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ふぃふてぃーん
「あ、寝た」
俺の腕の中で静かに眠る夕紀ちゃんの顔にかかった髪をどける。
「強がってるけど女の子だな~」
柔らかい体からひしひしと感じた。
「よいしょっと」
夕紀ちゃんをベッドに寝かせて一旦離れようとすると何かが服を引っ張った。
「……ん」
夕紀ちゃんが俺の服をしっかり掴んでいる。 普段は見られない夕紀ちゃんのデレがこんなところで見られるとはね。
手を放すのは嫌だったからそのままベッドの横で夕紀ちゃんの顔を見てることにした。
「…み…ゃび」
どんな夢を見てるのやら、俺の名前を呟く夕紀ちゃん。
「俺はここにいるよー。…もう、誘ってんの?」
夕紀ちゃんの頬を撫でながら耳元で呟いてみた。
それだけ、熱がある夕紀ちゃんの寝顔が色っぽかったのだ。
「夕紀ちゃんが悪いんだからね」
そういって夕紀ちゃんの頬に少しだけ唇をあてた。
静かな部屋に
何も知らない女子高生と
自分のしたことに頭をかかえて恥ずかしがる男子大学生の
おかしな組み合わせ。




