男はつらい。
⚠️ ちょっとクレージーな方による残酷発言があります。特に男性の方は、何が行っても大丈夫だよ、て方のみ、お進みください。
イチたちを数秒見つめた後、女はゆっくりと視線を外すと、床で気絶している男たちに視線を移した。
女はイチたちはまるでその場にいないかのように、ゆっくりと男たちに向かっていく。まるで人形のように女は顔色を一切変えなかった。
女と男たちの距離が完全に縮まる前に、ディオがすかさず間に入った。
「こいつらは殺させない。」
「…………」
「君の気持ちは分からないではない。こいつらは許されないことをした。罪を償わなければならない! だが、それは命を捨てることではないだろう!」
「…………」
「だから、考え直せ。」
「……………あれ……誰、おまえ。」
「! ディオード・ベイズだ!」
「あ、そ。邪魔。どいて……。」
「!!」
解せない、という顔をディオがしたとたん、ウォールの大爆笑がその場に響き渡った。
「響いてないw全然響いてない上、名前名乗って無視されるとか! さすがっすわwwww」
「…………………ウォール。」
ディオがなんともいえない顔で部下を見つめていた。
そのときだった。女がディオの顔面めがけてナイフを振りかざしたのはー。
即座にディオが反応し、クロスさせた腕で顔を庇う。ナイフは腕を切りつけ、激しく血が舞った。
「! 隊長! 飛び退けばそうはならんかったやろ!」
「俺が退けば、そいつらが切られる!!」
「くそっ!」
ウォールが女の後ろに回り込み、すかさず女に殴りかかる。
だが、女は後ろを振り向かないまま、ナイフを握った腕を肩ごと後ろにやると、殴りかかってきたウォールの拳をナイフで切りつけた。
「なるほどな。こっちも対ヴィーランズで行かなあかんみたいやな。俺はそこの馬鹿正直とは違って手加減せんで! 女だろうが、子供だろうが、悪である限り、手加減する方が失礼ちゅうわけや!」
ウォールが女の手をナイフごと掴み、女を投げ飛ばした。ナイフを素手で掴んだため、その手からは血が流れ落ちていた。
女も女でやられっぱなしではない。投げられた後宙で回転し、体制を整え、そして着地した。
「邪魔するなら貴様も殺す。」
女がナイフを持ったままウォールに向かってゆく。女がウォールめがけてナイフを横にスラッシュし、それをよけたウォールがすかさず蹴りを入れた。それを女がよけ、後ろに飛び退く。すかさずウォールが右拳を振りかざし、女がよけた。
「なかなかやるやんか。だが、俺はヒーローや。そして能力はスピード!」
瞬間ー。
ウォールが目にも止まらない早さで、女の間合いに入る。反応が遅れた女をウォールが蹴り飛ばした。再びものすごいスピードでウォールが女に向かってつっこんでいく。
投げ飛ばされ、半分まで上げられたシャッターに向かって女は背中からぶち当たった。女が体制を取り直す前に、ウォールが高く飛び上がったまま女に向って足を振り落とす。
「もう1つは飛浮や!」
シャッターに女を打ち込むように、女の腹に足が振って落とされた。
だが、ウォールの足が女を捉えるより早く、女は横に体をひねって回し蹴りを回避すると、床に着地する。それに興奮したようにウォールが目を輝かせた。
「やるやん!」
ウォールがニヤリと笑うと、女にめがけて蹴りを入れる。すかさずバランスを取るように、女が後ろに飛び退いた。
バランスを取るために、女がナイフを持った手を後ろにやった時だった。女の手をディオが掴んだ。
「没収だ。」
ディオがすかさずナイフを女から取り上げる。女ははっとしたようにディオの方を振り向いた。その顔は先ほどとは違い、真っ青だ。
「ナイスや、隊長!」
ウォールがディオを賞賛したとき、女がディオに掴みかかるように叫んだ。
「返せ!」
「人を傷つけないと誓えるか?」
「返せ!」
「人を……傷つけないと誓うならな。」
「返せ!」
「だからだな……その……人を「返せ!」……」
ディオは悟りを開いたような顔で、ふっと笑う。再び大爆笑をし出した部下を前に、これはナイフを返せないな、とディオが悟ったときだった。イチがディオからナイフを取り上げたのだ。
え?という顔をするディオの横をイチは通りすぎ、スタスタと女の方へ向かっていった。
「アーミーナイフですか。」
イチが女の前に跪き、優しくナイフを撫でる。
「アーミー……?」
「ええ。軍隊のナイフなのでよく戦闘用だと誤解されるのですが、元は缶詰めを開けたり、栓を抜いたり、日用のために作られたんですよ。」
「……缶詰め……?」
ええ、と言いながらイチがナイフを動かせば、爪切りやらドライバーやらが現れる。びっくりしたように女がナイフを見つめていた。
「え。……知らなかった……」
「結構複雑な作りをしているでしょう?」
「そういうデザインだと……」
イチがナイフを返せば、女はまじまじとナイフを見つめた。女がナイフを見るといくつかの発見があった。よく見れば、薄く光文1952と印されていること。そしてその横に自分のイニシャルがあること。ずっと握っていたせいで木製のそれは角が擦り落ちていること。そして、よく見れば、横に空いた穴から爪切りやドライバーが出てくること。
ナイフは女が師匠から譲り受けたものだったが、長年愛用してきたそれには女の知らない秘密があった。
女が興味深そうにナイフを眺めていると、イチがその手をそっと包み込んだ。
「っ………?」
「素晴らしい戦いでした。所々、ナイフを投げつけたらウォールさんをギャフンといわせられる場面がありましてね……私はそれを楽しみにていたんですが「おい、ほんまかいな!」……いけ!投げろ!と思ったときもあなたは決してこれを投げなかった。……大事なものなんでしょう?」
「大事なものなんでしょう?」というイチの言葉に女が頷いた。
「あなたにそれをくれた人を私は知りません。ですが、それを渡したということは、人を傷つけないで、危ないときだけ自衛として刃を開いてほしいと、そういう意味があったんじゃないでしょうか。」
「……これ、師匠がくれたの……」
「アーミーナイフは危険に見えて実は日常を便利にするためにあるんですよ。お師匠さんは、あなたの日常が豊かなものになるように願いを込めて、あなたにこれを渡されたのではないでしょうか。師匠さんの意図を汲み取って、もう人を傷つけるのは止めましょう。」
イチの言葉に、女はイチをじっと見つめていた。だが、すぐに首を横にふる。
「師匠とはぐれて……拾ってくれた人がいったの。私は人間兵器だ、そうでないと価値がないと。そうじゃないと……捨てるぞ、と。師匠を探してやらないと………。」
「あなたの師匠の意図を踏みにじるやつの言うことを信じるんですか? 捨てる? そんなやつあなたが捨ててやりなさい。私があなたを拾ってさしあげます。」
「!」
女の目に光が宿った瞬間だった。
「いいの……?でも、師匠……」
「私たちが師匠さんを探すのを手伝います。」
イチが笑う。女は泣いていた。
「あなたの名前は……?」
「ナリ。」
「よろしく、ナリ。」
なんともいえない感動シーンを前に、ウォールとディオが顔を見合わせていた。彼らの心情は一つである。己らの闘いはなんだったのかとー。先ほどの苦労は一体なんだったのかとー。
すぐ目の前でいちゃつきだした女たちを見ながら、二人の男が大きな溜め息を吐いた。
◇
ナリを見た瞬間、イチは思った。
かわいい、と。
あんな可憐な少々ががむさ苦しい中に入ってくれたらどれだけ幸せかと。
結果、イチはナリを欲したのだ。
望みが叶ってイチは内心かなりご満悦だった。
だが、イチがナリをメンバーにすることに成功したとき、反対するものがいた。ウォールと隆平だ。
「なんでなん? よくメンバーを傷つけたやつを仲間にしよう思ったな!」
「ざけんな。これ以上、クレイジーを引き寄せてたまるか!」
「ほんまにな!」
「てめえは、自分がクレイジーの一員と自覚してるか?」
全力でナリを否定するウォールたちに、イチがため息をついた。
「ナリさんはかわいいです。」
「ええっ……!」
イチの言葉にナリが顔を真っ赤に染めた。
「ほら! かわいらしい! こんな方がメンバーにいたら和むでしょう!?」
「ざけんな! そんなん入れたところで、メンバー内に花がないのはかわんねぇよ!」
「ちょっとどう意味です?」
「イチさまを馬鹿にするな! 雑草め!」
ナリの変わりように、隆平が驚いたときだった。
気絶した男たちが目を覚めしたのだー。
「ん??」
「な、なんだ?」
うめき声を聞いて、一同、ようやく男たちの存在を思い出した。
「まあ、殺られる心配もないんだ。口ほどいてやれよ。」
ケンに言われてイチが頷くと、ディオが男たちの口元を解放した。そして、そのまま男たちに問う。
「どうだ? おまえら、自分たちがしたことのひどさを理解したか? 改心しているか?」
「こ……こ、ころさ……ころされ……」
「ひっ、こ、ここここ」
「大丈夫だ。おまえらの安全は保証する。」
ディオが力強く頷くと、男たちは安心したように息を吐いた。
そしてー
「はっ! 今さらなんだよ! 改心もくそもあるか!」
「ウケるわ! 改心するようなやつはそもそも犯罪するかってんのwwww」
調子を取り戻したかのように、ゲスく笑う男たちに、ディオの顔が暗くなっていった。
「そうか。悪いとは思わないか。なら、歯を食いしばれ!」
「へっ? ぶっふぉ!」
「なっつふぇ! ガハッ!」
ディオが男たちをぶん殴る。
「貴様らは牢で反省しろ!」
「いや、しないだろ。」
すかさずケンがつっこむ。
「せぇへんやろな。」とウォール。
「しねぇな。」と隆平。
頷くイチに、イチを見つめるナリ。
ほぼ全員が男たちは改心しない、ということに同意した。
「まあ。改心しないなら仕方ありません。ですが、実際、あなた方が腐った心を切り取ってくれないと、報われない家族がいるんですよ。」
「誰がするか、ばーか!」
「あっはははは! 今のウケるんですけどー!」
「誰が心だけといいました?」
「「は?」」
「腐った心が切り取られないなら仕方ありません。物理的に切り取らないと。」
イチの言葉に、男たちが真っ青になる。対象でないケンたちも想像するや否や顔を真っ青にしていた。
「イチ様。私にやらせてください。イチ様を馬鹿といったこと、許せない。」
そこぉ?とツッコむ隆平を無視して、イチがナイフをナリに渡した。
「師匠さんのやつはそれ以上よごさないようにこちらを使って下さい。」
「ありがとうございます!」
ナリが嬉しそうにナイフを受け取った。
ケン、ウォール、隆平が目を閉じ耳を塞ぐ。
倉庫には男たちの痛ましい悲鳴が響き渡っていた。
◇
「「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」」
「なんですか、今の悲鳴は!」
「中からだね~。」
男たちの悲鳴が漏れ出る倉庫の前には、一人の名探偵とその助手が立っていた。
「さぁ、突入しますよ!」
沙耶が蜂谷に突入を促す。だが、なぜか蜂谷の足はその場から動かなかった。
「あれ……動けない。」
「何やってんですか! 先生がプロは人気のないところに連れ出すだろうて言ったんですよ?」
「いや……僕の中の男が行くなていってるんだ。」
「はあ?? 男なら行け! 突入しろ! でしょう!」
「それセクハラだから……」
なおも動かない蜂谷を、沙耶が無理矢理倉庫の方へ押しやる。蜂谷が全力でそれに抵抗していたとき、倉庫の扉が開かれ、中から顔を真っ青にした男たちが出てきた。
悟りを開いたような顔をしたのが黒髪の男、金髪の男、緑と紫の髪の男だ。銀髪の男は肩をぶるぶると震わせていた。
それだけでも異様な空気なのに、中から香る血の匂いに、沙耶と蜂谷が顔をしかめた。
「あなたたち、中で何があったの??」
「嘘だ嘘だあれは幻覚だ!」
沙耶の質問には答えず、銀髪の男がブンブンと首を横に降った。
「あなた……!」
沙耶がはっとしたように顔を蜂谷に向けた。
「PTSDのようです! 先生!! 中ではおぞましいことがあったに違いありません!」
「まぁ、見たが早いよね。うん。」
無理矢理足を打って蜂谷が倉庫の中に入っていく。探偵は現場を見てから動き出すものなのだ。
中に入らないという選択肢ははなから蜂谷にはなかった。例え、己の「男」が必死に蜂谷を引き留めようともー。
蜂谷が中に入っていく。
数秒後ー。
顔を青ざめた蜂谷が倉庫から帰ってきた。
「先生!いったい何が!」
「沙耶。僕もPTSDになった……」
「はぁ?」
「もう僕には家族ができないと思う。……沙耶。君と幸せな家庭を築きたかったよ……」
「はあ?」
意味わからないという顔をする沙耶には構わず、蜂谷が銀髪の男の方へ歩いていった。
「きみも同じ患者仲間になりそうだね。よろしく。」
蜂谷の手を銀髪の男が取ろうとしたとき、倉庫の中から二人の女性が現れた。ピンク髪の女が目隠しをした黒髪の女の手を引いて、楽しそうに話しながら出てきた。
「イチ様にはお見せできないのですが、それは綺麗にできました……!」
「そうなんですか?すみませんね、手を汚させてしまって。」
「? 汚す? 別に汚れてないですよ? 跳ね返らないよう狙いましたから………」
「どんな感じですか?」
「……うーん……こう……例えるなら……こう……チョキンと。」
「「「「ギャァァァぁぁぁぁぁぁあ!」」」」
女が『チョキン』と言った瞬間、男たちの悲鳴が辺りに響き渡った。
沙耶はそこで察してしまった。沙耶もそこまでうぶではない。そう、男たちの身に起きたことー。それは男でなければわからない苦しみなのかもしれない。というのも、それは悪いこととは沙耶には思えなかった。
「因果応報……よね?」
沙耶の呟きに、蜂谷はたいそうショックを受けていたというー。
◇
恐怖に対抗するのはなんだろうか?
真逆のプラスの感情、強い精神、いろいろあるかもしれない。だが一番強いのは、恐怖をもって恐怖を制することであろう。
いつまでも騒がしい男たちに、ナリがナイフを見せる。
「うるさい。黙らないなら……チョキンだから。」
とたんに男たちは真顔になった。さっと該当部分を押さえたウォールや蜂谷を見て、ナリが顔をしかめる。
「きも……」
「言わないであげてぇぇぇ!」
沙耶もさすがに男たちに気の毒さを覚えていた。
ナリたちが倉庫から出てきてから、一行はそこを動かなかった。近くの波が音を立てては消えていく。ナリや男たちの様子を見ていれば、蜂谷はその少女が犯人であることはすぐにわかった。
「で、君が男性昏睡事件の犯人なんだよね。」
蜂谷の言葉に、沙耶がナリを見た。相変わらずイチの肩に頭を乗せている少女は、しれっと頷いた。
「信じられないわね……それにしてもあなた、いったいどういうつもりで、男を殺さなかったの?」
「あー待ってよ沙耶! それは僕が自力で解くからー!」
「先生! 目の前に犯人がいるんですから、推理もくそもないでしょう?」
「探偵の助手なら分かってよぉ!」
言い争う蜂谷と沙耶を見てナリがさらっと言った。
「殺るつもり……あったよ。」
「「「え」」」
「あったけど、血を、悲鳴を、恐怖に歪む顔を見るのをエンジョイしてたら……殺り損ねた…気配がしたから途中でやめたの。」
ナリが真顔で言う。
「最初に殺さないの。まず、死なない程度に皮膚を割くのを楽しんで……断末魔を楽しんで……鮮やかな血を見るのを楽しんでから、それから止めを……それが最も楽しめる。」
表情を変えずに言ってのけたナリに、イチを除いたメンバーは狂気を感じていた。
そして同時に怒りを隠せなかったものがいる。正義感の具現化ともいえる男、ディオと、そして以外にも沙耶だった。
沙耶は、これまで悲惨な現場を幾度となく見てきた。探偵の助手なのだ。人間の心の闇が引き起こす非日常はいつも沙耶の隣にあった。
何度みても、何度話を聞いても、沙耶には犯罪者側の言い分は理解できない。
人を傷つけるのが「楽しい」なんてそれこそ沙耶は受け入れることができなかった。
怒りが、悲しみが、沙耶の胸で密度を増していくのを沙耶は感じた。
「あなたねぇ! 人を「人を傷つけるのが楽しいとか狂っている!」
ー人を傷つけるのが楽しいとか狂っているわ、という沙耶のセリフはそのまま別の声に取って代わられた。
気を取り直して沙耶が再び口を開いた。
「傷つけて「傷つけていい人なんてこの世にはいない!」
ー傷つけていい人なんてこの世にはいないわ、という言葉がまたもや誰かに代弁された。
「いらない「いらない命など存在しない!」……」
「人を殺「人を殺すのは許されない!」……」
ザーッ。
近くの波が男を立てて、静かな空間に響いていた。
ディオがはっとしたように、沙耶を見た。
「すまない。頭に血が上っていて……君、何か言いかけていなかったか?」
「……いや、もういいわ。言いたいことは……もうないわ。」
「? そうか。」
なにせ、代わりに言われたのだから、とは沙耶は言わなかった。蜂谷だけがかわいそうなものを見る目で助手の背中を優しく叩いていた。
一方、ナリの方はというと、沙耶(代弁者: ディオ)の想いは全く届いていなかったようで、不思議そうにイチを見つめていた。
「あいつら……何言いたいのですか?」
「なっ! まだわからないの?」
沙耶が信じられないものを見るようにナリを見た。
「確かに……いい人殺めたらダメ……でも悪いやつはいい……だって魂は汚れてるから……??」
違うの?というようにイチを見つめたナリに、イチが優しく笑いかけた。
「私は、『命の重さは平等だ!』とかディオ化することはできませんが、しかし、ディオらなくとも、ナリちゃんには人を殺めてほしくありません。それは命のレベルうんぬんというより、ナリちゃんの心が……魂が汚れてしまうからです。人を殺めるとはそれほど業なこと。例え相手が糞だろうが、むやみに殺生はしてほしくありません。」
どうやら、正論を語ったり悪いことを悪いと叱るのは、ディオ化する、あるいはディオるというらしい。
さっそくディオ化を弄り出したウォールは、ディオ化の源素に頭を叩かれていた。
ナリが深く頷いた。
「もうやらない。イチ様に嫌われたくない。」
そう言ったナリをイチが抱き締めた。
「なんだこの茶番。」
隆平のツッコミが、波の音に書き消されていた。
⚠️男たちが無事だと信じたい人だけ信じていてください。




