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遺書日誌  作者: あやと
9/218

偏る

ー約束を探す小指

ひび割れた壁を剥ぐ

血の滲んだ爪が痛い

冗談のつもりで話したのに

いざ笑われると傷つくんだ


誰かと比べないで

僕は僕だけなんだから

偽善以外の善なんてない


いつか終わるから美しい

永遠に価値なんてないんだ

平凡な日常は有限で

人の人生も永遠じゃない

それを忘れているから

大切なものに気づかないんだ


嫌でも時は流れて行く

逆らうことはできないんだ

泣けない辛さも 苦しみも

どんな事にも終わりが来る

ありふれた日常 周りの人

大切なものに気づくのは

失ってからなんて嫌だろ?


幸せだから言えるんだ

いつかの笑い話だって

その時は深刻な悩みなんだ


大丈夫 なんて無責任だ

頑張れ なんて他人事で

絶対 なんて決めつけて

きっと なんて分からないよ


なんとかなるさ

なら、なんとかしてくれよ?

偽善的な言葉に傷ついて

何気ない言葉に救われて

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