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遺書日誌  作者: あやと
14/218

風後の爪痕

2022月06月29日

ー

ー

泣いた 死んだ

無いって 死んだ

ー

ー

剥がさないで 押し付けないで

焦げる香りにはうんざりだから

ー

ー

ああ 分かった

わかったんだ

僕は間違っていたんだって

でも でも でもさ

どうすればよかったんだろな

仕方がない 自業自得

そりゃそうだけど涙は出ないんだ

手放した僕の掌にはさ

もう本当に何も残ってない

ー

ー

貴方に好かれる人になりたい

貴方の言葉を信じられない

ー

ー

誰かの為に作った傷は

僕の心を守る為だ

だけど何一つ守れずに

優しく傷跡が寄り添ってきて

嫌だ、と突き飛ばしたがそれは

いつまでも消えなかった


もしもも不甲斐なさも何もかも

引き剥がしたところで無意味

ずっと何一つ守れずに

優しく傷跡を抑えつけてみて

まただ、と思ったことも忘れ

なにひとつ救えないまま

ー

ー

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