恋愛発展編2/6:裏切りの躊躇い
ようやくレポート課題が一区切りつきました。決して小説の事を忘れてたわけじゃないです。
人物紹介
【ノージー・ハクーバ】(2)
この世界にいる女の子達とハーレムを作るために強くなる男。
実力はかなりのものだがチオニスに圧倒され、スターエイトにはなれなかった。
フレイジスとの会話で、”演技派なのは僕だけじゃない”,”身近の女の子に気をつけな”と発言している。
【??????????】
「チオニス・フエーラーを行動不能にし、その隙に奴を捕らえる。出来るよな?お前をターンライト学園に送ったのも、我々で奴に復讐するのが理由だからな。」
「まさかこの1か月半で、特別な感情が芽生えた訳じゃないよなぁ!?」
「……私は」
【フレイジス・コルエス】
「ぐおおぉぉ!」
「……はっ!」
「やぁ!」
「がああぁ!?」
俺とマンダリンはチオニスの家がある森へ向かう道中、次々と現れるモンスターと対峙していた。
「少し休憩……と言いたいところですけど、難しいですね。」
「そうです……ね!」
俺達は体力の消耗の事をなるべく頭に入れず、チオニスの家まで向かった。
「はぁっはぁっ……ここです。」
「こんな所に住居があるなんて……私達王族も把握していませんでした。」
マンダリンは驚いていた。
ここにチオニスはいるだろうか……?
「……コルエスさーん!」
「……っ!?」
呼びかける声がしたので振り返ると、パンチズとオイシーネがいた。
「どうしてここに来た……?」
「大変な事になってるみたいなので、ついてきました!」
「学園に来た時にオイシーネを見かけて、俺も同行することにした。今日の事は俺から親父に伝えておく。」
「ありがとう、助かる。」
二人が来て心強い。
「それと……ん?王女様!?」
「コルエスさん、いつの間に王女様と友達になったんですか!?」
「いや……チオニスを助けるのに協力してくれるみたいで……」
「……クラスメイトの一人なので。」
さっきは顔を赤らめてチオニスの事を口にしていたが、今回は冷静に答えた。
「よろしくお願いします、王女様。さて……フエーラーはここにいるのか?」
パンチズがそう聞く。
俺はドアを叩いたが……
「返事がないですね。」
「フエーラーはいないのか?」
「そのようですね……」
【チオニス・フエーラー】
<コンッコンッ>
(おい、誰かが扉叩いてるぞ。フレイジス・コルエスじゃないか?)
「……。」
(まぁ、仕方ないか……)
……踏ん張って出そうとしたう〇ちが丁度出た。
トイレから出て対応したいが、それどころじゃない……
【フレイジス・コルエス】
「家にいないようなので、一度休憩してから二手に分けて探しませんか?」
オイシーネがそう提案してきた。
全員が承諾し、20分程休憩した後話し合った結果……
俺とオイシーネ、マンダリンとパンチズの二手に分かれることにした。
俺はオイシーネと話をしながらモンスターと戦い、探し続けた。
「はぁはぁ、フエーラーってこんな危ない所から学園に来てるんですね。」
「はぁっはぁっ、そのようだな……あいつは強いから心配はしてないが。」
疲れた俺達は崖の隙間を見つけ、その中で休憩することにした。
「……やっぱり強いですね、コルエスさんは。」
「……チオニスと出会うまでは俺が一番強いと思ってた位には、自覚している。」
「……コルエスさん。コルエスさんがこの学園に来た理由って、強くなって世界最強になる為でしたっけ?」
いきなりオイシーネがそんな事を聞いてきた。
「……そうだ。俺がこの世界の誰よりも強くなって、モンスターから大切な人を守りたいと、昔から思っていたから。」
「……コルエスさんって、物語の主人公みたいですね。」
「……自分で言うのも何だが、確かに似てるかもな。」
物語の主人公か。
俺が物語に例えるとどんな人間なのか、今まで考えたことなかったな……
「私は……一つの目的を渡されて、この学園に来たんです。」
「はっ?」
目的?
そういえばオイシーネがこの学園に来た理由を、今まで聞いてこなかったな。
「私は、小さい頃家出をしたんです。お父さんがいつも私を殴ってきて、それに耐えられなくて……」
虐待か……
そういえばゲソダーネ姉妹もお母さんから虐待を受けていた。
毒親持ちの人って、意外と身近にいるものだな……
「家出して私を拾ってくれた人がいて、その人がお父さんの知り合いだったんです。」
そんな偶然……とも思ったが、俺とチオニスが異母兄弟という事実があった以上、そんな偶然もあるのかもしれない。
「その人が言ってたんです。私のお父さんがあんな風になった理由を。」
「……何だ?」
「お父さん、昔一人の子供にボコボコにされた事があって、そのせいで”ガキを見るとイライラするようになった”って。酷いですよね。」
「そんな親がいるのか……?いくら子供が嫌いだからって、実の娘に手を掛けるなんて……」
「私は、お母さんが私を産んだ直後にいなくなっちゃったから。お父さん、昔は優しかったから、そんな風にお父さんを変えたその子供に殺意が芽生えて……私は、お父さんが痛めつけられてるのを見てたから、尚更……!」
オイシーネから涙が流れた。
「それに、私を拾ってくれた人は2年前に、子供に家を燃やされてて……!その子供が……私のお父さんを痛めつけた子供と同一人物で……!」
「はっ……?」
「私は……その子供が来るっていう情報を手に入れて、この学園に来たんです。」
「……。」
「私が復讐を誓った奴は……私の想像とは違う人でした。」
「……は?」
最低なガキだと思って聞いていたが、何かあったのか?
「その人は私に優しくしてくれて、正義感があって、勉強も教えてくれて……演技じゃないかって疑ってても、心の奥底では……好きになっちゃいそうな位に……!」
「……ん?」
違和感が出てきた。
勉強を教えた?オイシーネに?俺以外に誰かが……?
「その人は……その人は……」
「……その人は?」
オイシーネは少し言葉が行き詰っていたが、しばらくし
「あなたです。」
(ガンッ!)
…………………は?
(~数時間後~)
「……!」
ここは……どこだ!?
「目が覚めたか、フレイジス・コルエス。」
何だここは!?体が麻痺して動かない!?
一体どうなって……!?オイシーネは……
「今”奴ら”にチオニス・フエーラーの家へ向かわせています。」
「よくやった。ふふ、彼女を学園に向かわせたのは正解だったな。」
「……何?」
何故こいつらからチオニスの名前が!?
「彼女……まさか……!?」
「そうだ、私も心配していたが、彼女は見事君を裏切ってくれたよ。パフエア・オイシーネがね。」
どうか私に……星という恵みを……
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