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プラチナ  作者: トッコ
2/9

Ⅱ◆日常

文章書くのって、難しいな!



読んでくださる方々、読み苦しくても、温かぁく見守ってくださると嬉しいです。


そのうち、上達していくと……うん。


******

アパートに戻って、扉を開けようとポケットを探っていると、部屋から電子音が漏れて聞こえてきた。


いけない、ぼーっとし過ぎて、いつもより大分帰ってくるのが遅れたようだ。


急いで鍵を開け、キッチン横の棚にある受話器を手にとる。


「もしもし。おはようございます。」


毎日6時。それこそ天気なんか関係なしに掛かってくる電話。


私を…心配する声。


「はい、朝ごはんの後に必ず。…もちろんです。薬も欠かさず。……はい、有難うございます。」


「はい、それでは、失礼します。」


ツーツーツーという聞き慣れた音が、いやに部屋に響く。


はぁ。

この度に、私は何時になったら、本当に独り(・・)で生きていけるんだろうかと思う。



私はもうこれ以上誰かに甘えている訳にはいかないのに。



持ったままの電話も、着ている服も、この部屋も。多くが未だ完全に自分の手で手に入れた‘自分のもの’でないことに、酷く落ち込んでしまう。



今日なんか、猫にビビっちゃったし。

黒猫に横切られちゃった、不吉だッ…なんて、しようもないこまで浮かんでしまう。


なんとも軟弱な精神か。そんなんでは、独り立ちなんて夢のまた夢、連れ戻されてしまうというに。



でも…あの威圧感は何だったんだろう。


タダモノならぬ気配というか、オーラというものがあったな。



私には…ないな。


猫以下の存在感ってこと?


…いやいや、そんなことは。





悶々としているうちにタイムリミットが迫って来ていた。


うぁっ!急がねば。







こうして、今日も一日が概ねいつも通りに始まった。









******


仕事から帰って来た私は猛烈に疲れていた。

いつもならまず有り得ないようなミスを連発し、あげく、何も無いところで躓き、コーヒーをオフィスのカーペットにぶちまけるという失態。

周りの苦笑いと同情の目が痛かったッ!!



どうしたんだ、私。

あんなローヒール履いててよろけるわけもなかろうに。



しかし何と言うか…

集中出来なかったのだ。


ふとした瞬間、今朝の猫の瞳が頭に浮かんで、思考が持って行かれてしまい、目の前への注意が疎かになった。


うぅ……

やはり黒猫の呪いか?!

等と、失敗の責任をふざけたところに転嫁したい程度には落ち込んでしまう。




すっかり冷たくなっているベットに俯せに倒れ込む。回転の鈍くなった頭が冷えて気持ちがいい。


…いいや、今日は取りあえず寝てしまおう。

厄日かなにかだったに違いない。

明日、名誉挽回するベく頑張ればいいさ。


と、なんとか思考を上向き修正しつつ、ちょっとよれたスーツから着替え、化粧を落とすと、早々にベットに潜り込んだ。


若干見づらくなった例の時計は9:00を少し過ぎたあたりを差していた。

文章ちゃんと繋がってる??


えっ、変?


そうかな…そうだよねぇ……


皆様、ご指導のほど、よろしくお願いします!!

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