとあかねちゃん、優斗に告ったんだって?」と母さんが言ってきたため、話題はすぐ俺と沙友里・あかねの恋愛の話題になった。そして、「優斗、めっちゃモテてんじゃん。梨加ちゃんもみりあちゃんもまだ優斗のこと好きって言ってたよ」と母さんがさらに言い出したため・・・




梨加「もう優斗のことは忘れました!それに私、もう付き合っている人いるし・・・」


みりあ「優子さんもういい加減その話はやめてください!私だってもう付き合っている人がいるのに・・・」




と言ってきた。つーかお前ら、彼氏いるのかよ。初耳だわ。後でどういう男なのか聞こうかな。




そして午前0時、年越しの瞬間。除夜の鐘とともに、「あけましておめでとうございます」という声が四方八方から聞こえてくる。俺も4人に「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」と挨拶をする。そして6人がそれぞれ願い事をし、おみくじを引く。結果は・・・




俺「あ、吉だ」


あかね「吉」


梨加「小吉」


みりあ「中吉」


母さん「大吉!」


沙友里「げっ、凶・・・」




結局、沙友里を慰める形となり、そのまま別れて、それぞれの帰路についたのは言うまでもない。そして・・・




『明けましておめでとう!優斗はもうおみくじ引いた?』


『私は引いたよ!大吉引いちゃった!(画像付き)』


『高校生活ももうわずかだね。今年もよろしくお願いします』




という真奈からのLINEが届いていたので、俺は真奈とLINEのやり取りをし始めたのは言うまでもない。そうか、高校生活もあと3ヶ月なんだな。それに真奈も赤坂ガールズとして活動する期間もあと3ヶ月だ。となると・・・




「・・・センター試験まであと半月か。明日からまた勉強漬けだな」




真奈とのLINEを終え、これから寝ようとした時、俺はふとそう思った。

3年近く書き続けてきたこの物語も完結まであと数話です。もう少しの間、お付き合いください。

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