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プロローグ『運命』
いいなぁ、みんな自由に生きられて。
いいなぁ、みんな楽しそうにしていて。
本当に、体を持っていていいなぁ。
私は森を漂っていた、暗い暗い森の中。
その中に一筋の光が見えた、私はそこに導かれるようにその神々しさを放っていた少年と出会った。
その少年は背中に何本かの矢が刺さり剣で切り裂かれたような傷もあり、本当に今にも死にそうだった。
そう思っていた時小さな、本当に小さなか細い声で少年はこう呟いた。
「みんなと同じように普通に生きたかっただけなのに、酷いなぁ」
その目からはポロポロと涙が溢れていた。
これは運命だと思った、彼は私と同じなのかもしれない。
彼は私と同じく全てに嫉妬し嫌悪しているのではないか。
そうだよね、苦しいよね憎いよね。
それなら人間なんて。
『その願い叶えてあげる』
私はその少年囁いた。
そして繋がった。
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