第五十七話 嫌な予感
「では今から二次試験を始める。二次試験は銅級程度の依頼をこなすことだ」
そうだった二次試験があるんだったな。てか今更気づいたけどなんで銅級の依頼なんだ?その一個下に鉄級があるってのになんでわざわざ銅級の依頼?
「なぁ、なんで銅級の依頼なんだ?その一個下の階級の鉄級相当の依頼じゃないのか?」
「それは「駆け出しの子達を死なせないためさ」
大人しいと思ったら話に割り込んでくるのかよ。こいつ強いけどやっぱり目立ちたがりのキザ野郎だな。それでグイグイくる感じだし、俺が最も苦手とするクラスの中心タイプの陽キャ人間だからか生理的に受け付けない。それでも実力があるからムカつくんだよな。異世界ってなんでこう言う変人ばっか強いんだろうか。そう言う法則でもあるのか?
「この冒険者の世界は階級によってある一定の難易度までの依頼を受けれるんだけど銅級から駆け出しには少し危ない依頼まで受けれるようになるんだよね。だから威勢のいい駆け出し達の死亡率を下げるために見習い期間みたいな感じで鉄級があるのさッ!」
「は、はぁ」
でも確かに合理的ではあるな。冒険者は上に上がれば上がるほど数が減っていくから少しでも上に行けるものを増やすために駆け出しを絶対に死なせないってのは大切だと思う。…でもなんかこいつに論破されたみたいでなんかなー。有能なのはわかるけど変人なんだよなー。逆にそれでバランスとってるのか?だったら俺にもチートの一つくらい…って一応もらってるんだったな。そう考えたらチートより強い世界の強者どもはどうなってるんだ?俺が力を使いこなせてないだけなのか?まぁそれもあると思うけど俺は世界の猛者どもがバケモン説も推したい。
「ではパーティーを組むのであれば組んでくれ。逆に組まなくてもいいぞ」
…どうしようか。確かに安全重視したら組んだ方が100億万%いいんだろうけど手っ取り早くランクを上げたい俺にとっては組まない方が力をアピールできるだろうし、あの天才とか言われてたえーっと、誰だっけ?まぁそいつもあんまり強くなかったし俺一人の方が早かったりするかもな。よし、じゃあソロで行くか!
「じゃあ俺はソロで受ける」
「わかった。では、他の者たちはどうする?」
って固まってね?まるで時が止まったみたいに…。
「まぁこの反応は当然だと思うね」
「そうか?」
「なんたってこの僕ッ!と、新人がいい勝負してたからね。驚くのも無理はないさ」
「でもあんた結構手加減してただろ?」
「いいや、最後は本気で防がなかったら多分喰らって負けていたのは僕だと思うよ?」
へっ、言ってくれるじゃねぇか。でも実際最初から本気でかかってこられたら負けるのは俺で確定だったし俺ももっと強くならないとな。…多分この世界のボスはグランディアのフィゾウズなんかより強いはずだからな。この世界の人に負けてるようじゃ勝てない。それに今のままじゃイフレデーアで通じないだろうしな。まだ強くならないと。
「…ッは!えーっと確かミカレ様と新人が打ち合ってて…あれ?何があったんだっけ?確かそのあと僕が…」
おいおい。いらんもんがついてねぇか?打ち合って俺が負けて終わりでお前は何にもしてないだろ。はぁ、こいつら全員が起きるのを待ってたら時間を取られるだけかもな。だったら今すぐ依頼を受けたいんだけど。
「なぁ、俺だけ先に依頼受けてていいか?」
「…そうだな。ではアキラ、お前にはスライムを5体討伐をしてもらう。討伐の証明はスライムの核をもってこい」
「はい」
よし、さっさと終わらせてくるか。まぁこの世界のスライムくらい余裕…なはず。イフレデーアの魔法使ってくるスライムが頭をよぎって嫌な感じ。まぁこの世界の試験に採用されるくらいだし余裕だろ。まぁここで色々考えてても意味ないし行きますか!
「ってそういえばどこにいるんだ?」
確かに試験を受けたけれども俺は全く地理がわからん。つまりここで結構詰み…となるのは昔の俺だ。今の俺にはさまざまなことを乗り越えて鍛えられたコミュニケーション能力がある!つまり!ギルドの受付に聞くことができると言うことだ!!すごいだろう!!俺の成長を見せてやるぜ!!
「あのー、スライムの生息地ってどこですかね?」
「スライムですか?あ〜、試験を受けているんですね。スライムの生息地は魔の森です。試験、頑張ってくださいね!」
「はい、ありがとうございます!」
ヨッッッッシ!!完璧にやり切ったぞ!!これが俺のコミュ力ってことだ!フハハハハハ!人に話しかけるのが怖くて結局一人で過ごしがちだった昔とは違う!!俺はコミュ力という武器を手に入れたんだ!!それで魔の森だっけ?魔の森…魔の森?あっるえぇぇぇ?おっかしぃぞぉぉぉ??確か俺の記憶が正しければ魔の森ってex級のバケモンがいるんじゃなかったっけ?そこにスライムが?スーーーー。何?『腹決めていってこい。死んだらドンマイ⭐︎』ってことか!?いやいやいやいや、いくら遭遇率が低いからって試験をそこでするのは意味わからないでしょうよマジで。マジで死ねって言ってるようなもんだろ!?いや、でもあいつがうろついてるのは国の跡地とか言ってたっけ?だったら会う可能性がめちゃくちゃ低い…いや、国の跡地にさえ近寄らなければ遭遇しないから一応安全ってことなのか?…よし。めっっちゃ浅い場所でスライムを探そう、うんそうしよう。絶対に倒さないといけないイベント以外で強い奴と戦うのなんてゴメンだし。よし、腹を決めて行くぞ!待ってろよ魔の森!!
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「はい。確かにスライムの核ですね。これにて試験は終了とします。お疲れ様でした。それでは結果が出るまで少し待っていてください」
…やっぱり俺の知るスライム像が正しいよな?スライムなのに知性があって草むらから奇襲してきたり、魔法使ってきたり、木が一瞬で蒸発する酸を放ってきたりしないよな。俺の知るスライムはこの頭イカれたやつかラノベでよく出てくる人畜無害な感じのスライムなんだけど、普通スライムって雑魚だよな。うんうんそうだよな。たくさんいて、楽しく跳ね回ってて、敵を見つけたらちょっと服が溶けるくらいの酸とか、何にも痛くないタックルをしてくる存在だよな。うんうん。…この世界のスライム、俺の想像通りだったな。俺、初めてかも。異世界きて初めてモンスターってカンワイッッ!!って思ったの。前の世界は顔が怖い悪魔のバケモンしかいなかったし、イフレデーアもまさしくモンスターって見た目でどんなやつでもバケモン強くてで恐怖しか感じなかったし。…いいな、この世界。だってこの世界のスライムめっちゃ可愛いんだぜ?なんたって突進もなんも痛くないし、酸も吐いてくる個体の方が少ないし、その酸もクッッッソ弱すぎてただの水にしか感じないし。俺なんて初めて見た時全速力で近づいて核ぶった斬ったの攻撃仕掛けたの。そしたらほかのスライムが怖いのか震えてるの。プルプル。俺その瞬間地面に倒れ込んだね。そしたらスライムが寄ってきて俺をぷにぷにつついたりちょっと突進してきたりするの。もう可愛いのなんのって。現場に到着してからスライム5体討伐するよりも戯れてた方が時間使ったわ。それにちょっと優しくしたら懐いてくれたの。初めてだね。いや、俺の元いた日本で推しに尊死したから2回目か。尊死したの。しかもデザインも水色のボディにちょっとだけ光ってる黄色の目がある感じでめちゃくちゃ可愛いの。え?じゃあ5体もどうやって倒したのかって?そんなのこのスライム達と全く似ても似つかない凶暴なスライム狩ったに決まってるだろ?…それにしてもあそこは良かったな〜。何回か通うことになりそう。
「あの聞いてますか?」
「あ!!いや、すんません…」
「はぁ。ではもう一度。試験の結果が出ました。結果は非常に優秀ということで金級スタートとなります。それではこれが冒険者カードとなります。再発行は料金がかかりますので大事にしてください」
「ありがとうございます」
それにしても金級スタートはいい出だしだな。このままチタナイトまで駆け上がれるように頑張るか。それにしても嫌な気配が的中しなかったのはいいことだったn「緊急!!緊急!!!!」
「なにがあったんですか!?」「それが…」
ふー。主人公ってのは辛いぜチクショウ!!
どうも。ねぎとろです。確かに1時間すぎましたけどいつもより早いのでお許しを!!何せ最近色々悩んでることがありまして。ここでは書けないようなことばっかりなので詳しくはあんまりいえないのですがまぁ自分も人間なんでね。ちょっとくらいのミスは許してください!でもいつもより早いのは少しの成長だと思うのでこのまま頑張りたいと思います!そして次も出せるように悩みを頑張って解消しようと思います。まぁこんな変なスタンスですけどいつも見てくださってありがとうございます!結構心の支えになってることが多いので読んでくれると幸いです!あ、ちなみに自殺するとか失踪するとかはないと思うのでそこだけは安心を!では今からすることがまだまだあるので今回はこのぐらいで!それでは次の話も読んでください!!お願いしますね!次出るのは17日の20時くらいに出せたらなって思います!それでは!!




