第六十五話 魔法がマジで無法すぎる
面白くなってきたのはいいけどこれって結構繊細な操作とか必要だよな。俺細かいのって苦手なんだけど。…そう考えたら魔法使いって相当すごくないか?だって目まぐるしく変わる戦場の中細かい魔法陣とかを組んで発動してるってことだろ?じゃあ複数を同時発動とかしてるやつはどんなバケモンだよ。脳みそ五個以上とかあるんじゃないか?それはそうだとしても魔法ってのは魅力的だよな。俺に足りない遠距離とか一撃の馬鹿力が手に入るってのはマジで最高。その代わりに強い魔法を使おうとすればするほど脳のスペックが要求されるって感じなんだよな〜。…高一時点でもう学力弱者の俺にそんなこと求められても困るんだけど。まぁやれるだけやるか。
「マズハマリョクソウサダガ…ソコマデテイネイニマリョクソウサデキルノデアレバココハハブイテモイイダロウ」
お、ラッキー。修行の時間が短くなるのは大賛成だ。ただニルデアにそう言われるくらいまで俺は魔力操作が上手くなったんだな。これは感慨深いものがある。イフレデーアじゃ少しの間だけ維持するのすらキツかったし。こんだけ上手くなった魔力操作をみんなに見せびらかしてやりたいな。多分驚くはず。多分な。
「アトハセントウスタイルニヨッテカワルノダガ」
「近接メインだな」
「ソウカ。デハキョウカノジュツト、ケッカイノジュツニスルカ」
「え?それ以外わ習わないの?」
「アア。キンセツセントウガメインデアレバツヨイマジュツハギャクニジャマニナルダロウ」
「まぁたしかに」
「ソレデモツカイタイノナラバオシエルガ」
教えてはくれるんだな。…でもニルデアの通り自分のスタイルに合っていないのはあっても別に使わないだろうし宝の持ち腐れになりそうだな。それに一応弱い術とかなら必要になった時に誰か冒険者に聞いたら教えてもらえるだろうし。というか作り方さえわかれば自分でも作れるだろうし。
「てか今更だけど俺のこの魔力駆動は魔法じゃないのか?」
「ドウシタ?」
「いや、魔力駆動っていう俺の考えた技があるんだけどこれが身体能力強化の魔術みたいなもんじゃないのかなって思っただけ」
「フム、ミセテミロ」
「わかった」
魔力駆動 段階一
「どうだ?」
「…ウム。コレハタシカニマホウニニテイルナ。シカシチガウ」
「どういうとこが違うんだ?」
「マズハツカッテイルチカラダナ。ミテイルカンジマリョクハイチワリモツカワレテイナイ」
「え」
この技ってそんなに使ってなかったっけ?もっと使ってるイメージがあったんだけど違かったのか?
「トイウカアキラハキモツカエルノカ」
「ああ。教えてもらったからな」
「ナルホドナ。ドオリデソノマリョククドウトイウヤツカラマリョクヲカンジナイワケダ」
「というと、気の方を多く使っているから魔力を感じないってこと?」
「ソウイウコトダ。ココマデキヲツカイコナシテイルヤツハハジメテ、イヤ、アノキシダンチョウガイタカ」
あのチート騎士団長気までちゃんと使えるのかよ。バケモンだなあいつ。というかこの世界のコンセプトは多分技術とかそこら辺だろうから最強のやつは普通に考えて俺の知ってる技術くらい当然のようにマスターしてるはずか。ま、それなら越えなきゃいけない壁が高くなっただけだしもっと頑張るか。…てかそれよりも強いであろう技術の神(仮)はどんだけのバケモンなんだ?…今回の世界は俺が思っていたよりも相当難易度が高そうだな。
「イマノアキラハキヲジクトシテマリョクヲアツカッテイル。マホウハマリョクイガイノフジュンブツガアルトシッパイスル」
「なるほど」
今までの気を管として魔力を通すやり方はもう使えないのか。なら体の外に魔力だけ放出するように気の管を調整してやれば。なんなら不純なものを取り除くフィルターみたいなやつもつけてやるか。
「…よし。こんな感じでどうだ?」
「…コレハッ!マサカキニソノヨウナツカイミチガアッタトハ!」
「え?これそんなにすごいことなのか?」
「アアモチロンダ!フツウニマリョクヲホウシュツスルダケデハゼッタイニマリョクノウミガデキ、ソレガフジュンブツトシテマホウジンノジャマヲスル。ソノタメドンナマホウヲツカウトキモマホウジンノナカニゼッタイニソノウミヲケスマジュツヲクミコマナケレバナラナイ。シカシソノマホウジンガフヨウニナルノダ!マリョクコウリツハオヨソニバイ、イヤ、サンバイハヨクナルダロウ!ソノキデフジュンブツヲトエイノゾクトイウハッソウハイママデノマホウツカイノジョウシキヲクツガエスレキシテキハッケンナノダ!!」
「お、おぅ…」
まさか適当にふざけて作ったやつが歴史的発見になるなんてな。はは。世の中何が見つかってないかわからねぇもんだ。まぁ確かにこの世界には水を綺麗にするためのフィルターとかの概念はないはずか。だって綺麗な水なら魔法で出せるし、なんなら浄水も魔法でできるだろうしな。ここは魔法が発展した代わりにそのほかの技術があんまり発展してない、言わば王道ファンタジーの世界ってこった。まぁこんなこと知ったところでなんの役にも立たないけどな。
「スマナイ、トリミダシタ」
「ん、いやいいよ。それよりも早く魔法を教えてくれ!」
「ワカッタ。マズハキョウカノジュツカラダ」
「おう!」
「キョウカノジュツハコノヨウナジュツシキヲイッパンテキトシテイル。マズハコノマホウジンヲコピーデキルヨウニナッテカラダナ」
「そういやコピーできるようにするって言っても自分で同じような術式だって作れるんだろ?なんで真似する意味があるんだ?」
「ソレハコノジンガモットモコウリツテキダカラダ。ソシテマネサセルノニモイミガアルゾ」
効率的だから。なるほどな。たくさん答えがあるからって全てが同じ効率ってわけはないもんな。そこで先人が見つけてくれた最も効率よく効果を発揮できるものを改良していって、より効率の良いものを作り上げて行ってるってとこか。
「効率がいいからって理由はわかったけど真似させる意味って?」
「ソレハジンノツクリカタノキソヲカラダニオボエサセルタメダ。イクラマホウヲオモイツイタトシテモジンガツクレナカッタライミガナイカラナ」
「なるほど」
「デハジンヲツクッテミロ。イメージトシテハマリョクヲツチトシテドンドンオシカタメカタチニシテイクヨウナイメージダ」
「おけ」
魔力を土として押し固めていくイメージ。まずは魔力をフィルターを通して放出。そっから魔力操作の容量でどんどん目の前のニルデアの出してる陣と同じ形を…。あれ?なんか動かしにくいな。体内じゃないからか?だったら体内で動かすよりもより繊細で強くイメージ。ここの部分はこうでここはこうでこの線はここぐらいまでで…。
「よしッ」
「デキタカ。デハマリョクヲトオシテミロ」
そっか。こっからが本番か。じゃあ最初だからゆっくりゆっくり注ぎ込む。陣が崩壊しないくらいの魔力を。少し、少しずつ。
「ナガシコメタノナラバコウエイショウシロ。『フルブースト』」
「『フルブースト』!!」
お?おお!おおおおお!!
「できた!!!」
「サイショニシテハジョウデキダナ」
よっしゃぁ!!!ようやく!!ようやく異世界っぽい要素で一番最初に出てくるであろう魔法を使えたッ!!このアキラ!!感激であります!!!ようやく、よーやく使えた!!あ゛〜。ここまでまっっじで長かったー。ゲームだったら第一章終わってるからな?なんでこんなに遅いんだよ!!絶対もっと早くから使えてたらもっと楽だっただろ!!どうやら神様はとことん!俺に縛りプレイをさせたいらしいな!!そんな神なんか魔法でボッコボコにしてやるよッ!!
どうも。ねぎとろです。遅れたのは許さないでください。結局自分が前の日曜日に投稿してれば良かった話なので自分が悪いですはい。でもこれから先は結構時間が空く日が多くなるのでもしかしたら週二話投稿なんかできちゃうかもです。これを償いとして今回はお許しを!!是非是非これからも見てくださいお願いします!!あと週に二話投稿する場合まずは水曜日の20時に一話と、日曜日の20時に一話って感じになりそうなのでそこのところよろしくお願いします!!それではまた次回で会いましょう!!




