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第一話 転生、そして出会い

閲覧ありがとうございます。プロローグは見なくても問題ないと思いますが見ておいたら主人公に感情移入できるので面白いと思います。

目が覚めると草原が広がっていた。


「ここが…別の世界?」


見渡す限り、緑一面。近くに人の集落のかけらもない。


「とりあえず周りをみてみるか。」


数分間歩き回ったところ…


「おっ…あれは…森か?」


近寄ってある事に気づく。地面が違うのだ。今さっき歩いていた草原は緑いっぱいだったのに対し、こちらは黒曜石のような真っ黒なものになっていた。


「なんで地面が変わって…?なんか境目みたいな…。」


その時、草むらから音が聞こえる。


「誰だ!?」


出てきたのは可愛らしい、小さなウサギだった。パチリとまばたきをし、プルプルと震える。


(可愛い…こういう可愛いもの好きなんだよなあ…)


手を伸ばすとウサギは驚き、怯えて逃げてしまった。 


「ああ!ちょっと待って〜!」


思わず兎の後を追いかける。もしかしたらほかの生き物もいるかもしれない。そんな淡い期待を抱き、俺は森の中に足を踏み入れたのであった――




数分が経った。俺はその後兎を見失ったと同時に、森のなかで迷子になっていた。


「ここどこだよ…いくら歩いても出られない…。」


どんな長さをしているんだここは。歩いていたとしても数分あれば普通の森なら抜けられるはずだ。だが同じ景色がずっと続くだけ。何か…変だ。


「本当に…出口はあるのか…?もしかして…漫画とかによくある…永遠に出られない的な…」


よし。とりあえず考えるのはやめよう。とにかく進み続ける…それが俺にできることだ。


「はあ…はあ…こんなことなら運動しとくんだった…。」


こんなに体を動かしたのは数年ぶりかもしれない。死ぬ前までは体を動かすのは会社への通勤のみ。学生時代なんかも保健体育の成績は基本2や3だった。


「はは…何もしてないつけか…」


そんな事を考えていると、ふと空が暗くなっているのに気づいた。降りてきたのは夕方くらいなので、少なくともここに来て1時間は経っている。


「はあ…まずい…体力が…」


その時、前に明かりがあることに気づいた。少し弱いが確かに奥のほうが光っている。


「…もしかして…人が…?」


最後の力を振り絞り、走り出す。人がいたら…食料や水がもらえるかもしれない。もしかしたらここを抜け出せるかもしれない。


「はあ…はあ…あと…すこし…!」


草木を乗り越えた先には…………いた。

生き物が、いた。人ではない。巨大な…竜が。


「ほう…人か?珍しいものよのぅ…自ら餌が来るとは。」


「…へ…?」


竜が喋った。そんな事を考える暇もない。巨大な竜は大きな口を開け…俺に近づけた。


「いただくぞ。」


かぶっ。…最後に見えたのは暗闇だった。



感情移入できましたか?痛いですね。ちなみにプロローグを見ていない方向けですが、主人公の名前は佐藤英雄です。

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