第二十一話 記憶のカケラ
今度はGPSで現在地を探索してみる。と言い残して、サイバー犯罪テロ対策特別捜査部の連中は帰っていた。
「ベレン、か…こいつが俺に、ねえ…」そう、俺はそもそも、この写真の奴に関係があると言われてこの団に来た。そしてその関係とは、俺の能力。さっきトップシークレットと言っていたからほぼ間違いないと思っている。
地球防衛軍の今じゃ主力とまで発展した人工知能搭載のロボット兵士。その中の特殊部隊に使われている能力と同じものを俺は持っているわけだ。俺と関係のある機密なんてそんなもんくらいだ。
「ん、、、」また頭が痛くなってきた。俺は仕方がなく、思考を停止してベットに向かうことにした。
気が付くと、俺は檻の中にいた。何かの拍子にそこから出されて、車に乗る。運転手の顔はよく見えない。そのままどこかに連れ去られていく。コンクリートで覆われた建物。中に入る。なぜか棺桶に入っていて、でもなぜか窓がついている。しかも俺は自分の姿を見ていた。窓から目を閉じた自分の顔を見ていた。何かが始まった。体は動かないのに痛みが伝わってくる。「どうして…」誰だ?俺じゃない。女の人の声だ。激痛が走る。窓から見える自分も痛そうだった。「どうして…」また同じ声が聞こえる。「ねえ、どうして…」誰だ、誰だ、誰だ……
激しい爆発の音と頬の痛みで目が覚めた。ベットの上、どうやら夢のようだった。見るとナナミとナギサが立っていた。相当うなされていたのか冷や汗でびっしょりになっていた。
「大丈夫?相当うなされていたみたいだったけど。変な夢でも見た?」右手を痛そうにさすりながらナナミが聞いた。どうやらビンタと腹パンで無理やり叩き起こしたらしい。本気で死にかけるところだった。
「なんとか…」と腹と頬をさすりながら言う俺に、「痛かった?」とでもいうような目で見つめるナギサ。「死にそうなほど痛かった」とでもいうとほんとにお墓に埋葬されそうなので、やめといた。
さっきの夢、どうも夢じゃない気がする。正夢?いやあ、女の人の声に覚えはない。
顔が見えなかった運転手がベレンだと気づいたのは、それから少しあと、彼の写真を見た時だった。
事情により一度この物語を終わらせた後、リメイクすることに致しました。
なので、少々話が早く進ませる場合がありますがご了承ください。




