EP.4 店舗
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チヨが翌日アルタ村の役場に向かうとすでにギルドマスターのティアスがチヨを待っていた。
「おはようございます。わざわざ外でお待ちいただかなくてもよろしかったのに…」
「いえいえ!今日はまずご案内したい場所があるので外に出ていたんですよ。ここから少し離れた場所に前任の錬金術師の方が住んでいた家があるのでチヨさんにはそちらの家を店舗兼自宅として使っていただきたいのです」
突然のティアスの提案に流石のチヨも同様する。
「それはありがたいお話ですけれど…まだ私錬金術をお見せしていませんし、どの程度錬金術が使えるのか確認しなくても大丈夫なのですか?」
「えっ…?あぁそういえばチヨさんは旧式のギルドカードをお持ちだったみたいですから登録時に使う虚偽を見抜く魔法道具の事は知りませんよね」
そもそもゲームではキャラクターの情報に虚偽も無いためチヨの知らない魔法だった。現実であるが故、この世界独自の魔法なのだろう。
「登録時に虚偽の記入があったり、悪意のある物を筆跡に現れる魔力の流れで感知するものなのでチヨさんが『錬金術師』と『剣士』の『リンクスキル』持ちである事は保証されているのです」
「なるほど…リンカさんがあの時用紙をかざしていた石板ですね。そういう事でしたらありがたくご提案を受けさせていただきます」
「ありがとうございます!ではご案内しますね!こちらです」
その後チヨはティアスにギルドと住宅地から少し離れた場所に建っている古風ではあるが立派な建物に案内された。
「1階正面が店舗スペースで、奥の部屋が錬金術の作業部屋で必要な道具はこちらで揃えてあります。いつ錬金術の方が来ても大丈夫なように管理はしていましたからすぐにでもお使いになれますよ」
チヨは建物の中を案内されて内装が綺麗な事にも驚いたが、作業部屋にある錬金術の設備にはさらに驚かされた。
そこには錬金術を使用するのに必要な釜やかまどが設置されていた。本来これらの設備は特定の場所にのに設置されているオブジェクトで錬金術を使用するのにその場所へ行く必要があったのだが、それらの設備が一部屋に集約されていたのだ。
「チヨさんにはここの設備を使って回復ポーションを作ってギルドに卸して頂きたいのです。もちろんポーションの買い取りとは別に依頼料も別でお支払いします。後はここの店舗スペースで錬金道具の販売などをしていただけたら助かります」
「分かりました、急な事でまだ少し混乱していますけれど、それでお役に立てるのであればお引き受けいたします」
こうしてチヨの異世界で錬金術としての生活がスタートしたのだった。
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