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八星の奥へUターン  作者: セカイエーゼロ?
第1章:かき氷にブラッドオレンジのシロップをかける
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炎の竜巻

人物紹介

【ウオドワー・キチエエテ】(2)

実技試験でイヤシヨコのストロング魔法を利用してズルをした。

現在両腕を喰われた状態でとあるモンスターに助けられている。

学園では行方不明扱い。



【フレイジス・コルエス】


~1-2~


『さぁどんどん行きましょう!第1ラウンド2回戦です!』


ベリリフィア・ゲソダーネ。

遺伝魔法の一つである”障壁魔法”の使い手で、半透明の壁を放出し攻撃を守る事が出来る。

ただ、ベリリフィアや妹のタンソフィアにとっては、防御以外の使い道も沢山あるらしい。

実際、キチエエテと戦ったベリリフィアは相手を壁で囲んで圧縮させようとしていた。


ただ、攻略法は存在する。オイシーネがそれを示してくれた。

以前の実技の授業の際、オイシーネは壁が出される前に攻撃を当てていた。

それは”俊足魔法”を使えるオイシーネだからこそ出来た事だが、示してくれた攻略法はその後……


『2回戦の一人目は……正しい手口で最強を目指しており、その実力は本物!今最もチオニス・フエーラーに近い男、”フレイジス・コルエス”!!』


「うおぉおぉおぉお!」

「目指せ王道の最強主人公ぉ!」

「あいつの固く閉ざされた秘密を!お前が溶かしてやれぇ!」


……俺はチオニス関連の話しか出てこないのかよ。


『対するは……ずっと真顔で無口な可愛い人形と一般クラスで秘かに言われている双子の姉!勉学は最強、”ベリリフィア・ゲソダーネ”!!』


一般クラスって変な奴も多いな。

俺達を敵視する奴も多いが、純粋に”憧れ”として見る人もいるって事か。


「……。」


「……。」


ベリリフィアは授業以外ずっと妹と一緒で、他人と話そうとしないし、むしろ話すのが嫌いそうだ。

俺もそれが分かってるから話しかけない。

……だけどとっても気まずい空気が流れている。


『始め!』


「はぁっ!」


まず俺は手始めにベリリフィアに近づきながら炎の球を放つ。

それを……


「……っ!」


障壁魔法で出した壁で防がれ、その直後ベリリフィアは新たな壁を放出した。

この壁は硬く、咄嗟に放つ魔法じゃびくともしない。

俺は壁を躱した直後再び炎の球を発する。


「……っ!」


するとベリリフィアは……


「……はぁ!」


「なっ!?」


ベリリフィアが、壁で足場を作って……空中に上がっていった……!?


俺は上に上がるベリリフィアに向かって炎魔法を放つが……

ベリリフィアは新たな足場を展開し、次々と躱していく。

炎魔法も空にいる相手には命中率が悪い。ここは……


「はああぁぁっ!」


俺はスタジアムの中央に立ち、自らの体を回転させる。

すると……


「……えっ!?」


俺が纏った炎魔法は竜巻を起こし、その範囲も大きくなっていく。

炎の渦が空中にいるベリリフィアを襲う。

俺は目が回っててベリリフィアを視認できないが、これでいい。何故なら……


「うっ!」


障壁で囲んだ自らを守るベリリフィアは、俺の炎の竜巻がある間は同じ位置にいるからだ。

俺は回るのをやめたが、しばらくは竜巻が止まらない。

俺はベリリフィアが定位置にいる内に、力を圧縮した炎の球を放った。


ベリリフィアはこの攻撃を甘く見ているだろう。実際、さっきまで炎の球は守れていたから。

だが、この力を圧縮させた球は違う。この球が壁に激突した瞬間……


(どごぉぉぉん! パリィン!)


大爆発を起こす。

ベリリフィアを守る障壁が割れた。足場が消えたベリリフィアは地面に落ちていく。

着地の体制を取って地に着いたベリリフィアだが、足を痛めていた。

今だ!


「……うぅっ!」


無口のベリリフィアが俺に対して障壁魔法を放とうと声を出して張ろうとする。

だが……張る隙を俺は見逃さない。

俺はベリリフィアに近づいた。それも、少し手を動かせば体が触れる位に。


「えっ!?」


そして俺は……超近接距離から炎の球を放った。


そう、これがオイシーネの戦いを見て分かった攻略法だ。

ベリリフィアやタンソフィアが使う障壁魔法には弱点がある。

それは、自分の半径約80cm以降にしか壁を出せない事。

つまり、障壁魔法は自らの体から発してる訳ではく、自分の周りに壁を作る魔法だ。

挿絵(By みてみん)


壁を張れない範囲に入って攻撃すれば、通る!


「うぅん!?」


ベリリフィアは声を出すのを我慢しながらも、かなり痛そうだった。

ただ、痛みとしての威力はあるが弱めの熱だ。これで体が燃えたりはしないだろう。


もろに喰らったベリリフィアはそのまま気絶した。


『気絶!フレイジス・コルエスの勝利!』


「うおおぉぉおおぉぉん!」

「さすが二番手!このままフエーラーにも勝っちまえー!」

「すげぇな、あんな可愛い女の子相手にあそこまで近づいて、そして難なく攻撃を当てるとか。」


観客の歓声を聞いた後、俺は気絶したベリリフィアを運ぼうとしたが……


「さ、触らないで!」


タンソフィア!?

急に走ってやって来た妹が阻み、そして姉を運んで行ってしまった。


ほとんど無口で姉と瓜二つな妹と思っていたが……何かが違う?


~1-3~


『ゲドフ・スーギールの勝利!』


3戦目はゲドフ・スーギールの勝利で幕を閉じた。

タンソフィア……これ程注目して見ていて気持ち悪いと自分でも思っているが……

やっぱり……姉と似てるのではなく、()()()()……?

今も、スーギール相手になら楽勝そうだったのに……わざと負けたかのような……

それも、姉と戦績を合わせてるかのような……?


「次は、私の番ですね!コルエスさん、私頑張ります!」


「あぁ。だが相手の……ハクーバだったか?あいつは一体……」



「すみません。代理のハクーバですが、ここで会ってるかな?」


……典型的なイケメンが来た。


「君がパフエアちゃんかな? 今日はよろしくね。」


「は、はい……」


ちなみにオイシーネは惹いてるというより引いていた。


どうか私に……星という恵みを……

あげたくないという人はブックマークしてくれるだけでも嬉しいです。

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