第六話 京アニという存在
このエッセイ、アクセス数見るに、そこそこ読んでくれてる人多いみたいだけど、ブクマは全く増えない!w
黒「さ~、改めて2000年代!」
白「この年代から選ばれる作品が多いんじゃないかな? 純粋に作者が一番多くアニメを見てた時代だし」
黒「毎週楽しみにしてたのはグレンラガン、電脳コイル、ゼーガペイン、あと舞-HiMEとかな」
白「舞-HiMEはバトルロイヤルに入るまでは良かったけど、そこから戦闘の省略がされまくってね……」
黒「スターシステムを使った舞乙HiMEもそうだったな。コードギアス素直に見ておけば良かったんだろうか」
白「今見てるのが2010年代のRe;CREATORSなんだけど……こういう言い方は失礼かもしれないけど、思ったよりもはるかに面白い!」
黒「あれってFateの亜流と言っていいのかね」
白「アニメとしてはあまり楽しんでいなかったFateだけど、原作のほうはかなり楽しんでプレイしてたね」
黒「Fateはもう、二次創作が無茶苦茶出てるし、同じシステムを使ったお話やゲームも出てるしな。Fateはもう一つのコンテンツだわ」
白「あれ一つでどれだけ稼いでるんだろうね。でもFateのシステムは元ネタは、スーパーロボット大戦だと思う」
黒「間違ってはいない。まあ制作者は特に意識もしてなかったかもしれないけど、英雄達を集めて戦うというのはスパロボと同じシステムだね」
白「まあそれを言ったら今作者の書いてる魔法少女物なんて……」
黒「一応10年以上前に、仲間内で話した内容が元ネタだぞ。CCさくらとかなのはとかセラムンとか、魔法少女物集めてスパロボみたいのが出来ないかってな」
白「まどマギを見て、それが結実してしまったんだよね~」
黒「元はLeafの二次創作同人RPGから発想を得たはず」
白「あったね。もうタイトルも憶えてないけど」
黒「当初作者は本当に一話完結の話にする予定だった。当時……というか現在休止している作品もあるし」
白「部門別でかなりの間一位取ってたからねえ。ポイントの誘惑に、作者は勝てなかったのだよ」
黒「それでどんどんSFとかロボットとか追加していって、もう収拾つかなくなってるな」
白「今の第三次が終わったら、次の第四次で完結だよ。まあ第三次で未完になる可能性が高いけど」
黒「ラスボスを強くしすぎた……。勝つ方法が浮かばないwww」
白「笑い事じゃないけどね」
黒「さて、そんな2000年代だけど、アニメーションが進化したのとはまた別に、大きな影響を与えたのが音楽かね」
白「梶浦由記が一番有名かな?」
黒「90年代から活動はしてたけど、本格的に本領を発揮し始めたのは2000年代になってからだと思う」
白「梶浦由記が音楽を担当した作品は、二馬身先行する!」
黒「そんなデットーリネタ、なろう読者に通じるわけないだろ」
白「しかし梶浦由記の影響というか、作品世界に与えるものはかなり強いよね」
黒「まあそれの究極がまどマギな気がするが」
白「ところでアニメーターというか、アニメ関連で好きな製作者を五人ほど挙げようか」
黒「唐突だな。だがそれがいい」
白「庵野、細田、虚淵は確定として……宮崎入れる?」
黒「最近の宮崎は黒澤の晩年のような、老害……は言いすぎだな。大衆指向から芸術指向に変わったというか……」
白「大御所になっちゃったらつまらなくても売れるから、好きなもの作れるんだよね」
黒「いや、でも庵野のゴジラは好き放題作ってそうだけど、すごく面白かったぞ」
白「庵野は良くも悪くも子供なんだよ……。だからエヴァを上手く決着させられなかった」
黒「セカイ系の最終決着はまどマギによって完成されたと言っていいのかね」
白「いいんじゃない? まどマギのグッズだけで400億売れてるそうな」
黒「ゲームが別だとしたら、すごいことだな」
白「あれもまだコンテンツとして続いてるというか、今度新作の前章みたいなのが出るらしいけど」
黒「叛逆の物語も良かったけど、確かに続きそうではあったよな」
白「でも……って、まどマギは10年代の話なので。2000年代に話を戻そう」
黒「グレンラガンが代表かね?」
白「まあ筆頭でしょう」
黒「でもゼーガペインとかガンソードとか、他にも名作多いぞ。ゼーガペインはあれだけマイナス要素多いのに、名作と言えるところがすごい」
白「もうちょっと金を使って作れば、本当にすごい物になっただろうね」
黒「すごい物、という点では2000年代は京都アニメーションの時代と言っていいんでないかい?」
白「略して京アニね。フルメタのふもっふとからきすたとか。でも一番有名なのはハルヒかけいおんかな?」
黒「けいおんの学校の舞台である豊郷は、作者の家から車で行ける範囲だ」
白「けいおんはキャラソンもすごくヒットしたしね」
黒「京アニのクオリティの高さが、他の制作会社にも波及したと言っていいかな。新たな時代を切り拓いたと言っていいだろう」
白「最近はあんまり爆発的な作品は作ってないけどね」
黒「まあ、これまでの分で充分だな。京アニはアニメ会社を救ったけど、同時に修羅の世界に放り込んだとも言える」
白「観客の目が肥えちゃったからねえ」
黒「まあそれでもゼーガのような作品はあるし、10年代は違った形の作品が増えるしな」
白「で、2000年代から選ぶのは?」
黒「グレンラガン、電脳コイル、ハルヒ、ガンソード、R.O.D、Fate、フルメタルパニック、ノエインあたりか。あとデビルマンレディーって90年代だったんだな」
白「そりゃ学生の頃、バイト終わってから見てたしね」
黒「デビルマンレディー、これも本当に名作なんだよな」
白「灰羽連盟とか十二国記も……年代が分からなくなってきた」
黒「トップをねらえ2なんてのもあるけどな」
白「いらない」
黒「フリクリっぽいな。トップはあくまでも努力と根性はパロディ的に使ってた言葉なのに、2ではこれで話を作っちゃってるしな」
白「同じ気合の作品なら、グレンラガンの方がはるかに優れてるしね」
黒「ラストでは泣けたけど、あれは初代を知らないと全然泣けないと思う」
白「同意。じゃあ2000年代はこんなとこ?」
黒「忘れてる作品が多いと思う。ほら、プラネテスとかある」
白「LAST EXILEとかもね。喰霊-零-も忘れてる」
黒「うお! ほんまやん。読んでる人~、これ忘れてるぞって言ってくれよ! お兄さんとの約束だ」
白「お兄さんというよりはもうおっさん……」
黒「うるさいよ! えんいー」