珠李くんの秘密(1)
「3人で仲良くしようなっ!」
海琉が言ってから頭に残っている。
だって、珠李くんと仲良くなるのが難しそうだからだ。
数分たち、入学式への移動が始まった。
「全員廊下に並べー。」担任が声をかけた。
クラスの人が続々と廊下に並んだ。
私も廊下に出た。
「えっと、私は3番だからここら辺か。」
やっぱり周り男子多いな。後ろの方は女子が多いのに。
私の後ろの人の顔そんなちゃんと見てなかったな。ふりかえると珠李くんだった。
「珠李くんって4番だったの!?」
私はびっくりした。周りを見渡した時に、珠李くんと海琉は話してなかったから、珠李くんだと思ってなかったからだ。
「うん。仲良くしようね。」
列が動き始めた。
うわぁ…ドキドキするな。
名前呼ばれるだろうから、変な声にならないようにしよ。
移動中このことばっかり考えていたから、前を見ていなかった。
「わっ」私はつまずいた。
でも後ろから手を引っ張ってくれた。
珠李くんだ。
「珠李くんありがと!」
「うん。大丈夫?」「大丈夫!」
意外と優しいのかな…?
珠李くんのこと全然分からない……
入学式が始まった。校長先生の話から始まって、2つ目の担任紹介が始まった。
今年は6クラスらしい。私は4組だ。
そこから、副担任・学年主任の紹介が終わった。
つぎか。1組から始まり次は4組だ。
「続いて4組です。」
「声大丈夫かな…」ドキドキした。
私の番になった。「はいっ」声は大丈夫だった。
「私、変な心配してたな…」ちょっと恥ずかしい。
どんどん返事をしていきあっという間に6組まで行った。
ここから1時間程度たち、入学式は終わった。
「意外とあっという間だったなー」
もっと長いと思っていたけど、それほどではなかった。
「教室戻ったら自分の席についていること」
担任は言ったあと職員室に戻った。
私は教室に戻り席についた。
そうだ。後ろ珠李くんだったんだ!
「話してみようかな。」この機会だし話してみようと思った。
「ねぇねぇ、珠李くん」ちょっと緊張した。
「…どうした?」話に乗ってくれそうな雰囲気だった。
「海琉と話してみてはじめどう思った?」
この話なら行ける!と思った。
「…そうだな、とっても明るくて、話しやすいと思ったな。」
「そうなんだ!海琉話しやすいよね!」
あっ…会話が終わっちゃう!どうしよう…
その時、珠李くんから話しかけてくれた。
「花音さん、珠李と幼なじみなんだよね?」
「うん!」
「悪い意味じゃないんだけど、家って近いの?」珠李くんからの意外な質問にびっくりした。
「隣だよ!親同士が結構仲いいんだよねー!」
珠李くんは驚いた様子だった。
「…そうなんだ…」
でも返事は少しはじめと同じだった。
チャイムが鳴った。同時ぐらいに担任が来た。
「えー、担任の高橋だ。よろしく。担当教科は、数学だ。個人個人の自己紹介をやるのは明日にするから、考えといてくれー。」
ちょっとフレンドリーな先生だった。
「今日は入学式だけだから、下校だ。
入学式お疲れ様でした。」
どうしよう。1人で帰ろうかな。
考えている時、海琉が私を呼んだ。
「珠李ー、花音ー帰ろー!!」
少し迷ったけど、「うん!」
3人で帰ることにした。
第2話読んでくださりありがとうございました!
1話よりも長めですが、付き合ってくれてありがとうございます!第2話は2部作成なので珠李くんの秘密が後編で明かされます!気になった方は、是非後編もご覧ください!
次回もお楽しみに!
椎名 彗でした!




