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遺書日誌  作者: あやと
33/218

透明な珈琲を片手に、結露した窓を眺め続ける

聞いてくれ、目に見えない誰かさん。

私の後ろにいる何かさん。

◯な独り言を。

ー

ー◯

ー事実を都合よく捻じ曲げなきゃ生きていけないのに、なぜ人間は嘘をついてはいけないと言うのだろう。嘘が知られる毎にその人の信用は薄れていくのに、なぜそれ以上の追求を必要とするのだろう。なぜ人は裏切られても、絆や愛や情を振りかざし全てを都合よく捻じ曲げるのだろう。生きていくからだろう。この世界は何事もぐるぐると回り続けているから、きっとこのサイクルは自然なのだと思う。負の感情も、悪も、非道も、いけないと決めるのは人間のためだ。これも流れの一部だから、それを否定するものがあったとしても自然なのだけど。皆そのままでいいと思う。そのまま生きていればそのうち死ぬし、地球も宇宙も誰かもそのうち死ぬ。そしてまた生まれる。全ては繰り返す。こうやって言葉に閉じ込めて、事実を捻じ曲げながら。


ただ、僕も人間なんだ。

多くと逸れた位置で繰り返しているのだとして、どうすれば僕は許し許されるのだろうか。と、自分のことを考えてしまって、自分が本当に小さくて汚いのだなと感じる。人間なんだけど、そうじゃないみたいで。異物でありたいけどこれ以上傷つきたくはないんだ。精神世界の居心地が良すぎて、世界が苦しくて死にたくなる。人も物も誰かの心もいらないから、一人で静かなところで息をしたい。

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