第0.5章 オークとの戦いそして
オークに単騎で挑むシレンその強さはいかに。
身体強化の魔法でも使っているのかと錯覚するほどの速さでオークとの距離を縮める。オークはニヤリと笑いながら再度投擲。
「そんなのしっかり見てたら当たらないよっ!」
しかしシレンは軽々と躱す。
もう剣が届く距離に肉薄したシレンは剣で斬りつける…訳ではなくスライディングしオークの股下を通る振り返り際に膝裏へ横薙ぎに一閃。断ち切ることは出来なかったがオークが膝立ちになる。
(屑鉄の剣じゃ切断はできないか…なら!)
オークがその場で振り返りながら裏拳。その攻撃を素早くジャンプし躱しながら、
「これならどうだ!」
オークの目玉目掛け正確な突きを放つ
「gyaaaa!」オークが叫びながらのたうちまわる
「これでとどめ!」
シレンの全力袈裟斬りがオークの首を跳ね飛ばした。
「あの坊主俺らより強いぜ…」ヒールポーションをのみ動けるようになったザンバが言う。
「あんなあっさりオークを倒すなんて…実はC級冒険者だったりするのかな?」
「どうだろう…それにしてはまだ幼さを感じるような気もするけど…僕らのこと呼んでるね、行こうか」
3人がシレンに近寄る。
「すみません!このオークどうしましょう?僕まだ冒険者じゃないので換金できないんですよ…良かったら皆さんに譲りましょうか?」
「いいのか!?いてっ何すんだよフリーク」
「ザンバ図々し過ぎるぞ…僕はフリーク名前は?」
「シレンです!」
「シレン、オークは貰えない僕たちは何もしてないからね、代わりに僕たちが換金するからミスフォートに着いたら冒険者ギルドまで着いてきてくれるかな?」
「いいんですか!ありがとうございます!」
4人はオークの死骸から換金出来る魔石と肉を持てるだけ剥ぎ取り残りは燃やし、馬車の方に話しながら戻る。土属性の魔法を使っていたのがザンバさん、リーダーで炎魔法を使っていたのがフリークさん、氷の魔法を使っていた女性がパールさん。3人はパーティを組んで馬車の護衛依頼を受けていたとの事。
馬車が進み始め冒険者の3人と話し込んでいるうちに都市ミスフォートに到着した。
「わぁ…ここがミスフォート…」
何十メートルもある外壁が門の左右に伸びている。
「ミスフォートは初めてかい?」
「はい!学院に入りたくて来たんですよ。」
「ほう…学院に、そうかそんな時期か、まあシレンなら簡単に入学できそうだ。ギルドで換金できたら、学院まで案内するよ。」
「ありがとうございます!」
御者の人にお礼をいい冒険者ギルド目指して歩み始めた。
ミスフォートの大通りは人が多くで賑やか、シレンは村以外の居住区に来た事が無かったので、緊張しながら3人に着いていく、しばらく歩くと大きな建物に着いた。
「ここがミスフォートの冒険者ギルドだよ、僕たちの依頼報告とオーク換金をしに行くよ」フリークさんが言う。
僕は言われるがままについて行きギルドに入った。
冒険者ギルドには意外と人が少なく、静かだった、後から聞いた話お昼の時間はみんな依頼で出ている事が多い。朝と晩は人でごった返しになっているらしい。
フリークさんが受付の女性に話しかけに行った、依頼の報告をしている。僕はぼーっとしながらそのやり取りを見ていた。
「依頼達成おめでとうございます。」
「ありがとうございます、何個か魔石等あるので買取をお願いします。」
「かしこまりましたこちらの台に換金される物をお願いします。」
フリークさんがゴブリンの魔石数十個とオークの魔石、オークの肉を出した。
「こちらはゴブリンの魔石とオークでしょうか?」
「間違いありません」
「なるほど、オークですか、良く倒されましたね」
「実は僕たち3人は見ていただけなんです、この子シレンが一人で倒しました。」
「え?本当ですか?」受付嬢が驚いた顔をしている。
「本当です、学院入学希望者で将来有望な人材ですよ」フリークさんがそんな事を言う。
「それは将来が楽しみですね、是非冒険者登録する際はここに来てくださいね」
「あ、分かりました」
換金が終わりオークの文のお金がフリークさんから渡される全部で4500Lcだった、意外といい値段で売れるんだなぁと思っているのがバレたのか、フリークさんが肉の状態がいいから上乗せしてもらったと言っていた。魔法で攻撃するとどうしても傷んでしまうので剣で倒したしれんのオークは状態が良かったらしい。
ギルドでの用事を済まし次はミスフォート魔法学院に向かう。
ミスフォート到着!
次回から第1章になります。
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