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Chronosphere 〜貴方を殺めた世界に、花束を〜  作者: サム
第六章「王都編」
53/74

Episode53「掌握」

4人は次々と倒れていく人々を目の当たりにする。

「俺たちには…何もできないのか…?」

とノアが呟く。


4人は混乱の隙をつき、なんとか戦火から抜け出すが、王都の端で力尽きる。


あれから一夜。数十時間にわたって展開された内戦は、王国派の勝利によって集結する。そして、瞬く間に王都は王国派の勢力に掌握されてしまう。


「反王国派の残党は一匹残らず排除せよ!我々はまもなく帝国に戦争を仕掛ける!」


王国派の貴族や庶民たちは殺され、市民の大半は 「帝国を討つべきだ」 と戦争を支持するようになってしまった。


焦げた煙と、真っ赤な炎、生臭い血の匂いが漂う王都。4人はぼろぼろになりながら、夜の冷たい石畳に倒れ込んだ。


ノアは拳を握りしめ、声を振り絞る。

「どうすれば俺たちはこの地獄から抜け出せるんだ…!」


カイルは無言のまま拳を地面に叩きつける。


ローラは嗚咽を漏らしながら、

「私たち、王国を守るために戦ってたはずなのに…」

と嘆いた。


エリスは涙をこらえながら、震える声で

「戦争なんて…全部くだらない…」

とつぶやいた。


挿絵(By みてみん)


4人はただそこに座り込む。何もできない。誰も救えない。

「これが…俺たちの現実なのか…?」

とノアは呟いた。


そのとき、遠くの鐘が鳴った。

「王国軍、ついに帝国へ宣戦布告!」

「開戦したぞ!ついに戦争が始まった!」

「帝国軍が反撃を開始!国境で戦闘が勃発!」

To be continued…

みんなとの打ち解け具合・エリス編



ノア

「仲間想いで頼りになる〜!この前も助けてもらったし、ほんと感謝してる!…でも、何がとは言わないけど、そろそろ気づいてあげてね〜?(ニヤニヤ)」


ローラ

「頭が良くて素敵〜!しかもスタイルよすぎなのよ!!足長っ!!いいなあもう!ノアと頑張ってー♡応援してるよー!!」


カイル

「あんたはほんと幼稚で、すーぐ調子に乗る。でも、誰よりも誠実で、剣の腕もほんとにすごいの。そこは…正直、尊敬してる。…」

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