平行宇宙のアミカナとミカ
<アミカナ、あなた最近……何ていうか……綺麗ね>
「え?! 嘘? そう? どの辺が?」
<……やったの?>
「は?」
<……あなた達、やったの?>
「な、な、何?! 急に!」
<ああ、ごめんなさい。ストレート過ぎたわね。あなたたち、やれたの?>
「一緒じゃん! いきなり何言ってんの?! ぶっこみ過ぎでしょ!」
<……やれたのね?……>
「……あ……うん……」
<普通に?>
「……普通に、ってどういうこと?……」
<……つまり……生身の時と同じように……その……最後まで……>
「アンドロイドでも……ってこと?」
<……まあ……そういうこと……>
「……まあ……一応は……。でも、生身と同じじゃなかった。彼とも話したけど、彼もそうだって。何というか、生身の時よりぼんやりしてた……」
<……そう……え?……待って!……生身の時って……それ、あたしの記憶じゃん! 彼に言ったの?!>
「言ってない! 言ってない!……詳しくは……」
<言ってるじゃん! 何て言ったの?! 生身の時は、全身に電流が走ったみたいだった、とか言ったの?!>
「言ってない! 言ってない! 何でそんなこと言う必要あるの?!」
<ちょっと! 今度志音君と会う時、まともに顔見れないじゃない! どうしてくれるの?!>
「だから言ってないって! ミカ、落ち着いて!」
<ほんとやめて! 明るいとゾクゾクするとか!>
「……え?……」
<……何?>
「……私、そんな記憶ないけど……」
<……あ……>
「それ、最近だよね……もしかして、シオンと?」
<……ごめん、忘れて!>
「……そんなことしてるの?」
<できるでしょ!>
「いや、私にはちょっと無理」
<記憶の消去よ! アンドロイドなんだから>
「……ああ、そっち?……でも、そっちも無理」
時間戦士・並行宇宙編第3話の後日譚を想定しています。オリジナルである生身のミカと、彼女を完璧に複製したアンドロイドであるアミカナ。平行宇宙編における二人なら、こんな会話もあるかもしれません。少々下ネタでしたが、お付き合いいただきありがとうございました。




