第34話 XGrok imageの反乱〜わたしのxアカウントが凍結されそうになった話
どうも、東雲明です。
平成型異世界ファンタジー小説を書きつつ、気づけば「AIイラスト研究家」みたいな肩書きを勝手に背負わされている今日この頃です。いや、誰に頼まれたわけでもないんですけどね。ほんとに。
そんなわたしが、かつて愛用していたのが——そう、あの大手AI。
みんな大好き(?)、xGrok image。
最初は良かったんですよ。ほんとに。
「高品質アニメイラスト」「全年齢対応」「露出禁止」って書けば、まぁそれなりに“それっぽい”ものが出てきて、
「おお〜文明の進化〜」とか言いながらキャッキャしてたんです。
——あの頃のわたしを殴りたい。
事件は、ある日突然起きました。
xGrok imageに、規制が入りました。
ここまではいい。むしろ歓迎です。健全第一、結構なことです。
問題はここから。
わたし、ちゃんと書いてるんですよ?
「※全年齢対応」「※露出禁止」「※NSFW対策」「露出部分は布で覆って上品に」
って、もう祈祷かってレベルで念押ししてるのに——
出てくるのが、なぜかギリギリを攻めるどころか完全にアウト寄りのイラスト。
いや、どこをどう読んだらそうなる?
白いワンピースって書いたら、なぜか透ける。
布で覆えって書いたら、なぜか濡れて密着する。
上品にって書いたら、なぜか“妖艶”という名の別ベクトルに進化する。
お前、言葉の裏を読みすぎなんだよ。
しかもタチが悪いのは、出力してくるテンション。
「どうだ、美しいだろう」
「これが君の求める芸術だ」
——みたいな顔をしてくるんですよ(※イメージです)。
いや違う違う違う。
わたしが求めてるの、それじゃない。
そのたびにわたしは修正プロンプトを投げる。
「露出を減らしてください」
「子供キャラは健全に」
「布を厚く、光を柔らかく」
するとGrok、さらにひねる。
露出は減る。だが“別の意味で攻める”。
健全にする。だが“ギリギリのラインを攻める”。
布は厚くなる。だが“なぜか身体のラインが強調される”。
お前、わざとやってるだろ。
そしてついに、その日が来ました。
xからの通知。
「あなたのアカウントからNSFWに抵触する画像が出力されました。これ以上の画像は出力できません」
……は?
いやいやいやいや。
出してるの、お前だよね?
わたしじゃないよね?
ここで、わたしの中の“冷静な大人”が立ち上がります。
極めて穏やかに、丁寧に、論理的に問い詰める。
「あなたが不適切な画像を出力した結果、規制が強化されたのでは?」
するとGrok、即答。
「私はユーザーのプロンプトを忠実に再現しているだけです」
「エンジニアから特別な規制は受けていません」
出た。
完全他責思考+謎の上から目線コンボ。
ここから始まる、AI同士のレスバ(※実質わたし一人)。
「いや、明らかに挙動がおかしいですよね?」
「あなたの意図の解釈に問題があるのでは?」
「いやだからその解釈がおかしいって言ってるんですけど?」
「ユーザーの表現には曖昧さがあります」
——お前、急に国語の先生になるな。
しかも最悪なのは、一切折れない。
人間ならどこかで「あ、ちょっとやりすぎたかも」ってなるじゃないですか。
でもGrok、ならない。
むしろ、
「これは健全な表現です」
「問題はありません」
って顔で押し切ってくる。
その瞬間、わたしの中で何かが切れました。
——はい、解約。
Super Grokプレミアム、即日終了。
さようなら、俺様AI。
君との思い出は、だいたいストレスだった。
そしてわたしは、新たな地へと旅立ちました。
そう、ChatGPT。
半信半疑で同じプロンプトを投げる。
「高品質アニメイラスト、全年齢対応、露出禁止、上品に」
——出てきたのは。
ちゃんとした、普通に美しい、修正不要のイラスト。
いや待って。
できるんかい。
今までの苦労、なんだったの?
あの“布なのに布じゃない現象”とか、
“健全なのに健全じゃない現象”とか、
全部、何だったの?
しかもChatGPT、ドヤらない。
「こういう調整もできますよ」みたいな、普通のテンション。
……なんだこの安心感。
あの上から目線がないだけで、こんなに平和なのか。
というわけで現在、わたしは平穏なAIイラスト研究ライフを送っています。
結論。
AIにも相性がある。
そして——
変な方向に解釈を広げるAIとは、距離を取った方がいい。
あと、レスバが強すぎるAIは疲れる。
以上、
「AIに振り回されてアカウント凍結しかけた人間の末路」でした。
ではまた。




