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帰宅

俺達は憲兵所を出た。

ギルバートさんが声を掛けて来た。

「一旦、帰宅して準備を済ましてから

守備隊の兵舎の方に来てくれ

休みの時は帰宅しても良いが基本的には

兵舎で寝泊まりして貰う」


「分かりました。

では一旦、帰らせて貰います。」

2日ほど帰って無いだけで懐かしい思いだ。


診療所に入ってレジーナさんに会えた。

いきなりレジーナさんが飛び付いて来る。

「レイさん、よかった。」

俺は少し、びっくりしてしまった。

「レ、レジーナさん心配を掛けて、すみませんでした。」


「レイさんは悪くないわ

悪いのはアイツら、なんだから」

ようやく離れてくれた。少しホッとする。


ロベスさんも、やって来た。

「レイくんレジーナを助けてくれて、

ありがとう、感謝してる

私が守ると誓ったのに、また」

ロベスさんの顔が曇る。


「いえ、今回の事件は元はと言えば

俺が余計な事に首を突っ込んだ事が原因です。すみませんでした。」

俺は頭を下げる。

「それにロベスさんが動いてくれた

おかげで釈放されました。

ありがとうございます。」


「私は自分の出来る事をしたまでだ

あんな方法でしか助けられ無かった。

すまん」


「いえ、丁度よかったです。

仕事先も見つかりましたし

一石二鳥です。」

どうせ兵士以外の仕事のメドが付いて無かったのは事実だからな


レジーナさんとロベスさんとの話しを済ませて出発の準備を済ます。

とは言え俺の荷物は、ほとんど無いから

一瞬で終わらせ俺は別れの挨拶をする。


「今まで本当に、ありがとうございました。」

レジーナさんは悲しい顔をして居る。

「レイさんが居なく成ったら

また、私が帳簿作業をしなくちゃイケナイ

えーーん」

悲しいのは、そっちかーい

俺は心の中で突っ込んだ。

「休みの日には治療費用も払いに来るので、

少しは手伝いますよ」


「本当に!やったー」

ゲンキンな人だ。

良くも悪くもレジーナさんらしいけど


「治療費用関係なく

たまには遊びに来い

あと帳簿作業はしなくても良いぞ」


レジーナさんの顔が青ざめる

「な、な、なんて事を言うのロベス

レイさんは優しいから、手伝ってくれるわよ

ロベスこそ私に帳簿作業を押し付けて

鬼ー」


「帳簿作業は、お前が、やると言ったんだろうが最後まで責任を持ってやれ」


「人には向き不向きが有るんだよ

帳簿作業は不向きだったのよ」


「じゃあ、お前の得意な物は何なんだ

何か有るのか」


「何ですって、ムキー

もう許さない」

レジーナさんとロベスさんが言い争う


あー懐かしいな、この感じ


2人の争いが一段落してから

診療所を後にした。


シロとクロが付いて来る。

お前ら2匹も付いて来るのか?

「にゃあ」

いろんな事を忘れて居るから、

俺は持って行く物なんて無いと思って居たけど、どうやら大切な者を忘れて居たようだ。


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