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ひとりぼっち‐11‐

働く女……そして青い肌の女。そのスカートの中は二本の足ではなく、幾匹もの狼の群れとその首が足のようなものを形づくっていた。まるでマモノ。だがそれは、鏡太郎の目で見えているものでしかない。そして鏡太郎は普通のまま世界を見られはしないのだ。


女からは強くアルコールが匂った。酒の飲み過ぎで吐いているようだ。見なかったことにしたかった。しかし見てしまった。遅すぎた。女は口元の汚れを乱雑に拭う。吐き終えたようだ。女はそして振り返る。鏡太郎に気が付いていたのだ。

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