2nd.初戦場と初任務
「隊長!九時の方向、敵多数!」
「分かった。ジョン!援護しろ!一気に切り崩すぞ!」
「はい!分かりました!隊長!」
翌日、戦場に彼らは立っていた。
ジェクトが制圧射撃を行い、敵の動きを止める。
その隙にアクアが銃持ちの兵士を的確に撃ち抜く。
そして、動揺した兵士たちの合間を縫い、ジョンが駆け、切りつける。
完璧ともいえるチームワークで、敵はどんどん減っていき、ついに戦略拠点を制圧した。
「よし!この拠点は俺達が抑えた!」
「やりましたね!隊長!これが…俺たちの第一歩なんですね!」
「そうよ、ジョン。これが私たちの第一歩。ここから、私たちの反撃が始まるのよ!」
手を打ち合い、喜ぶ三人。
「それじゃ、本部に連絡しましょ。ジェクト、お願いね。」
「ああ、わかった。少し待て…」
ジェクトとアクアは幼馴染の間柄にある。
ジェクトが出世したと聞き、そのそばにいたいとアクアも入ったのだ。
「こちら第19番独立部隊。敵の戦略拠点を制圧。次なる指令を」
「こちらHQ。確かに確認した。次の指令を下す。座標エコー6にいる敵部隊に奇襲を仕掛けろ。難しいようなら陽動だけでも構わない」
「了解しました、第19番独立部隊、直ちに向かいます」
「期待しているぞ。君たちはエース部隊として、上層部も関心を寄せている。」
「はっ!」
プツンという音とともに、通信が途絶えた。
「次はエコー6の敵部隊襲撃だ。最悪、本体がたどり着くまでの時間稼ぎでもいい」
「何言ってるんですか隊長。小規模な部隊なんか、速攻で方付けましょうよ!」
「そうね、私がSRで遠距離から隊長格を狙撃するわ。その後その場所から支援、二人が突撃、かな?」
「アクアにしてはいい作戦だな。それで行くとしよう。」
「ちょっと!私にしてはってなんですか!」
「何でもいいだろ。さ、行くぞ。」
「あ!ま、待ってよー!」
軽口をたたきあいながら、三人は歩んでいく。
その後姿を、一人の青年が目撃していたことなど、三人に走る由もなかった。
「アクア・マリー少尉…そのお手並み拝見といこうか…くくくっ…」
あけましておめでとうございます。
今年からもよろしくお願いします。
次回も一月中の予定です




