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ラーメンが食べたくて 異世界転生ハードモードとんこつ味  作者: ぱちぱち


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第88話 お友達と馬車の旅なんて初めてですわ

神聖歴581年 冬の始め月 25日



 昨日は色々ありすぎる一日だったが、終わりよければ全てよし。綺麗に問題はさっぱり片付いてさぁサニムに帰ろう! と意気込んでいたのだが、面倒ごとというのは面倒くさいから面倒ごとという。


 朝。これ以上なにかが起きる前にと出発の準備を急いでいると、非常に困った顔のハラールさんがやってきた。彼の後ろには豪勢な衣服を着た恰幅の良い普人種の女性と護衛らしき集団、それに昨日の夜に見かけた二人組の少女の姿がある。


 こら、ザンム。だから俺を見てイベントスタートって言うな。アリスとマッチも笑ってるんじゃないよ。



「ロゼッタ様! 昨日はお礼も言えずに申し訳ありませんでした~!」



 多分どっかのお嬢様だろうな、と思っていた貴族風の女の子はロゼッタの姿を見るなり、パタパタと小走りにロゼッタに向かって走り寄っていった。慌てる周囲の大人たちはガン無視である。一緒にいた恰幅の良い女の人がめちゃめちゃ焦ってるあたり、この子が一番立場が上っぽい。


 うわぁ、面倒くせぇ、と思いながらすっとロゼッタの前に立ち、相手の女の子ではなく一緒にいる騎士服を着た少女に視線を向ける。立ち位置的にお前が付き人だろ、なんとかせーやという意思を込めた俺の視線に、彼女はどうやら気づいてくれたらしい。慌てて走り寄るお嬢様を引き留めてくれた。



「ひ、お、お嬢様! はしたないですよ!」


「あぁん」



 良かった。触る事も含めて許可されてるお付の子だったみたいだ。仮に誰も止められなかった場合、大問題になるの覚悟で俺が止めなきゃいけなかったからな。明らかにお偉いさんと分かる年頃の女の子を体張ってガード、か。想像したくもねぇ。ところで今お嬢様じゃなくてひって言おうとしたよね。ひで始まる偉そうな女の子ってどういう人だろうね。怖い。


 あと、そっちでも安堵の吐息を吐いているハラールさんとお姉さん。もちろん一からきちんと説明してくれますよね。俺は今、冷静さを欠こうとしていますよ???





「お友達と馬車の旅なんて初めてですわ。ねぇエミー」


「お嬢様。余り騒がれては……」



 さて。色々……本当に色々あったスワトンを離れて商隊はサニムへの帰路に就く事になった。もちろんただ帰るだけではなく、まだ回っていない街や農村を経由して帰ることになるのだが、その旅程に追加の一団が参加する事になる。


 目の前でのほほんとおしゃべりをしている帝国の貴種らしき少女、アリアさんとそのお付である騎士服の少女、エメラルダさん。それに彼女たちのお付だと言ってついてきている明らかにめちゃめちゃ腕の立つ使用人さんが10名ほどである。どのくらい腕が立つかというと、護衛で雇ってる傭兵団『空騒ぎ』のメロネーさんが「坊ちゃん。あいつら、鎧着てないだけでどう見ても帝国騎士だぞ。身ごなしでわかる」って言っちゃうくらい腕の立つ人たちだ。仮に争ったら装備の差があっても相打ちまで持ち込まれるかも、と言われたのでそうならないよう祈っておいてくださいと伝えておいた。


 ちなみにアリアさんは家名は言えないらしいが、ハラールさんと一緒に来ていた恰幅の良い女性、皇室にも顔が利くというスワトン3豪商の一人レックルさんと、帝国の貴族に顔が利くハラールさんが連れ立って青い顔をしてサニムまでこの二人をくれぐれも丁重にお連れしてくれと言ってきた相手である。


 詳細はこの場では言えないが、やんごとなき血筋の方である事。本来船便でサニム、そして都市国家連合の中心都市カルデラまで行く予定であったが、予想よりも早く氷によって船便が途絶えたため陸路でサニムに向かわなければいけないくなった事。先方の希望でぜひロゼッタとご一緒したいというので、それを彼らはお願いしに来たのだそうな。


 しかもスワトン3豪商連名でダリルウさん他サニムの議会宛ての手紙まで書いてきたらしい。どう考えても外交案件です。渡されたロゼッタも色々察したのか、彼女たちを自分の馬車に乗せてホストとしてもてなし始めた。身分的にも応対できるのがロゼッタくらいになるからな。だったら目の届く範囲に居てくれた方が対処はしやすい。


 これ、下手こくと戦争だろうな。そんなヒリつく空気をサニム側はもっているのに、目の前の主従はのほほーんとサニムについての質問をロゼッタに投げかけている。



「サニムには新しい演劇があるとお伺いしましたわ。わたくし、演劇には目が無くて、ぜひ一度目にしてみたいと思っていましたの」


「あら、帝国にももう広まっているのですね。現在、サニムでは全く新しい題材の演劇が去年今年と続けて公開されておりますの。芸能ギルド長とは懇意にしておりますので、よろしければお二人をご案内いたしますが」


「それはありがたい。やはり慣れない土地では現地の者に案内してもらうのが一番だからな……スワトンでは……」



 エメラルダさんが意味ありげにアリアさんを見ると、アリアさんは露骨に視線を逸らした。スワトンでのあの騒動の時には表の使用人()は居なかったからな。多分、この推定おてんば娘が巻いたんだろう。エメラルダさんはそれに付き添ってただけっぽいけど、主人の無茶に付き合ってダメコン出来てなかったのは良くないな。勝手に抜け出すのが防げないなら他の使用人()に連絡入れといてもしもの時に備えるくらいはやっておかないと。


 まぁ、そんな事を考えても口には出さないけどな。明らかにアリアさんが求めてるのは女子同士のオハナシだ。この場面で正論ぶつけても誰もなんも得しない。ただ、お茶を入れる時に視線だけでエメラルダさんを労うと、俺の視線の意味を理解したのかエメラルダさんが恐縮そうに頭を軽く下げた。


 凄いな、ここまで見ただけで分かる苦労人属性ってなかなかいないぞ。なんだかこの子とは仲良くなれそうな気がする。


タロゥ(8歳・普人種男) 


生力38 (38.0)

信力99 (99.9)ー

知力37 (37.0)

腕力43 (43.0)

速さ39 (38.0)

器用38  (38.0)

魅力37 (37.0)

幸運24  (24.0)

体力37 (37.0)



技能

市民 レベル3 (100/100)ー

商人 レベル3 (100/100)ー

狩人 レベル3 (100/100)ー

調理師 レベル3 (100/100)ー

地図士 レベル3 (100/100)ー

薬師  レベル3 (40/100)

我流剣士 レベル4 (100/100)ー

木こり レベル2 (70/100)

楽士 レベル3 (35/100)

教師 レベル3 (28/100)

パチン・コ流戦闘術 レベル5 (100/100)ー

テイマー レベル1 (10/100)

絵師 レベル3 (41/100)

語り部(紙芝居) レベル5 (41/100)

水兵 レベル1 (1/100)

執事 レベル2(30/100)UP



スキル

夢想具現 レベル2 (100/100)ー

直感 レベル4  (11/100)UP

格闘術 レベル5  (40/100)UP

剣術 レベル5  (100/100)ー

弓術 レベル5  (93/100)UP

小剣術 レベル5 (93/100)UP

暗器術 レベル5 (93/100)UP

斧術  レベル4 (91/100)UP

飛行術 レベル1 (21/100)UP

フォークダンス レベル5(40/100)

フォークマスター  レベル0 (40/100)

念話 レベル0 (88/100)

女たらし レベル3 (100/100)ー

サニム流マナー レベル1 (80/100)UP



取得可能スキル

素人○貞 レベル5(100/100)ー

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