第10話 筆記試験で頑張ります!!
お待たせしましたっ。再開です!!
待ってないですか。そうですか。
僕はテスト終わりましたが、セル君は絶賛テスト中っ。
「では、テストを始めてください」
試験官の言葉に従い、問題用紙を裏返す。そこには、めんどくさい計算問題がずらっと並んでいる。
(めんどくせぇ)
頭の中で一人愚痴る。意味無いけど。
何故こんなことになったのか、説明しよう。試験中だけど。
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時は15歳直前の冬。いきなりオレは父親に呼び出された。
そして、こう切り出された。
学園に行かないか、って。
確かに、もうすぐ15歳だから、おかしくないかもしれない。だけど……。
「ルーは行ってないんだから良いじゃん」
そう、ルーは行ってないのだ。もうすぐ19歳だけど。
エルフだからしょうがないのかもしれないけど、それならオレも行かなくて良いじゃん。
そう思ってると、父親が切り出した。
「セルには、見聞を広めてきてほしい」
そう言われた。
かつてない真剣な目だったので、いつの間にか頷いてしまった。
それからは大変だった。
オレが入らされる学園は王都にある。
というか、王都っていっても全くわからないと思う。説明してないし。
では、ここでオレ達がすんでいる国の事を纏めてみよう。
国名は、フォース国。
王都という所があり、そこに住んでいる王が全国を仕切っている。といっても、町ごとに町長などがいて代表となっているのだが。
因みに、オレが住んでいる家は、別にどの町にも属していない。食料は、隣町から買ってきていた。
で、オレの家からみて王都は北西に馬車で10日くらい行ったところにある。
「というわけで、明日出発だ」
「えぇ――――!!」
そして、家族に別れを告げたオレは、最低限の荷物を持って王都に「走って」出掛けていった。
2日でついた。
そこで宿をとったオレは、学園に行って初めて入学試験があることを知り、宿で猛勉強を始めたのだった。
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で、今に至る。
ここで、テスト問題を紹介しよう。
まずは魔法学だ。50問あり、一問2点の100点満点だ。
問16
魔法の原理を「魔素」という言葉を用いて説明しなさい。
これは、「体内にある魔素を放出して、イメージを具現化するのが魔法である」で良いと思う。
問29
何故魔法適正がない属性の魔法は出せないのでしょうか。
「魔法適正とは、イメージがしやすい魔法であるので、適正が無くイメージがしにくい魔法は出せないから」。何か書き方が変だけど、気にしない。大丈夫だろう。
次は、生物だ。といっても、モンスターについての問題しかでないのだが。
問33
Cランクのモンスターの中で最も強いと言われているのは?
知るか。
問41
あなたがAランクモンスターと出会ったらどうしますか?
環境にもよるだろー。曖昧だなー。
生物は不味いかもしれない。
さて、筆記試験は終わった。後は実技試験だな。
ここの実技は厳しいらしいけど、頑張ろう。筆記はちょっと心配だし。
「次は実技です。体育館まで集まってください」
試験官に誘導されて、体育館までたどり着いた。ついたけど……。
「闘技場じゃん」
想像してた普通の体育館とは似ても似つかない異常に大きい闘技場があった。
「では、受験生の皆さんは闘技場のうえに乗ってください」
皆言われるがままに乗る。
受験生皆が乗ったにもかかわらず、まだまだ空きがある。本当に大きいな。
「では、これより、実技試験、乱闘を始めます」
いきなりそんなことを試験官が言い出した。何だよ乱闘って。そんなのテストでやっていいのか?
「ルールは簡単。回りの人をやっつければ良いだけです。後に残るほど点数は高くなります。一定以上のダメージを受けたら学園の外に出る仕組みになっております。そうなりましたら、そのまま家に帰り、明日の合格発表にお越しください。では、スタートです。」
早っ!!
「どりゃー!!」
「うわぁっ!!」
いきなり近くのがたいのいい男が殴りかかってきた。もう始まりかよ。
じゃあいっちょ…………
暴れてやるか。




