第25話 狩り
上手く戦闘シーンを書けた気がしない。
戦闘シーンは難しいです。
「さて、狩りに行くか!!」
ガシッ
唐突に桜から肩を掴まれた。
「なんだ?」
「なんだ?じゃない...契約モンスターは?」
「あぁ、えぇと」
どうしよう、桜には言った方がいいかな?焔について。
序盤の敵には強すぎるかもしれないから、なるべく連れていきたくないんだよなぁ。
「もしかして、契約モンスター居ない訳じゃないわよね?」
「いや、いるんだが...」
「だが、何?」
よし!言っちゃおう!桜だったら掲示板とかに安易に情報を載せないだろう...多分。
「えっとなぁ、契約モンスターはいるにはいるんだが、一つ問題があってな」
「問題?」
「あぁ、強すぎることなんだよ」
「はぁ?どう言う事?」
「ステータスが序盤にしては高いし、スキルも色々持ってた」
「...」
「序盤の方では、イレギュラーがない限り契約モンスターを狩りに連れていきたくないんだ、もし、連れて行ってパワーレベリングなんてしたら、俺のプレイヤースキルもつかないしな」
「なるほどね、まあ、大体分かったわ、パワーレベリングが為にならないのは私もわかってるし、その代わり後でアニマの契約モンスターを見せてもらうからね」
「分かった」
「じゃ、狩りに行きましょうか」
「おうっ!」
俺は初めて街の外に踏み出した。
------------------------アニマ移動中---------------------
【エリア:初心者の草原】
やってきました、初心者御用達の狩場、初心者の草原。
...エリア名もうちょっと捻れなかったのかな?
「しっかし、人沢山いるなぁ」
「そりゃそうよ、初日なんだし」
「確かに」
まあ、初日だから沢山居るわな、人。
「さて、まず何から狩るんだ?」
「ゴブリン」
ゴブリンか、どんな見た目してんだろ。
「こっちは、北側にはあんまり居なさそうだから南側、行くわよ」
「分かった」
南側は走ったらすぐ着いた。
「こっちも、そこそこいるけど北側よりは少ないな」
「えぇ、そうみたいね、じゃあ早速戦闘のお時間よ」
「グギャ、アギャ」 「ガギャ」 「アギャ」
草むらから変な鳴き声を出しながら、緑色の醜い顔をした小人が3匹現れた。
うん、思った以上にゴブリンらしいというか、なんというか、イメージ通りの存在だな。
「グギャァ!!」
雄叫びを上げながら俺に向かってきたのが、一匹、残りの二匹は桜の方へ行った。
俺が相手しているゴブリンは石で出来た斧が武器みたいだな。
取り敢えず、剣を抜き、構える。
構えが不格好だが、仕方ない...初心者だし。
ゴブリンは叫びながら、斧を振りかぶってきたが、俺はビビりながらもなんとか避ける。
本気で殺しに来られると怖い。
「おりゃっ!」
体制を立て直し、剣を横薙ぎに振るう。
...少しダメージが入ったようだ。ゴブリンはふらついている。
ふらついている隙をみて、また剣を振る。
ボガッ!!
「あれ?」
ゴブリンに剣を振ったら、ゴブリンが死んだ。
あの威力じゃあと何発か喰らわせないとダメだと思っていたんだが。
よく分からんから、後で桜に聞いてみよう。
桜の方は、二匹とも片付けたみたいだし。
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