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とても大切なお知らせです。

一月ほど新たにアカウントを作り直してここまで連載してきましたが、他サイトでの契約作品の連載に集中する為、こちらの作品は本当に申し訳ないでのすが、ここで休載とさせていただきます。

折を見てどこかしらで続きを掲載すると思いますが、今はまだ手一杯の状態で目処もついていません。

それに伴い、27日でこちらでの活動も終了させていただきます。どうぞご了承ください。

ここまで応援してくださった皆様、本当に今までありがとうございました!

またいつか、どこかでお会いできたら嬉しく思います。その時はまた、どうぞよろしくお願いします!

 そう言って見せてくれたのは、ナユタがこの家で何故か一緒になって楽しげに食事をしている姿だ。


「ちょっと! 居候増えてるじゃないの!」

「ほんとじゃねぇか! この未来も駄目だろ! 何だって城の奴らがどんどんここに吸い寄せられてくるんだよ!」

「それは僕に言われてましても。何にしてもこの直前の絵はナユタと魔王が握手を交わす所でした。トワも見ていましたね?」


 セターレがトワに問いかけると、トワは神妙な面持ちで頷いた。その顔は何かに気づいたのか妙に真剣だ。


「どうかしたの?」

「いや……。姫、こうなったらナユタもこちら側に引いれるべきでは?」

「そうね。もうなりふり構ってられないわ。魔王が蘇るのならなおさらよ。ナユタ、よく聞いてちょうだい。全てをあなたに話すわ」


 そう言ってルチルが珍しく真剣な顔をして話し始めた。それをナユタはどこか半信半疑で聞いていたが、やがてこの世界が異世界で物語になっていたかもしれないと聞いて息を呑んだ。


「——という訳なのよ。信じるかどうかはあたなに任せるわ。でもここに集まっている人たちと各騎士団の団長はこの話を既に知ってる」

「……信じがたい事ではありますが、夢は神の物と言いますし、その神が誰かの夢にこの世界での出来事を彼女たちの世界の人に見せたのかもしれませんね。そしてそれを創作物として世に出した……なるほど、面白い」


 小さく笑いを噛み殺す姿は間違いなくセターレと同じ人種だ。つまり先程セターレがナユタを苦手だと言ったのは、いわゆる同族嫌悪なのだろう。


「とは言え私はここが何のお話なのかまでは全く分からないんだけどね。ただ聖女が持ってるスマホは多分すごく厄介だよ」

「そうなの?」

「うん。あれには本当に叡智が詰まってるもの。正しい知識も間違えた知識もね。それを駆使して聖女はこれからこの国の改革をしようとするんじゃないかなぁ」

「国の改革?」

「うん。騎士団の人たちの話によると識字率と計算力を上げようとしてるんだって。そういうのをこれからどんどんしていくつもりなんじゃないかなって」


 私の言葉にナユタは腕を組んで頷いた。


「なるほどね。そのやり方がそのスマホという物に入ってる訳だ」

「そういう事。ただまぁスマホはあくまでもやり方を教えてくれるだけで、実際に動くのは自分だからね。例えば何かを作ろうとしたって、コネがなきゃ何にも出来ないじゃん。誰かを動かすにしたって信頼されないと無理よね?」

「ヒマリの言う通りです。結局どれほど便利な物を持っていようとも使う者によっては武器にすらならない。聖女という立場から命令をすれば人々は動くでしょう。ですが、それも最初のうちだけですよ」


 何かの実体験なのか何なのか、トワの言葉には妙に説得力があった。


「分かった。やっぱり僕もここに引っ越してこよう。君が思いつく物を僕の功績にして作り上げるよ。その方が都合が良いんでしょ?」

「うん! ありがとう、ナユタさん!」

「構わないよ」

「良かったじゃないヒマリ! これで感染症のフレッドからも便利機器のナユタからも収入を得られるわよ!」

「ほんとじゃない! あれ? もしかしてもう仕事しなくて良いんじゃない!? いよいよ社畜卒業じゃない!?」


 ルチルの言葉に顔を輝かせた私を見てクリスとトワが白い目を向けてくるし、ナユタは首を傾げて尋ねてきた。

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