余談:人物設定
【三船 晴】
17歳 男 身長普通 中肉中背 六鹿学園
情報量:3 許容量:9
灰髪青眼の青年。
「ティクティリス」で産まれた子供あるあるだが、特に自分の将来の展望もなく「報化技術」によって最適化された適性検査ではじき出された進路に着こうとしている。だが、そんな決められただけの毎日を退屈に感じていて心のどこかで自由を求めている。
クラスメイトの六鹿が「ティリス・アナザー」を拾ったところに遭遇し、非日常へと足を踏み入れる。
六鹿の事を完璧な人物だと思っている節があり、自分との差に内心劣等感を抱いている。
基本的に自虐的であり、自身の能力をある意味で正確に計っておりもうちょっと頑張ればできるなんて考え方をしない。ただ、相性のいい相手だと途端にバカになり小学生男子並みの思考回路になる。
本人の性質上、「何かを奪われた」時にもっとも力を発揮するタイプ。
本能的に独占欲が強く、自覚もなく、周囲の人間にそうとは思われないが、友人、家族、恋人のような自身に近しい人間が自分から離れるという事に強い嫌悪を受ける。
・秘密
実験都市ティクティリスにて行われている13の実験の一つ「三船計画」の実験体。
一つの体に三つの因子を組み込んだ場合の人間の進化を観察するための計画だったが、二つで一つという設計が完璧に近く、三つ目を組み込むとどうしても過多崩壊を起こしてしまいほとんどの実験体が廃棄になる。
成功したのは二つだけ、仮にこのまま成長できたとしてもサンプルとして少なすぎるため本来の計画を遂行することはできないと計画凍結。
・能力「不明」(増幅) 情報量:5 改変率:2
身体能力が強化される。腕力、脚力、耐久力、回復力などが上がる。
この時点で能力の詳細が分かっておらず、アナザーユーザーが無意識に行える自己強化が発現しているだけ。ただ、元の能力の影響かその強化値が他と比べ物にならない。
・能力「増幅」 情報量:5 改変率:7
自身が触れているものを増やす。物理的なものは増やせない。
ステータスを自由に増加させることができる。
攻撃力、防御力、ヒットポイント、移動速度などの抽象的で、しかし確かに存在するステータスを際限なく増加させていく。上限はない。
別の使い手により、生命力そのものを増幅させて疑似的な不死身へと変われるほどの能力のポテンシャルがある。
しかし、あくまでこの能力は増幅。
0を1にすることは出来ないため蘇生のようなことは出来ない。
・技
『複製点火』
希空の能力によって複製された増幅で行う自身の生命や魂に存在する情報を循環増幅する技。
特性上、無限に増幅し続けることができる。
希空によって複製されたアナザーはその強度を著しく下げるため、出力を上げ過ぎると自壊するが、この技ではアナザー自体の強度をも増幅しているため出力上限もない。
無限のエネルギーは人に余る力をもたらし、人に扱えないエネルギーを持った人は人ではなくなる。
結果として小さく蠢くものによって防がれたが、そのまま自分の力を増幅し続ければ神の座に至っていたのは晴の方だったかもしれない。
【六鹿 恵麻】
17歳 女 身長低め 細め 六鹿学園
情報量:7 許容量:6
黒髪姫カット、碧眼
報立「六鹿学園」の生徒会長。名前からわかる通り、学園運営の一族六鹿のお嬢様ではある。が、他と比べ一般よりのため本人も特にお嬢様のような振る舞いはしない。
ある日、違法ティリスを拾ったことにより非日常へと足を踏み入れた。
誰に対しても丁寧に話し、一線を引いた態度で接する。
何度も助けられたこともあり、晴に対しては特別な感情を抱いているが本心から晴に何か感じているわけではない。
呼び方は希空が合流してからは混同しないように名前で呼んでいる
・秘密
実験都市ティクティリスにて行われている13の実験の一つ「番号実験」の被験一族。
意図的にカスタマイズされた才能を持つ人間の成長と進化を観察する実験の被験者を先祖に持つ少女。
実験に使われた一族は1~10の数字が振られており、この街に数字の苗字が多いのはこの10の家から別れたりそれにちなんだ名前にしているから。
六の数字は「絆」を重視している。人が一人で生きていけないことに注目し、そのつながりを得意とする一族になるべく作られた。
・能力「重圧」
重く重くのしかかる圧力を操る能力。本当の名前を知らないため本来の能力を引き出せていない。
それでも、「番号実験」によってカスタマイズされている彼女の遺伝子は素の適正でいえば随一のため、天使にすら有効に使っていた。
・能力「星」 情報量:5 改変率:9
重力、斥力、引力、質量などを操る能力。
孤高なる権能。全ての世界に通じる原初にして始まりの名を冠する能力。
その本質はその名とともに存在する。
六鹿 恵麻が発現させた当初は「重圧」という仮の名で発動していた能力。
それはこの能力の本質のほんの一部でしかなく、この能力は重力、斥力、引力といった分かりやすい物から、空間歪曲、場合によっては時間間隔の延長など能力の格としては非常に高く自由度の高い能力である。
しかし、能力を発言した本人の気質による物だろうがあまりにも殺傷能力が高すぎる運用は無意識的に避けており、その能力の真価が発揮されることはないだろうと思われる。
・能力「天秤の星」 情報量:10 改変率:10
世界を構築するための8つの要素。それを推し量るための黄金の天秤。
その顕現。
世界は不安定で、決して天秤は釣り合わない。
釣り合わない世界は泡沫のように消えるだろう。
しかし、今ここに世界はある。小さく蠢くものが傾いた天秤を釣り合っていると偽る様に皿を操作していたから。
それは本来なら崩れて消えてしまうものを必死に取り繕う無駄とも言える行為。
故にとある世界を参考に天秤が釣り合う方法を模索した。
そうして発見した黄金の天秤を内包した、新しい世界を作り出す事すら出来る能力。
【三船 希空】
16歳 女 身長普通 普通 七曜学園
情報量:3 許容量:10
金髪ショート 翠眼 八重歯
晴の妹。猫可愛がりをした両親によって多額の費用のかかるお嬢様学園の七曜に通っている。人見知りはしないが、初対面では警戒するタイプ。兄のことは普通に尊敬していて兄妹仲も悪くない。
違法ティリスはある日寮に帰ったら部屋の机に置いてあった。
精神的に幼く、不安定。学園では猫を被ってお嬢様を演じているためストレスが溜まっている。
恵麻の事を姉のように慕い、懐いている。
・秘密
実験都市ティクティリスにて行われている13の実験の一つ「三船計画」の実験体。
兄の晴ほど安定した成功体ではない。揺らぎの多い精神や、人が変わったような大胆な行動など人格が定まらないのはそれが原因。
実験によって創られた存在であるため、実際には両親は存在しない。
精子と卵子の提供という意味で、遺伝的な両親はいるが、人口子宮と培養液によって育てられている。
兄ともども、脳内に存在する両親の記憶は違和感の無いようにその記憶を持っているという情報を書き込まれた結果に過ぎない。
・能力「分裂」 情報量:5 改変率:8
一つを二つにする能力。物質を増やすという改変率が大変高い能力。
強力だが、他のほとんど無条件に発動する能力に比べればいくらかの制限が存在する。
一つ、増やす手に触れている物か自分自身のみ。
二つ、無生物であること。
三つ、能力で増やしたものをさらに増やすことはできない。
以上の制約により、無制限になんでも増やすなんて無法はできない。
また、能力で増やしたものは同じものをコピーするのではなく同じステータスを持ったオリジナルの情報量の半分程度となった別物を作ることになる。この能力の神髄は増やしたものがこの世界に物質として存在するという事。能力を解除すれば何もなかったことになるが、能力によって影響を受けたものまでは元に戻らない。
炎の能力で出した炎は解除すれば消えるが、それで燃やしたものは元に戻らない。
ならば、自分自身を増やせるこの能力によって増えた自分がこの世界に残した現象は残り続けることになる。
だからこの能力は、博士の目に留まったのだ。この能力さえあれば、物質的なリソースを無限に手に入れられるという事にほかならず、増えた人間に何をさせるかによっては、この能力こそが神にたどり着くための一手となるかもしれない。
一ノ瀬博士によって使用された際には、成長の能力とかけ合わせて自分自身の遺伝情報から増やした希空に自分を産ませて、産まれた自分に記憶を映すことで実質的な不死身を作ることに利用された。
【十六夜 相賀】
17歳 男 身長高め 筋肉質 六鹿学園
情報量:5 許容量:5
喫茶「Luna」の跡取り息子。マスターである父親が歳で長時間働けなくなってからは夕方夜間の間は一人で切り盛りしている。
基本的に無口で人と関わるのが苦手。クラスでは誰かに話しかけられないように威圧して過ごしている。
「天使」とは店の裏で倒れているのを保護し、それ以来味方をしている。違法ティリスは天使から貰っている。
三船 晴との殴り合いに負けてからは、天使の味方をしつつも、もし天使がやりすぎてしまうようなことがあれば体を張ってそれを止める事をしなければならないと思っている。
ティリス・アナザーを巡る事件によって、信頼できる友が多くできてそのこと自体は良かったことだと素直に考えている
最後の戦いで、致命傷を負った相賀は増幅の力によって肉体を無理やり生命力で満たして活動を続けた。
増えたエネルギーを使い切った時が寿命で、死を免れない体となった。
・能力「拡張」 情報量:5 改変率:2(4)
当たり判定を拡張する能力。
私はそこにはいない。だけど私はそこにいる。
届かないけれど、その思いだけは届かせなければいけないと。
当たり判定。すなわちそこにいるという情報を操作できる能力。
見えている位置と実際にそこにいる位置をずらす能力ともいえる。
本来の能力者は臆病であり、自信の当たり判定を様々な位置にずらすことによって安全を確保していた。
本人に自覚はないため、無意識での発動だが、自身の時間感覚を拡張することによって世界をスローモーションで見ることが出来る。
・能力「増幅」 情報量:5 改変率:5(7)
博士が行おうとしていたエネルギーの増幅能力。
十六夜相賀が行ったそれは、死の淵で鮮明に感じていた『命』という曖昧な、しかし強力なエネルギーの増幅。
三船晴の自身の肉体の運動エネルギーや、治癒力などと言った細かい能力運用ではなくもっと大雑把なそれは、逆に相賀の命を繋ぐこととなった。
体から噴き出した炎は、命を繋ぎ、体を動かすのに必要なエネルギーを超過した分が相賀のイメージによって形を持ったもの。
相賀にとってエネルギーとは炎。命とは炎だった。
【天使/天使 零】
?歳 女 身長低め 小さめ
情報量:9 許容量:10
金髪ロング 紅眼 ジト目
周りから天使と呼ばれている謎の少女。違法ティリスを三つ所持しており、能力の出力が他とはくらべものにもならない。カードはそれぞれ後頭部(天使の輪)と腰(翼)と胸元に出現している。
・秘密
実験都市ティクティリスにて行われている13の実験の一つ「神人生体」の実験体。にして人工的に神を作ろうとした実験「零号計画」の失敗作。神のなりそこないとなった情報を生物に入力することで、神に近しい生命体。「天使」を作成して、その進化を試みる実験。
失敗作とは言え、疑似的な神を注入された人間が無事で済むことはなく、奇跡的に適合成功したのは0号成功体のみだった。のちに生まれる天使は全てこの子の因子を組み込まれてる。
・能力「光」 情報量:5 改変率:5(7)
光を操作する能力。シンプルゆえに強力である。それを体現した能力。
この能力でできる事は多岐にわたる。光の屈折率を変えて透明になったり、光がもつ熱量を収束してレーザーにしたりできる。
また、本来の能力者である少女は自信の体を光に変換するという離れ業により、文字通りの光速移動すら実現していた。
しかし、これは途中で能力の制御を誤れば自分の体を光から物体に戻せずに拡散して死ぬことになる。
いかに天使とは言え、その莫大なリスクを払ってまで行うことはできなかった奥義である。
天使はこの能力の元となる「ティリス・アナザー」を頭上の天使の輪の中に隠している。
また、あたかもこの能力こそが天使の所以であると思われるように派手にこの能力を使っているがこの能力は奪ったものであるため本来の性能に達していない。
天使が、この能力を一撃必殺の強力な攻撃手段と出来たのは天使本人の情報量が桁外れに多いためである。
・能力「翼」 情報量:5 改変率:4(6)
翼が生える能力。シンプルだが、応用幅が少なく扱いづらい能力。
翼が生えるとは言うが、人間に翼がただ生えたところで飛べるわけじゃない。
この能力には飛行能力が備わっているが、それは翼が生えて飛べるようになるという能力であって、物理的に翼を使った飛行能力ではない。
この能力の元の持ち主は、人一倍空に憧れを持ったからこそこの能力を手にしたが、人一倍強い憧れは飛ぶという原理を正しく理解させていたため、イメージだけで飛ぶことができる能力と相性が悪く飛ぶのを不得意としていた。
天使はこの能力の「ティリス・アナザー」を腰から生えている翼の生え際に隠して使用している。
天使が使用するこの翼は、ただの翼であるが天使の莫大な情報量によって生み出された翼は鋼鉄を容易く断ち切るほどの強度に達している。
この翼がすでに攻防一体の能力として成立しているのだ。
【閲覧禁止】
翼とは飛ぶための物である。
逆説的に空を飛ぶものの象徴ともいえるそれは空に座した神にとっては煩わしい物であった。
人間に許されるのは疑似的で、一時的な自由。
それを逸脱できるのは神だけで、「空を飛ぶ」それができるというだけで人間とは呼べない。
出来てしまっている六鹿 恵麻はいったいなんと呼べばいいのだろうか―
・能力「原初ノ天使」 情報量:9 改変率:10
神を再現する実験により産まれた能力。完全な情報から完全な生命を創る能力。
あらゆる情報に干渉し、書き換える。
情報に干渉するということは、情報の塊であるティリス・アナザー、引いては能力にまで干渉が行える。
もちろん干渉による書き換えには制限はあるものの、この世界における最も神に近い能力であることに変わりはない。
原理上、新しい能力すら0から創造可能なまさに神の所業。
0から1を1から0を産むのは神にしか許されない
しかし、新しい能力をとっさにイメージすることが困難であるため、一度見た能力の再現であったり、自身の能力の出力を大幅に強化することに使用している。
【九重 隼】
18歳 男 身長高め 細め
情報量:5 許容量:7
黒髪 糸目 似非関西弁
ある日突然、希空の前に表れた怪しい兄ちゃん。
話すことすべてが怪しく、信用されにくいが、本人はいたって真面目に話している。
違法ティリスは両親が遺した。
・秘密
九重の両親は街の中心に立つ塔にある研究施設の研究員だった。
ある日、塔の研究が人権をあまりにも無視していたため離反、その際に両親から街の秘密や自分の生い立ちについて聞かされることになる。
三船兄妹は塔によって生み出された実験体であり、遺伝的には九重の兄妹に当たるという事実を知り、オウルの手を借りて兄妹の現状を知ったことで晴たちの助けになるために姿を表すことになる。
・能力「無力」 情報量:0 改変率:0
全てをリセットして0にする能力。
あらゆる力を0にすることで無敵ともいえる状態になれるが、自分自身すら能力の対象であるため発動のタイミング、対象、範囲を間違えると大惨事となる。
運動エネルギーを0にして動きを封じる。情報量を0にして能力を相殺する。
そうやって絶対防御を成し遂げているが、アナザーによる基礎的な身体強化すら能力によって打ち消しているため身体機能、耐久力が人間のままであるため不意打ちなどの認識外の攻撃に弱い。
余談ではあるが、他の能力は能力によって自動的に名前が心に浮かぶがこの能力は名前を付ける機能すら0にしていたため九重がその特性からちなんだ名前を勝手に付けて呼んでいる。
【オウル/一ノ瀬 羽衣】
18歳 男 身長低め 細め
情報量:? 許容量:?
茶髪 女顔 線が細い
三船晴の親友として六鹿学園に通う人外。
この街を創り、支配していた一ノ瀬博士の血縁という事になっており、晴たちをティリス・アナザーを利用したゲームへと落とした張本人。
その目的は、自身の同類。もしくは、自身の力の及ばない友人を見つける事。
その願いのために、何人もの一般人を巻き込み人生を歪ませている。
・秘密
その正体は、この世界とはまた違うどこかの世界を支配している神「偉大なる梟」の眷属。
その性質はあらゆる始まりを知り、故に全てを知る神であり、その眷属であるオウルもまたある程度の未来を見通すことができる。
また、神といえ世界を渡ることは簡単なことではなく、容易く行っている世界渡航はオウル自身の特異な才能によるもので、自身の理解者を増やすために積極的に別の世界に干渉しては、さらに別の世界へと送り出している。
・能力「伝達」 情報量:4 改変率:3
情報を伝達できる
・能力「移動」 情報量:7 改変率:5
現在位置を変更できる
・能力「爆発」 情報量:5 改変率:6
爆発を起こせる
・能力「修復」 情報量:5 改変率:5
無機物を修復できる
・能力「倉庫」 情報量:1 改変率:2
容量無限の倉庫
・能力「引き寄せ」 情報量:5 改変率:3
物体を手元に移動させる
・能力「切断」 情報量:5 改変率:6
斬撃を発生させる
・能力「横転」 情報量:3 改変率:3
上下を反転させる
・能力「煙幕」 情報量:4 改変率:2
煙幕を発生させる
・能力「探知」 情報量:3 改変率:1
周囲の情報を取得する
・能力「誘引」 情報量:3 改変率:4
一定の場所に集中させる
・能力「衝撃」 情報量:4 改変率:4
衝撃を出す
・能力「幻影」 情報量:2 改変率:4
幻影を映し出す
・能力「歪曲」 情報量:5 改変率:6
空間を歪曲させる
・能力「硬化」 情報量:3 改変率:5
空間を硬直化させる
・能力「囮」 情報量:4 改変率:2
物体に作用させる対象を移し替える
・能力「防壁」 情報量:7 改変率:5
防壁を生み出す
・能力「接着」 情報量:3 改変率:5
物体をくっつける
・能力「麻痺」 情報量:4 改変率:6
痺れさせる電撃を放つ
・能力「苦痛」 情報量:6 改変率:2
激痛を与える
・能力「全知」 情報量:10 改変率:10
オウルの持つ本来の能力。
能力というよりは性質。
神の眷属としてオウルがその力を行使する場合、この世界の神に対する干渉や反逆とされ敵対する可能性がある。
そのため、オウルは自身の能力をこの世界に合わせてカスタマイズした。
それがこの能力。
使用すれば、神々の力が高いモノを除いた世界の全て、過去も未来も全てを知ることができる。
それは世界一つを丸ごと頭の中に入れるような暴挙であり、体のつくりが眷属として異質なものとなっているオウル以外が使用すればたちまち暴走と崩壊を巻き起こすことになる。
【一ノ瀬 進加/博士】
??歳 男 身長低め 細め
情報量:8 許容量:10
茶髪 女顔 線が細い
長い時を能力により延命して過ごした怪物。
肉体のベースはオウルの使っていた体だが、それも老衰によって新しい体に乗り換えたりしているため、本来の肉体の面影はない。
この世界にやってきたオウルによって、神小さく蠢くものと邂逅したことで、世界の真実、神の力に取り付かれた哀れな男。
神の研究は人の倫理を超越して行われ、最終的には人間のためという大義名分によって自身が神の座に立つことを目論んでいたどうしようもない男。
・秘密
もとはただの探求心が強く、心の底から人類のためを祈ることが出来る誠実な男だった。
オウルによる干渉で道を踏み外し、小さく蠢くものによって都合よく動く駒として利用された結果歪み、壊れてしまう。
本人は自分の意思によって行動しているつもりだったが、小さく蠢くものにコントロールされており、小さく蠢くものの眷属の成りそこないのようなものに成り果てていた。
【敷浪 撫子】
?歳 女 身長高め
情報量:? 許容量:?
ピアス多め 茶髪にピンクのインナーカラー 白衣
六鹿の実家に雇われている、常駐専属医師兼六鹿恵麻のお世話係。
基本的な医術としては申し分なく、それ以外の雑務に関してもそつなくこなして不満も言わないため、見た目については多めに見られている。
恵麻とは小さいころからの付き合いで、その成長を見守ってきた。
・秘密
オウルに誘われてこの世界にやってきた、別の世界の神「色彩の女王」の眷属。
別の世界では「歪んだ桃色」という名前があった本体は人を魅了する桃色の宝石である。
オウルに誘われてこの世界に降り立つときに便利だからと、その辺にいた女性に取り付きその存在を乗っ取る形で定着した。
六鹿の家にいたのは六鹿の一族が「絆」に対し特別な素養を持っていたから。
人を誑かし、堕落させて、依存させて、崩壊に導く彼女にとって六鹿の家は大変興味をそそられる存在だった。
・能力「夢」 情報量:8 改変率:10
人に夢を見せる能力。それだけ。
この能力は特別なことは他に存在しない。
ただ、抵抗の低いものから眠らせて好きな夢を見せる事ができる。
起きようと思えばすぐにでも起きることができる何の強制力もない夢を見せる。
ただし、敷浪撫子という色にとって人を誑かし、甘やかし、堕落させることは何も難しい事ではなかった。
彼女は人に覚める事を拒むような最悪の夢を見せる。
それは、麻薬のように人々の意思を溶かし崩して覚めない夢に閉じ込める。
彼女の優しい夢から覚める方法は、夢に堕落しないほどの強靭な精神力によってはねのけるか、誰かに起こしてもらう以外に方法はない。
この能力は小さく蠢くものの一部を本来の魅了の能力で支配下にしたことで発現させたものである。
【熱の天使】
?歳 女 身長低め
情報量:5 許容量:10
金髪ツインテール 紅眼
天使の後に生み出された『零号計画』の第一成功体。
感情や、自我を表に出すことを禁じられている。
天使の遺伝子を利用して生み出されているため非常に似た見た目をしている。
・能力「熱ノ天使」 情報量:9 改変率:9
あらゆる熱量を操り操作する。正し、その能力の応用範囲は矛盾すらも超える。
炎も氷も使えるし燃える氷も凍る炎も使える。熱力学の第二法則を完全に無視しており、その現象としての結果だけを抽出し顕現させる。
凍える炎はつまりエネルギーの消費。
炎という形でエネルギーを変換消費し続けるという結果だけを抽出した結果生まれた、熱を奪う炎。
燃える氷はつまりエネルギーの放出。
氷という形でエネルギーがマイナスの状態を維持するという事はその空間からエネルギーが奪われたという結果だけを抽出し、周囲に熱を奪わせて燃やしている。
【慈悲の天使】
?歳 女 身長普通
情報量:5 許容量:10
金髪ローポニー 紅眼
天使の後に生み出された『零号計画』の第二成功体。
感情や、自我を表に出すことを禁じられている。
天使の遺伝子を利用して生み出されているため非常に似た見た目をしているが、能力による作用か天使よりも身長などいろいろなものが大きい。
・能力「慈悲ノ天使」 情報量:9 改変率:9
あらゆる状況に干渉し、結果を捻じ曲げる。
状況というのは主観的なものだ。誰から見て、結果どうなる現象なのか、それによって大きく変わる。
それを主観から見た全てを反転させる能力。
最初は無限エネルギーの創造に利用できないか実験されたが結果は失敗。
この能力では主観から見たものがすべてであるため、すでに使われた=ないものを観測することが出来ず、能力が発動しなかった。
その他にも見えないもの、慈悲の子が認識していないものにも能力は適応されず、自身の体を中心とした範囲でしか能力を発動できない。
一般的な能力と比べれば天使級、”権能”であることは明白だが、神には程遠い力であった
【鳥籠の天使】
?歳 女 身長低め
情報量:2 許容量:8
金髪ショート 紅眼
オウルに対抗するために生み出された改造天使。
そのコンセプトは徹底した対オウル性能。
それ以外に出来ることはなく、それだけのために生み出された。
あまりにも偏った生命であるため、そもそも長い間稼働させるつもりもなかったのかオウルとの戦闘で自滅した後、肉体は滅び、魂も消失した。
・能力「鳥籠ノ天使」 情報量:9 改変率:9
オウルの持つ知識、能力に対して強く出るための力を想定して組み込まれた能力。
封印、奪取、捕捉、行使。を瞬時に行い圧倒する。
使い手が冷静で高度な作戦を組み立てられるのであれば、あらゆる能力者に対して一方的な破壊をもたらす。
しかし、天使たちはその思考を博士によって縛られている。
また鳥籠の天使は特に、オウルによって細工をされることを恐れるあまり自立的な思考のほとんどを縛っていた。
その結果、能力本来のスペックを生かしきることもせずに、安易な解決策に走った結果自滅した。
【生命の天使】
?歳 性別不明 身長不明
脳を除いてすべてを機械に置換した天使。
煮詰まった『零号計画』に新たな道を作るために生み出された天使。
無限のエネルギーの作成に失敗したことでアプローチの仕方をガラリと変えた天使。
それはエネルギーではなく、先に器を用意するというコンセプトによって生まれた。
ただの人間に無限のエネルギーなど扱えない、機械で制御するにも限界がある、ならばそのハイブリットはどうだろうか、そして神にとって生命とはどういった定義なのか。
それに答えを出した、天使。
・能力「生命ノ天使」 情報量:9 改変率:9
自らの魂、意思、情報を分かち新たな生命として定義して、無機物に付与する権能。
天使自身はすでに肉体のほとんどを失っており、この権能によって自らの全てを機械の体に転写することで生きながらえている。
そして、この天使だけは他の天使とは違い、天使として創られた器ではない。
天使を純粋な生命と言えるかを不安視した博士が、あえて普通の人間を実験に使用した産物だからであった。
【小さく蠢くもの】
彼らは恐ろしく小さく、何よりも強大な力を手にする可能性を秘めている。
彼らは常に集団で過ごし自分自身の中に蓄積された情報を常に交換し続ける。
彼らに体はなく、ただ情報を蓄積していく。その過程にほかの情報体から情報を奪うこともあるだろう。
または、物質を分解して情報に置き換えることもあるかもしれない。
君らの周りにもいるだろう?なぜかいつも運のいいものや悪いもの。何もしていないのに目立つものや、特別影の薄いもの。それらの幾分かは彼らの仕業かもしれない。
ああすべての情報が目まぐるしく交わされ、変化していく。
その様はまるで一つの世界のようだ。
世界を内包する彼らの築き上げるもう一つの世界を覗き見たとき、人々はそれを夢と名付けるのだ。




