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遺書日誌  作者: あやと
10/218

雪崩れ

ー

ー

誰とも心は繋がっていないんだ

伝えなければ 伝わらない

声にしなければ 聞こえない

触れなければ 分からない

知ってる けど

体が動かなくて

ただただ苦しいような

喉が焼けるようで

目の前が見えなくて

息ができない

ー

ー

足元揺らぐ 古雪の中

暖かいこたつが恋しいなぁ

甘いみかんが歪む


白い息をみて 憂鬱の中

魔法のランプに見立てたり

雲の上を夢見ている


流れる水は冷たくて

痛み堪える僕は 流されてゆくだけ


過去に気を取られて 未来に怯える

僕らが生きるのは今


転んだ日の記憶と 暗がりを走る理想に

引き千切られそうに なってる

涙を流していた時 笑顔で笑っていた時

乾いた涙の僕は ここにいる

踏み締めているのは 今日

いつだって生きるのは今 今だけなんだ


今が今であることを 信じることができない

今を生きていることを

後悔し続けているのに

今はずっと僕に付き纏う

ー

ー

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