育児の真っ最中
アパートでの育児が開始したこの頃。
自分は仕事が終わってから急いでアパートに帰宅し、魅花と子供達とで、日課の様に遊ぶ。
「うーっあ!」
子供達2人は魅花に遊ばれていた。
ベビーベッドの上で手足をばたつかせ、元気な声で言葉を発していた美。それを見て魅花は「ばぁ~」「う~」等と言って言葉を返していた。舞はというと、毛布にくるまって大人しくよだれを垂らし寝ていた。
子供達は現在3ヶ月とちょっと。そして、早くも美と舞では性格に大きな違いが出てきた。
美は活発で、何事にも興味を持つ。美の手に指を近付けると頼りなくだが握るし、大体いつも忙しそうに目をキョロキョロして周りを観察したり、誰にでも笑顔でキャッキャと笑う。機嫌が良い時には寝返りばかりしたり、オウムの様に人の言葉を真似したりする。そうは言ってもまだ【あ行】か、それを濁した【あ"行】しか言えてないが、それはそれで聞いてて飽きない。
舞はというと、大人しめな子……をもっと大人なしくしたような子供だ。基本は親指で指しゃぶりをしていて、お腹が空いた時とトイレの時以外は滅多な事が無い限り泣かない。そして喋らない。手間は掛からないぶん魅花にとっても世話は楽だが、将来極端に話さない子になっては困るなと自分は思う。いや、考え過ぎだろうか……これは親バカ?
まぁでも、家族4人で楽しくやっているのは確かだ。
魅花はこれまで以上に笑う様になったし、自分も以前よりかは笑う頻度が多くなった。やっぱり、子供のおかげだろうと、つくずく思う。
そしてまた、近いうちに引っ越しを行う予定でもある。
前に魅花と下見に行ったあのマンションだ。流石に、この狭いアパートで4人はキツイ。子供達も直ぐに大きくなるだろうと思うし。
ベビーベッドの子供達と遊んでいる魅花を観ていると、ふと自分はちゃんとした父親になったんだなという気分になる。
これまで以上に働いて、子供達を育てていくんだろなーと、そんな事を思う。
美と舞も、大きくなって、キレイになって、結婚して。
思い出なんかはいっぱい作ってやろうと思うし、良い思いもさせてやりたい。
立派なパパになれるのか、少し心配ではある。




