どうしたらいいのってきかれたら④
大きな丼を一つのせてきた愛美は幸せそうに席に座るとその丼にかぶさっていた蓋をとる。
そして中を確認するとそこにはカツがご飯の上にのっていて、卵などでとじてある。
ま、簡単にいってしまうとカツ丼である。
それも大盛りくらいの大きさのものだ。
美味しそうだけど私ならあの量は無理かな。
ちなみに愛美はこのカツ丼を食べる前に軽食としてコロッケとメンチカツをたいらげているのでこの程度の量は余裕なのだろう。
そんなことを知らない私はただ美味しそうに食べる愛美を見て微笑ましく思う。
そんなことをしているとラーメンを食べ終わった。
ちなみにお汁は半分くらいしか飲んでないのを愛美が知ると、それをほしいと言うのであげるので満面の笑顔で食べていた。
ほんとになんだかほっこりするなー。
そう思っていたところ愛美がこちらを見てくる。
「私変かな?」
「ううん?そんなことないかな、美味しそうに食べているところを見るとなんだか可愛いし」
「そうなんだ」
「そうだよー」
顔を真っ赤にしながら丼に顔をうずめそうになっているのを見ていると本当に可愛い。
そして乃絵ちゃんはというと飲み物を買ってくると言って席を立っていった。
だけどそれにしても帰ってくるの遅い。
何かあったのかな?
「ごめんね、愛美。私少し乃絵ちゃんの様子見てくるね」
「うん」
愛美を一人で残すのもなんだかダメなような気がしないわけではないのだけれど、なんとなく乃絵ちゃんよりは大丈夫なはずだと思う。
そんな心配性の私は乃絵ちゃんが向かった方の自動販売機に行った。
するとそこには数人といっても三人くらいの男が集まっている。
そしてその三人に追い詰められるようにして乃絵ちゃんがジュースを持って立っている。
うわ、うざー。
男の方をそう思って冷たい目線で見た私はため息をついてから、息を少し吸い込んでからそれを吐き出す。
「おい、てめえらいい加減にしろよ」
なるべくドスがきいた感じで言ったその言葉はその男どもをこちらに向かせるのにいい効果があった。
慌ててこちらを振り向いたその男たちは私の方を見てニヤリとする。
うわ……
救いようのないクズどもだな。
思わずそんなことを思ってしまうと、すぐに携帯をポケットを取り出す。
「あの、救急車呼んでもいいですか?あなたたちのために」
「はぁ?」
そして煽るとそう言いながら顔を歪ませてこちらに向かってくる。
ほんとにこういうバカは一度ボコボコにしないとわかんないのかな?
まぁ、いいかな……
久しぶりにやっちゃおう。




