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2話 そのへんにいたエルフ

なろう異世界のみんなにインタビューしてみた第2弾


今回はエロフ。じゃなくてエルフです。


理屈を合わせようとしたらとんでも設定が出来上がった。


まったく異世界はファンタジーだぜ

「どーもー。今日もなろう異世界のみんなにインタビューをしていきたいと思います♪


 普段は聞けない、知らない本音が聞けるかもしれませんね♪」


 前回同様、作者はノリノリでインタビュアーを演じている。


 もちろん、依頼先であるスポンサーは秘密厳守だ。



 作「さぁ! 今回のトップバッターは冒険者ギルド長だ!」


 やはり面倒なのでセリフの最初に名前を付けていきます。




 作「…………あれ?」


 返事もなければ誰も出てこない。


 作者は誰かとひそひそ話をしていた。


 そして誤魔化すように言った。


 作「どうやら手違いがあったようです。今回は要望があったエルフの方に、急遽インタビューです!」


 どうやらそこらにいたエルフ(女性)を捕まえたようだ。


 作「では早速質問です! なんでエルフの方は耳が長いのですか?」


 女「いきなりなんでインタビューされているのかわかりませんが、お答えしますね。耳が長いのがエルフの特徴だからです。理由は最初にその設定を作った人に聞いてください」


 作「種族特徴というわけですね。他に種族特徴としては森の民として森を守る役割をしている。寿命が長い、魔力が高いなどがありますが?」


 女「種族特徴といえばそうなんですが、森の民として耳の長い人たちが単に残っただけかもしれませんね。

 そういう観点からすれば耳長族という名称でもあながち間違いでもないかもしれません。寿命が長い、これは人間と比較したら長いということです。森を守る役割という観点から言うならば、木の寿命は何千年といったものもありますから、それと比較するとエルフの寿命は役割を果たすには逆に短いとも言えます。エルフの魔力が高いというのも人間と比較してということですね。長い間生きている森の中は魔力が濃いと考えられています。そんな森に長い間住んでいるわけですから魔力が高くなるのもうなずけますね。また、その子供たちも魔力が高い者たちが親になり、魔力が濃い森で生まれるわけですから、魔力が高くなるとも考えられますね」


 作「なるほど。人間と比較すると違いがあるということで、役割に沿った生き方をしている種族として考えるとそのような種族特徴を持つのが妥当ということですか」


 女「はい。ただ人間と外見上似ているというだけであって、エルフと人間は根本的に違います」


 作「根本的に違うとは?」


 女「人間とエルフの最大の違いは寿命ですね。どちらも同じように生活して同じような動きをできる。にも関わらず寿命がまったく違う。これは人間にはなく、エルフにはあるという機能がなければなりません。考えられるとしたら体内で魔力を寿命に変換できる機能がエルフにはあるということです。たとえばエルフの体内には魔石があり、その魔石で魔力を貯め込み、魔力を生命力に変換している。そのようなことですね」


 作「まさかの魔石設定。でも確かにそのような魔力装置でもないと寿命の違いは説明できませんねぇ。エルフが光合成できたりとかならわかりませんが。まさか長い耳で光合成してるとかはないですよね」


 女「流石にそれはないのではないでしょうか。でもあまり消費しない行動をしていると思います。引きこもりでほとんど動かず、食べ物も少量で植物性のものばかりというものたちも多いかもしれません。まぁ、みんながみんなそうだと森から一切エルフは出てこれなくなりますけどね」


 作「引きこもりの怠け者……。エルフのイメージが変わりそうですね」


 女「長い年月、森を守り森と共に生きるならそうなるのではないでしょうか?」


 作「なるほど。なるべくしてなったと。しかしそうなると人間が寿命を延ばすには魔石(魔力を貯め込み、魔力を生命力に変換する)を取り込んだりとかが必要になってきますねぇ。ああ、そういえば人造人間ホムンクルスというものがありましたね。エルフはホムンクルスだった。これは衝撃的」


 女「設定を考えるとそのようになりますね。ああ、そういえばまだエルフとしての大きな特徴に精霊信仰というものがありましたね。魔石などがないとなると精霊信仰によって寿命を延ばしていると考える線もありますね」


 作「詳しくお願いします」


 女「エルフは精霊を信仰することによって精霊の加護を得られ、精霊魔法を使うと考えられています。もちろん精霊は実在しております。ここから寿命が長くなると考えられるとしたら、エルフは精霊から加護を得られる際に、肉体を精霊によって長い間、生きられるものに作り替えられている。ということです。産まれたときから加護を持っていた場合、すでにその赤ん坊の肉体は寿命が長いものになっている。そう考えると辻褄が合いますね」


 作「つまり、エルフという種族は精霊によって作られた存在というわけですか」


 女「森の精霊がいて、自分たちを守るためにエルフという守り役を作った。ありえない話ではないでしょう」


 作「むむむ。これはたしかに人間とは根本的に違いますね。ただそうなると人間とエルフの合いの子であるハーフエルフというものの存在はかなりあやふやなものになってきますね」


 女「木と動物で子供を作るようなものですからね」


 作「大きな謎が残ってしまいました」


 女「ファンタジーに謎はつきものでしょう。すべてに説明がつくというのはなかなかにないことですよ」


 作「そういっていただくと助かります。今回は突然のインタビューに答えていただきありがとうございました」


 女「こちらこそ拙い話を聞いていただきありがとうございます」


 エルフ女のインタビューが終わる。




 作「では今回の話をちょっとまとめてみようか」



 ・エルフの耳が長い理由


 特に理由なし、最初に設定した人が決めただけ。または耳が長い先祖が残っただけ。


 ・エルフの寿命が人間よりも長い理由として考えられるもの


 1.エルフには体内に魔石のような魔力装置があり、魔力を生命力に変換することによって寿命を長くしているのではないか?


 2.エルフには人間と異なるエネルギー吸収手段があるのではないか?


 3.エルフには人間と異なり、消費活動を少なくする手段があるのではないか?


 4.エルフの肉体は精霊により寿命の長い肉体へと作り替えられているのではないか?



 ・ハーフエルフの存在の謎


 もし考えるとしたらハーフエルフは精霊によってすでに肉体を作り替えられている。ぐらいかな。


 そうでないとハーフエルフの寿命が長い説明がつかないですからね。


 作「まったく異世界ファンタジーは、ほんとファンタジーだな」


 作者は異世界ファンタジーのファンタジーさに、思わずファンタジーな気分になるのだった。




 この話は独断と偏見でできています。


 当然のことながらこの物語はフィクションです。

今回はなろう異世界とは限らずエルフそのものの設定について考察してみました。




獣人のリクエストもありますが、獣人ってすごく種類がいるんですよねぇ。




どうしよう。




ん?新作小説を作らずに、なんでこんなの書いてるのかって?


勉強をやりたくなくて掃除をするようなものです。


つまり現実逃避。

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