突然のデート計画⑬
次に試すのは純粋にワンピース。
ひらひらした裾を残しながらも肩のフリフリしたものを中に織り込んで見えなくしているのだけど、これはこれで違う。
うーん……
とそこで考える。
私が一番重要としている服の選び方を……
まずはその人の似合う似合わないを頭の中で脳内再生して、次にその服がその人の好みかどうかを調べる……
そっか、好みだ。
私は一つ頷くと、ダンボールに入っていたものを全て取り出してから、雅人君に向き直る。
「雅人君」
「何かな?」
先ほどまで着せ替え人形化していた雅人君は私に真剣な表情でそう言われると、すごく戸惑いながら、こちらを見返してくる。
だからこそ私は一つ咳払いを心の中で打つと口を開いた。
「この中で好きな服ってある?」
そうして私が持ってきた服とクローゼットに入っていた服を両方とも指差す。
戸惑った表情を一瞬だけ見せた雅人君だったけど、すぐに何か意図があるものだと気づいたのか真剣に服を見る。
「これとかかな」
そしてその中でも目にとまったものを示してもらった。
それはそれは先ほど着ていた服だった。
なるほど、好きなものを着ていたんだ。
そう思った私は、もう一度先ほどの会ったときの服装に着替えてもらう。
確かに可愛い。
だけど何かがたりない。
そう感じた私はかなり薄手のパーカーを腰に巻いて、次にニーソをくるぶしたけの靴下に変える。
そしてこれでどうだといわんばかりに雅人君を立ち上がらせた。
「うん、可愛い」
そしてついつい口に出してしまうほどその姿は可愛かった。
さっきまでの服装だとなんとなくただ可愛いだけだったけど、今では運動少女なんだよというのを示しているようにも感じる。
というよりも少しガサツな感じが男の人はでてしまうので、こうやって女の子でも活発な子と思わせるような服がいいのかもしれない。
それに、この美脚を生かさない手はないと思っていた。
ニーソに隠れていた足が表にでることで、それはまさしく神々しくなった。
だって先ほどまではニーソのせいか少し窮屈に感じていた足が今解放されることによってそれは綺麗に伸びる足になった。
というよりも綺麗すぎて興奮する。
あの足に踏まれたいと思ってしまう。
変態だって罵られてもいい……
というよりも罵ってほしいです。
そんなバカなことを考えながらも次はアクセサリーに取り掛かる。
ピアスなどはこういう服装にはどちらかというとあんまりだし、たぶん雅人君もピアスなんかを付けなれていないので違和感などをかんじたら嫌だと思う。
だからこそ、こういう子にはそうこのアイテム。
少し前に流行った、ミサンガをアレンジしたものを右腕の手首につける。
うん、いい感じ。
確かな手応えを感じた私はほんの少しだけガッツポーズをとったのだった。




