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少しのラブとただのオタクとそんなラブコメ  作者: 美海秋
こうなればいいのにと思っている私がいただけどそうはならない
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男の女⑧

そしてそして、そんなことを考えていると、不意にお腹の辺りがチクリとする。

何事かと思っていると、今度は会長の座っていた方からドスンという音が鳴った。

それに反応して慌ててそちらを見ると、そこでは赤い顔をした会長が机に突っ伏していた。

「大丈夫ですか、会長」

慌ててそちらに駆け寄ると、会長は弱々しい声でそれを呟いた。

「ガールズチェンジ」

そして会長の体は温かいような光に包まれて、それが解けた時にはあの美少女が机に突っ伏していた。

なんで?

思わずそんなことを頭の中で考えて、だけどすぐに冷静になろうとする。

急に変身をした?

というよりもしたくなったとか?

そう分析したところで、美少女会長バージョンが目を覚ました。

「あれ……」

戸惑う会長に対して、私は軽く頭の中でグッジョブしてから机に手をついた。

そして威圧感を与えるようにして上から視線を送る。

「あの……」

ビクビクと震えるように私を見る会長になんとか鼻血をこらえて私は口を開く。

「えっと、なんで女の子になったんですか?」

そして遠まわしに聞こうと思っていた言葉が何故か直線的にですぎていて自分自身戸惑う。

だけど、もう見られてしまって諦めたのか会長はこちらの目をじっと見つめるとその真相を語りだしたのだった。

そうあれは夕方だった。

生徒会としてあの願いを叶えてくれる石というのを調べることになった俺たちは利一と一緒にその願いを叶える石というものを探していた。

そしてだんだんと進んで行くうちに目の前が少しはれた場所にでた。

そこにあったのは小さな鳥居とそれに祀られているようにして置いてある石だった。

俺には願いがなかったためどうしたものかと悩んでいる時に、実験で試してみたんだ。

願いごとが叶うのなら、何か適当に叶えてくれと……

すると頭の中に返答がきた。

次にやってきた願いと同じことを叶えてやろうと……

そこで次にやってきた人の願いを俺にも叶えた時、俺は女の子になっていたんだ。

「ふーん」

全部聞き終えて少し胡散臭いというのではなくて、そんな願いごとえさえ叶えてしまうのかと思った。

だけど、腑に落ちないところがあった。

「それならなんで今の段階で女の子に急に変わるようなことをしたの?」

それは素朴な疑問だったけど、その今は美少女の生徒会長は苦い表情になると言う。

「願いごとには代償がいるだろ。俺のそれは二四時間以内に一度は絶対女の子にならないといけないということだ。」

そうだったんだ。

私はあの時のことを思い出していた。

そういえば昨日の買い物の帰りに変わっていたからそれから変わっていなかったため、強制的に変わったということなんだ。

あー、何それ……

私にもそんなのあるのかな?

そんなことを不意に思った私は、だけど願いごとすら忘れているのでよくわからないでいた。

書き終わりましたー

本当に放置申し訳ないです。

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