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思い出した
短めです。
そうだ、あの時…
スライムの森の王である、メタルキングのローニさんの目を見た。
そこで俺は、ある景色を見た。
スライムの森へ、たくさんの人間の兵士が攻めてくる光景を。
そこに、俺はいなかった。
俺は人間の街で、人間を不思議そうに見上げている景色を見た。
そしてポチさんに
「体の具合はどうですか?何かを見たようですね。記憶や意識は大丈夫ですか?」
そんな質問をされて、俺は何も答えられなかった。
そしてポチさんは告げた。
「王からの伝言です。
『導きに従い、成すべきを成せ』
では、行きなさい。バシルーラ」
こうして、俺は飛ばされたのだ。
カジノの街の近くへ。
そこで人間に拾われ、俺はカジノへ身柄を渡されたのだ。
ここはどこなんだ。
ミルンさんは、メタンさんは、イムオは無事なのか。
いったい、どこに行けば……。
それよりも、ここから抜け出すことは出来るのか。
不安と疑念が湧き上がる。
以前は「まあ、いいや」と思えていたのに、今は違う。
俺は、ミルンさんを探さないと。
そして、帰るんだ。
メタンさんやイムオが待つ森へ。
王様とも、もう一度ちゃんと話をしたい。
でも、でも、どうしたらいいんだ。




