第一話 はじめまして。友達0の人間です。
休み時間とは、授業の準備や次の授業の予習するのが本来の目的である。もちろん自分は準備に充てる。
しかし、周りの人を見ると準備をするのではなく友達と談笑しかしていない人が多くいた。一部に読書している女子いる。あれよく分からないけど和むよね。
さて。授業の準備は終わった。次の時間は「道徳」。道徳の予習てなんだよ。
つまり予習ができない。暇という状態になってしまった。
……。
あ。道徳だから、自己分析すればいいんじゃないのか。それ予習になるじゃね。
よし。自習ノートを開き、筆箱からシャーペンを取り出した。
自己分析のために、とりあえず自分の特徴をあげていこう。
自分の名前は「影山遠助」。
男性13歳。偏差値62、コミュニケーション能力は業務連絡をしすぎて得意な方。
好きな国は
座右の銘は「孤高こそ正義」である。
この座右の銘になった経緯を説明しよう。
幼稚園の時、商店街の居酒屋であることを目撃した。その居酒屋は設計ミスなのか、窓から飲み会の様子が丸見えだった。
そこには飲み会をしている先生達の姿があった。
先生達はなぜか無理やりテンションを上げいた。
「うぇいい!」
「いっき!いっき!うぇいい!」
上司が新入社員に酒を注ぐ姿。
「飲みたらない!飲みたらない!」
大学生ノリという初心を忘れていない先生の姿。
「はい!山田君、500円給料アップ。」
園長先生先生はいい気分。
……。
その様子を見た結果、自分の座右の銘は「孤高こそ正義」になったのである。
この座右の銘が幼稚園の時から14歳まで続いている。その理由は廊下の陽キャ達を見ると分かる。自分はノートから廊下側にチラリと一瞬、目を向けた。
「お前の今日ビジュいいじゃん。」
「お前もな。輝も。」
「それな。」
…中身もねぇ生産性もねぇ会話をしているな。
あれはタメ口を使って仲良くしているように一見見えるが、ビジュがいいと言われたらビジュがいいと答えざる終えない気を使った関係だ。仕事かよ。
自分は、本物の関係性なら好きだ。だがしかし、今のようにお互いの空気を読み無理やり仲良くている関係性が嫌いだ。僕はあんな奴らになりたくないので現在もこの座右の銘を守っている。
(キーコンカーン。キーコンカーン。)
放送機器から音が聞こえた。
チャイムが鳴った。陽キャ達も流石に席に戻っていた。
そういえば、言い忘れていた。自分には欠点がある。それは。
先生がいつものように自分に声をかける。
「学級委員長、号令。」
「きりーつ。気をつけてお願いしまーす。」
自分の号令に合わせてクラスメイトも同様の言葉を繰り返す。
「お願いしまーす。」
そう。
自分の欠点はクラスの人から押し付けられて、学級委員長になったことである
…もう辞めたい。なんだよ。断ろうとしたら
「受けろよゴミクズが…」
と言いたげそうな目線は。
まぁ。しょうがなく受けたけどさ。
…そういえば、一体誰に話しかけているんだろうか。
続く




