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遺書日誌  作者: あやと
73/218

偶像なのだ

眠れない夜も違和感の中も

頭の片隅に残り続ける

これを感情と認めたらさ

多分取り返しがつかないから

貫く視線 掴んだ天井に

最終写してどうしようもない

発した形もその仕草も

気づかぬふりして手遅れで

もうとっくに後戻りできない

君の前では見せられないや


遠ざかった声との距離

でも僕は手を伸ばしたりしない

だってもしもそこにあるものが

偽物じゃないならそれこそ


流れる前に時を止めて

火花 夜のキャンパスに描く

砕けた破片が散る

瞬く夢は遥か彼方の残響

今はただ此処にいて 歌う

君が幸せなら

うーん、それでいいかな


僕は何もしてあげられないからさ

いつも笑うだけさ

なんで笑ってるんだろな

だけど笑ってるんだな

きっと明日も明後日もその先も

描くのは僕だけなんだろな

なんも伝わないな


もし君が傷つけたとして

僕は結局忘れられないから

だけどまだ壊したくないからさ

言葉にしないで悟らせないよ


空白を埋めてくれた君を

僕は否定できない

それでもいい、君は気づかないで

この歪は隠すから

溢れるまで

それまでに飲み込むからさ

ここまで歌ってもほら

何も分からないでしょ

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