プロローグ:あるぷす?
──長い、長い夢を見ていた。
あの時何かが空に現れて…そこからは良く覚えていない。
『お前なんて産まなきゃ!!私は…私は!!』
何かが聞こえてくる……
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『──そういやお前今何歳なんだよ』
『七歳』
『えぇ…?七歳?七歳ってことは……小学一、二年生くらいじゃねーか!?』
こんなことも話したっけなぁー、懐かしい。
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『俺お前の名前聞いてなかったな。名はなんて言うんだ?』
『姓が『■■』、名は『遥』だな』
『そうか遥!よろしくな!』
懐かしい、だけどもう二度と戻ってくることのない──、そんな日常。
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『憎いッ!!お前も師匠も何なんだよ!!何でいつも、いつもいつもいつも!お前なんだよッ!!お前のその力は何なんだよ!!俺を、俺をォ゙……俺をもっと褒めてくれよぉ………』
『──悪い』
俺だって欲しくなかった。誰が望んだ?俺が求めたみたいに言ってくんなよ。
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『遥くん!!僕たちが悪かったッ!悪かったから!!だから…もうやめて……』
『──ッッ!?」
半殺しの身体がそこにあった。俺が?俺がやった?何で?暴力を振るわれたから?何でこんなする必要があった?俺は…俺の……俺の『■■』は何なんだよ!!
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『──あいつは死んだ。俺があいつ、師匠の意思を受け継ぐ…勿論あいつらの分も。あんたはあいつに俺の事を託されたんだろ?なら俺はお前を存分に使わせてもらうぞ。俺は俺の美意識に従う』
「全く生意気な奴だなお前は。あとあんたじゃなくてせめて琉鈴ねーさんって呼べよ」
「やだ」
いつだって、どんな時だって俺はいつも貰ってばっかりだった。
望んでもないことの山積みで、他人から恨まれ、軽視され、そして恐れられた。
俺はあいつの意志を継ぐ、そう誓った。だから俺はあいつの美意識、『楽しい』を尊重することにした。
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何だこれ?身体が浮いているような──
「─い!!そこ─君!!」
何が近づいてくる。
多分そろそろ時間みたいだ。
「おい!!─き残─がい─ぞ!!『─い人』だ!!」
うるさい奴らだなぁー。人が気持ち良く寝ているというのに、はぁ仕方ない。
そしてその少年は目を開ける。
──そこには……
「え?ここ…どこ?」
「よし!目が覚めたぞ!!」
「でもこいつ子供だぜ?これから生きていけるのかよこいつ」
「それは俺らがカバーするしかないだろ!君、お名前は何ていうんだい?」
「俺の……俺の名前は──」
周りには倒壊したビルやもう使い物にならないケンメリ等の昭和車があった。
時間がかなり経過しているのか苔が生えており、植物もかなり生えている。
何が…何が起こった?あの空に出てきた何かが光ってから何があった?
──それを俺はまだ知ることはない。




