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不思議な力①

なんだろうか?

思わず二度見してしまうような小さな鳥居と逆に大きな石があった。

ご利益が書いてあるような看板もなく、どこか不気味な感じも漂わせているその神社?に私はなんとなく近づいていた。

自分でもわからないけれど、私はその石に触れて今の自分の願いを唱えていた。

「私を変えてください。どんな形でもいいので私を……」

そう、ただ願った。

そして出来事が起こる。

まばゆい光が目の前に現れたと思うと急に目の前が真っ暗になる。

私には何が起こったのかわからなかった。

そこにたっているのかさえわからない。

どうなってしまったんだろう?

私はただ呆然と起きていることを客観的に感じていた。

これは何だろう?

そこに何かがあるのを感じて手を伸ばしてみるが、本当は何もないので掴むことはなかった。

おかしい。

何が起こっているのだろう?

というよりも私は誰なんだろうか?

美佳?

その名前だけが頭に浮かんでそれが自分の名前だろうと勝手に思う。

私はそこで意識を失った。


誰かが私を呼んでいるような気がする。

それもかなり近くで……

だけど目を開くことすらなんだかめんどくさい。

なんだろうこれって……


次に目を覚ました時、私は知らないところにいた。

というよりも私の名前が美佳であること以外覚えてすらいない。

ぼんやりと体を起こす。

何かが頭をひっかかるような気がするけれど、何もないような気もする。

本当に私はどうしてしまったのだろうか?

そんな時だった、頭に奇妙な声が聞こえてきた。

「ありゃー、失敗しちゃったー」

それはどこか間の抜けた女の子の声で私はしきりにその声がどこから聞こえてくるものなのかさぐった。

「見つからないよー」

そんな私の行いを知ってかしらずか女の子の声は私をからかうように少し笑うとすぐに押し黙る。

「ねぇ、もう一度あの場所に来て」

そしてその声はその言葉以降は聞こえなくなっていた。


その後はいろいろとあった。

心配する私の家族と思われる人たちに送られて知らない場所にきて知らないことをした。

……

いまだに私は何をしているのかさえわからなかった。

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