ガラル・ファリオン
ガラル・ファリオンとの激闘を制するのはどっちなのか。
ーーハードアタックーー
ーー桜吹雪ーー
ガラルは受けたり避けたり俺の攻撃を簡単に流してくる。まだまともに攻撃は入っていない。
そしてその返しの攻撃を俺は受け切れるかわからない。
ーー百本咲ーー
ーー鉄拳・空・爆連ーー
鉄拳で突きを受け流す。突き技は一度受けたら致命傷になる。
ーー薔薇の舞ーー
ーーハードステップーー
ーー鉄拳ーー
俺の左拳がガラルの横腹に入る。ガラルは吹き飛んだ。
今ならやれるはず。
ーー重解・滅ーー
ーー桜吹雪ーー
くそっ避けられた。どこに行ったのかわからない。
・・一輪の美・・
ーー鉄拳・空ーー
俺は攻撃を流しきれず剣は左肩に掠る。ゾルダートからもらった防具は欠けてしまった。
ーー鉄拳・爆連ーー
ーー千本咲ーー
ーー重解・地ーー
ーー千花乱舞ーー
ーーハードスピンーー
ーー薔薇の舞ーー
ーーハードステップーー
ーー鉄拳ーー
ーー百本咲ーー
打ち合いが続くが終わる気がしない。もう30分は戦っている。
「お前はすごい戦士だ。ここで死ぬには惜しい」
「殺すこともないだろ。これは模擬戦だ」
こいつはこの試合で俺を殺す気だ。
・・一輪の美・・
ーー重解・突ーー
ーーハードアタックーー
ーー桜吹雪ーー
ーー千本咲ーー
ーー鉄拳・空・爆連ーー
ーー重解・突ーー
俺はガラルを吹き飛ばす。そこに俺は畳みかける。
ーーハードステップーー
俺はガラルを立たせない。
ーー鉄拳・殺ーー
ガラルはそれを避けきれず左腕が反対側に曲がった。
「すごいな。いい攻撃だ」
ーー万本咲ーー
こんなに速く多い連続の突き技。鉄拳で全て受け流せるか?
ーー鉄拳・空・爆連ーー
受けきれなかった剣は俺の体を掠り防具が壊れていく。そして防具の左肩部分が落ちた。
俺は致命傷は避けたものの体全体に傷を負ってしまった。
血がポタポタの流れ落ちる。
「うーんこれを耐え切るか。ならこれかな」
ーー薔薇の乱舞ーー
さっきの舞よりが速い。
ーーハードステップーー
ーーハードスピンーー
ーー鉄拳ーー
「もらったーー」
ガラルは鉄拳を避け切り、突きを打つ。一太刀は俺の右胸に向かった。
ーー鉄拳ーー
「なにっ、」
俺は爆裂槌を右手から離し右手で流した。
ー一千本咲ーー
しかしそこにガラルは突き技を叩き込むが俺は身軽になった体でアクロバティックに避ける。
「いいなぁお前。俺は楽しいぞ」
「とっとと倒れろ」
俺は魔力で爆裂槌を呼び戻す。
ーー重解・地ーー
重解は決まりガラルは地盤振動をもろに受けた。
ーーハードアタックーー
剣で防がれたが吹き飛んでいる。
ーーハードステップーー
少しでも立つ時間を遅くしろ。
今しかない!
ーー重解・投ーー
爆裂槌は斬撃を撒き散らしながらガラルの方へ向かっていった。
ガラルはなんとか剣で防いだが、体には斬撃による傷だらけだ。
「お前よくやってくれたな」
爆裂槌はもう戻ってきている。次の重解はもう打てる。
ーー奥義・百花繚乱ーー
その瞬間花吹雪のように消えていった。どこにいった?
うしろだ
ーー鉄拳ーー
違う。これは幻術と突き技の混合攻撃。まともに食らったら死ぬ。
上だ、
ーー鉄拳ーー
キンッ
激しい金属のぶつかりの音が聞こえる。どこにいる感じるんだ。
右下、
ーー鉄拳ーー
カンッ
弾いた音だけがこの場に残る。どこにいるかわからない。
ーー重解・投ーー
これは自分の周りを回るように爆裂槌を投げた。意志のあるハンマーはこの周りを回ってくれる。
うしろ、
俺は攻撃を避け卵を顔に投げる。
「ぐうっ」
よし今は前が見えないはずだ。俺は感覚を研ぎ澄まし次の一手を考える。
ここだ、
ーー鉄拳ーー
パァリーン
ガラルの剣が折れた。よしこれなら鉄拳がさらに通る。
うしろ、
ーー鉄拳ーー
「ぐっ」
鉄拳は攻撃を防ぎながらガラルの体に当たる。
これならダメージを与えながら防げる。
前から馬鹿正直にきた。ここで決める。
ーー鉄拳・殺ーー
バッ
消えた。幻覚か、上だ。
俺は後ろに下がって避ける。しかしそれに合わせても詰めてくる。
・・一閃・・
光剣流派の代表的な技だ。なぜこいつが。
「うぐっ」
攻撃は俺の右肩を深く切り裂く。しかしまだガラルの攻撃は終わらない。
ーー薔薇の舞ーー
ーーハードステップーー
重いものを持たないと威力が出ない。
俺はすぐに爆裂槌を呼び戻す。
ーー千本咲ーー
ーー鉄拳・爆連ーー
折れた剣では俺にはなかなか届かない。
ーー鉄拳ーー
・・一輪の美・・
防がれても反撃は射程が短い。これなら詰めれる。俺は距離を詰める。
ーーハードアタックーー
ーー桜吹雪ーー
ここだ、
ーー鉄拳ーー
鉄拳はガラルの左顔に直撃した。
ガラルは下がろうとするが俺はそれをさせない。
ーー重解・突ーー
ガラルはなんとか避けるが俺は次の攻撃を叩き込む。
ーー鉄拳・裂ーー
俺はガラルの顔に切り傷を負わせてそのに卵を投げ込む。ガラルは目を守るがそれはわかっている。
「ぎゃぁぁ」
俺は情報屋のおっちゃんのところで買ったスパイスを入れておいた。刺激強めだ。
ーー重解・滅ーー
ガラルは剣で防ごうとするが滅は受けきれない。
バーンバリッボリッ
ガラルは吹き飛び、斬撃と爆発と骨の砕ける音がこの会場に響く。
まだ立とうとするので俺は最後の攻撃を叩き込む。
ーー鉄拳・爆連ーー
鉄拳はガラルの剣を破壊し、袋叩きの形になった。
「まだ終わっていないぞ」
ガラルは反撃の拳を向けてくる。俺はそれに拳で答える。
ーー鉄拳ーー
「ぐおっ」
俺は横腹に裏拳を打ち込む。こいつには死んでほしくないから鉄拳・殺は打たない。肋骨は折れるだろうが大丈夫だ。
「うぉぉぉ」
まだ立ち上がり反撃してくる。もう剣も使い物にならず左腕と肋骨含み何十箇所を骨折をしているはずだが、まだ勝利に執着する。
ーー鉄拳・爆連ーー
俺は爆連はでガラルを殴り飛ばす。感覚的に右腕と肋骨を折った感覚があった。
「まだ…ま…だやれる」
ヨレヨレでも俺に向かってくる。両腕は見たことない方向に曲がっている。
ガラルは俺に蹴りを仕掛ける。
ーー鉄拳ーー
バリッ
俺はその足を鉄拳で殴る。足は完全に折れた。
「終わって…ない。まだ…負け…てない」
その目は完全に常軌を逸している。目の前の敵しか見えてない。
傍観者も彼を異物を見るような目で見ている。
ーー鉄拳ーー
バリバリバリッ
骨がどんどん砕けていく。それでもこいつは向かってくる。
審判のやめの合図はまだ来ない。こいつはなぜ気絶しない。
ーー鉄拳ーー
俺は強めの鉄拳を顔面に打ち込む。ガードの姿勢を見せていたが防げるわけがない。
ガラルは吹き飛ばされた。額には大量の出血が見られる。
「……だ」
まだ立ち上がり戦おうとする。こいつはもう気絶しているはずだ。本能がこいつを奮い立たせ反撃をしている。
もうまっすぐ歩けていない。前も見えていない。どこに行っているのかわからない。
これを続ける意味はあるのだろうか。
ーー鉄拳・爆連ーー
俺は両足を砕き勝負を決めにいく。これでもう立てないはずだ。
「………」
まだ向かってくる。立てていないが向かってくる。地面にのたれながら俺に向かってくる。
「これ以上俺は攻撃をしたくない」
「……」
「お前はもう戦えないだろ。死ぬぞ」
「……」
返事はない。審判の方を向くがおそらく気絶まで終われないのだろう。
とっくに正気を保っていないというのに。
ヨレヨレとガラルは立ち上がった。俺は少し悩んで決めた。
「ごめんな」
ーー鉄拳・殺ーー
俺は威力を少し落とし貫通しないようにみぞおちを殴り込んだ。
ガラル・ファリオンは吹き飛んだ。80mは吹き飛んだ。これで終わりだ。
「そこまで、勝者コースケ・コーディン」
合図がなった。なんとも言えない状況だ。
「俺はガラルのところに走り、持ち上げ走って治癒魔術師のところに向かう」
治癒魔法陣は致命傷にはならないというがこれだけ食らっていたらまずい。
「これを助けてくれ」
「そいつどうしたんだよ。これ…ひどいな」
「なかなかそいつが諦めないせいで戦いが長引いた」
「大丈夫だ死にはしない。回復には2年ほどかかると思うが」
「よかった。死なないという言葉を聞けただけで嬉しいさ」
俺はその言葉を聞いて安心した。
ーー帰宅ーー
俺は疲れ切った体で宿の椅子に腰をかけた。次の試験は3日後らしく2日分の食料をもってこいとのことだ。
今日は疲れた。
しかし今日全勝できたのはかなりの自信になる。
そう思いながら俺は寝ることにした。




