水着の紐って、意外と引っ張っても、ギャルゲーみたいに、そう簡単には外れないです
どうも、お久しぶりの投稿です。
皆様はお元気でしたでしょうか? 私は仕事が忙しく、なかなか執筆時間が作れずにいまして、私の小説をもし、楽しみにされている方がいましたら……申し訳ない気持ちと、嬉しい気持ちです! 今回は、久しぶりの登場する方います!お楽しみに!
# 64 水着の紐って、意外と引っ張っても、ギャルゲーみたいに、そう簡単には外れないです
メイドビキニを着た様々な女性達が、Tシャツを濡らしながらも、緊張感有り! ポロリや微笑ましい物も多いにあった。
そんな武闘会も終盤戦である……そう! 準々決勝での私の相手は前回は負けそうになりながらも力技で勝ち進み、会場の度肝抜いたシュリさん。
果たして……彼女は私に対してどの様な策を仕掛けて来るのだろうか? その本人は、ニヤニヤしながらコチラを見つめている。
そんな思考を巡らしていると、フェロリーナさんが私に向けて急に、ニヤけた悪い顔をした後。
「会場の皆々様! 準々決勝である、メルティア vs シュリの戦闘ルールの変更をしたいと思います。
変更点は……魔道具の使用は無し、そして!フィールド場には特殊な粘液(ローションの様な物)を1面に流し、コチラで用意した衣装を着て頂き、お互いに服を剥ぎ取り合うという単純なものです」
――本当にあのロリは、私を是が非でもでも負けさせたいのかね? しかしながら、あのネチョネチョした液体が私の知る、ローションと同じ物と考えるならば、濡れてしまうという事で = 私の敗北という式が完成してしまう……
そんな事を考えていると? 通信魔法の着信が有り。幼い容姿なのに、艶やかな笑みでアイコンタクトを送ってくる人物からのものだと分かった私は、その要請に答えた。
《なんでしょうか?フェロリーナさん。
流石に、あのネチョネチョの液体で埋め尽くされているフィールドでの服の脱がし合い等をすれば、貴女が私に課した条件で勝つ事は不可能です》
するとロリエルフは、私の無理とか出来ないを聞きたかったらしく、満面の笑みで。
《そう! メルティアでも無理だと言うのね!? うふっ……うふふふふ! そうなのね! 貴女の口から、そのセリフが聞きたかった! 今、物凄く私は気分が良いから、条件を変えてあげる……衣服は濡れても良い、だけど、剥ぎ取られてはダメ。
この条件ならどう? 出来そう? 》
――この幼女はどうしてこんなに荒んでいるのだろうか? 彼女は、どんな人生を送ってきたのだろう……謎である。
幾分かはマシになったが、この条件で勝利しないといけないのか……シュリさんが相手では、勝率は上がったものの、難しい事には変わらない。
そして私はフェロリーナさんに、眉を寄せながら、素直な気持ちでこう言った。
《正直に言いますと、厳しいですね……彼女の強さは身に染みてますので、勝率は2割って所でしょうね》
すると、彼女はつまらなそうな顔をしてから、私を睨み付けながら。
《やっぱり私は貴女の事が嫌い……勝算はあるんでしょ? 先程と変わって、目が違うもの……話は終わり》
そう言い終わるやいなや、通信をブチッと切られると、フェロリーナさんは賢者に次に進める様に促してから、彼が「もういいのかい?」と、アイコンタクトで訪ねると、彼女はコクンと頷いたのを確認してから、開始の合図を始める。
「さぁっ!お待たせしました!本大会も大詰め、今回脱が……いえ、対戦するカードは!もはや説明は不要なこの2人! メルティアちゃんvsシュリちゃん! それでは両者、そこに設置してある簡易更衣室(空中に浮いた円状のカーテン)の中に有る衣装に着替えて下さい!」
そして私達はカーテンを捲り、中に入ると?
言われた通り、衣装が入っているであろう袋が有り、取り出して見ると?!そこには、腰辺りまでスリットが入っている、超ミニ丈のチャイナ服 + お団子頭のウィッグ(黒) + 黒のカラコンで有る。
すると? シュリさんの居る方から、驚きや怒りや恥ずかしさがこもった様な声音で「何だ!この破廉恥な服は! 」と、言いながらバタバタと外に出て行く音がした。
「賢者殿、コレは一体……何なのだ!とてもじゃないがこんな布切れを着て人前に出れるか! 」
すると賢者は「儂、知らんもん……」と、子供の様にいじけてからボソッと呟く。
フェロリーナさんが、シュリさんの疑問に答える様に。
「私も知らない。昨夜、とある服屋から無料で良いので使って欲しいと言われたの、使い道が無いから、ちょうど貴女達が勝ち残ってしまったし、少しでもメルティアと良い勝負が出来る様にしようと思ってね? 」
その言葉に、ぐうの音も出ず、分かるが納得いかないという気持ちでいっぱいのシュリさん。
そして私は、その様子をカーテンの隙間から覗いていると? 突然、テンションアゲアゲで、久しぶりのあの人(変態)が脳内に語りかけてきた。
『メルティアちゃん! お久しぶりです!! 私が悩みに悩んで選んだ、チャイナ服を着てください!はぁはぁっ////』
するともう1人、久しぶりの登場の元、常識人だった人の声もしてきた。
『メルティア! 久しぶりだな! 元気にしてたか? エリーと、お前に合う衣装を談議してたら、本編に顔を出すの忘れてたぜ』
「御2人共、お久しぶりです。
この後に、着ないといけなくなる状況になるは予想できますが、最近現れないと思ってたら、そんな事をしてたんですね?」
女神さんは、何故か着ると言っているのに、何処か不満気な感じで。
「素直に着て頂けるのは嬉しいんですけど…… こういうのって、いやぁーん恥ずかしいよぉ〜 みたいなのが無いと、何か物足らない感じなんですよね……まぁ、それでも問題無く私は楽しむ事は出来るのですけどねっ! ふへ、ふへへへぇ〜 ////」
久しぶりの登場でも、何も変わらない姿に安心しつつ「はいはい」と、軽く流しながら私は、チャイナ服に着替え始める。
すると覗き魔(女神)は「はぁはぁ////」言いながら、私のお着替えをガッツリ堪能している様だ。
私は気にしたら負けだと思いながら服を脱いでいく。
一方、魔王さんはというと? 流石に性犯罪者(女神)とは違い、被害者の気持ちが分かるせいか、ソワソワしながら大人しく待っている様だ。
一方、外から何も声がしないので、シュリさんはこれ以上抗議をするつもりはないみたいで、大人しく衣装を着る事にした様だ。
そして、私達はコスプレを身に纏い、カーテンを同時にバッと開け、双方の姿を見た瞬間。
「ぷッ!」「ぶふっ!」
相手の姿を確認したと同時に、吹き出したのだ。
それもそのはず、シュリさんの格好はベリーダンスを踊る人が着ている様な、紫色のマイクロビキニにTバックの、透け透けのヒラヒラしている物を口元や腰周りを覆っている、とってもセクシーな格好であった。
しかし彼女が私の格好を再び見て、凄い剣幕で。
「なんで……メルティアの方が布面積が広いんだよぉー! こういうのはメルティア担当だろ?! しかも! このヒラヒラ無くなれば、ほぼ全裸じゃないか! 」
私が悪い訳では無い?と思うけれど、申し訳無さそうに、シュリさんに真実を伝える。
「ごめんなさい。
女神さんと魔王さんが、服屋として武闘会前日に、フェロリーナさんと接触していたらしくて……それでこんな状況になっています」
それを聞いた彼女は、目を【クワッ】と見開き、驚きや戸惑い……怒りや、ままならない気持ちがゴチャ混ぜになった様な顔になり、私にこう言った。
「いや……メルティアは悪くない。
私も君も被害者だよ……しかし何だな? 初めて戦った時もそうだが、こんな気持ちでする時しかないな?」
「確かにそうですよね……まぁ、2回目なので大丈夫でしょう」
そういうと、シュリさんは「ああ、違いない」と、言ってから、戦闘態勢に入る。
とても服の脱がしあいをする様な感じではなく、会場が戦場では無いかと、勘違いしてしまう様な、ピリピリとした空気に包まれた。
賢者は準備が整っているのを確認して、開始の合図をする。
「それでは! コスプレ衣装脱がし!Rady〜FIGHT!!」
速攻を仕掛けてきたのはシュリさんで、ローションの上を器用に滑りながら、接近してきた。
「先手必勝!」
そして私は、彼女が脱がそうと伸ばす両手を【ガシッ】と掴み、そのまま後ろに態勢を崩されたが、脚を前に出してから、巴投げの様な形をつくり、そのまま後方に投げた!するとシュリさんは、思いがけない行動に困惑しながらも、そのまま後ろに投げ出されるが、場外ギリギリの所で耐えてから、私に笑顔でこう言った。
「くふふふっ……流石メルティアだ、こんな体術は今まで見た事が無い!君との勝負は実に良い!一挙手一投足、私に素晴らしい経験を与えてくれる !」
彼女が自分の状態を分かっていない様なので、薄ら笑いで。
「お褒めに預かり光栄です……が、既に大事な部分が丸見えですよ?シュリさん」
そう……私が投げた時に、マイクロビキニ(上)の紐を、こっそり引っ張っていたのだ。
すると彼女は言われてから気付いた様で、いつになく甲高くて、可愛らしい声で「きゃぁぁぁぁぁぁっ!!」と、悲鳴をあげた。
片手で胸を隠しながら、私をキッと睨み付け。
「許さん!! 今すぐお前も、ひん剥いてやる!!」
シュリさんは狼の様に唸り声を上げながら、飛び掛って来る。
それを見た私は、姫様と初めてお会いした時に、彼女の貞操を御守りする為に、変態(女神)に襲いかかられた時の事を思い出しながら、シュリさんの攻撃の軌道を読み、躱しながらTバックの紐を摘み、それを引っ張った! 彼女は「何だと?!」と、言いながら、ポロリした部分を隠そうとしてバランスを崩ししてしまい、前のめりなりながらそのままプールの中に滑りこんでいった。
賢者は勝敗が決したのを確認してから、マイクの様な魔道具をギュッと握り締め「勝者!メルティアちゃん!!」と、告げた。
フェロリーナさんは「何で勝つのかしら? 無いわ……ルール変えなきゃ良かったわ」と、呪詛の様に呟いている。
そして、ブクブクと沈んで行く全裸騎士を救助隊が、大事な3点を隠しながら去っていく。
それから、別のメイド達が次の試合に向けて、バタバタと準備をする。
私はというと? 先程戦いでの立ち回りについて、女神さんと魔王さんに、コスプレ衣装の見せ方や、戦闘での動き方の意見等を、控え室の中で聞くのであった。
あと語り
『本日も! 武闘会について、実況解説等を挟みつつ、始めていきたいと思います! そして、本日のゲストは!? シュリさんの戦闘回という事で、大国内最強!イケメン自称(笑)の、変態シスコン野郎と言えばこの男! サイファ · イラストラル · エリザベート!!……のっ予定でしたが、前回のあと語りで、妹を侮辱や馬鹿にした人達を、血祭りにあげようとして、女王陛下が先回りからの、フルボッコにされてしまった為、全治3ヶ月の大怪我負ってしまい、本日は止む負えなく不参加という形になりました』
詳細は、サイファが武闘会の会場に着く→ 女王陛下が仁王立ちで待ち構える→ しかし、シスコン(サイファ)は気が付きもせず、そのまま突進→ 結果……フルボッコ→ 現在に至る。
「まぁ、その様な事が有りましてね? 割と今まで出た人達も、出し尽くした感は有るんですよね〜」
すると……不機嫌そうな、ブスッとした声音で「ねぇ?貴方?聞こえないの?」急に声をかけられたが、姿は見えずにキョロキョロしていると。
『作者、コッチに本体は無いわ!読者の皆様は、主人公の剣にも関わらず、出番が無さすぎて、忘れてるんじゃないかと思うのだけど、ルナージュよ……』
『ルナージュさんでしたか……ごめんなさい! 戦闘シーンは有るものの、武器も使用禁止だったりしまして、名前の方は出てはいるのですが、本当に!申し訳ないです……』
すると彼女は、本当は気にはしているが「別に気にはしてない」とでも言う様な感じで。
『これも……輪天武神の逃れられない運命みたいなものよ? 闘いあっての私達の存在意義が成り立つし、争いが無いとただの置き物……理解して頂けたかしら?』
彼女の寂しそうな声音で語るのを聞くと、どうにも出来ない事では有るが、何とかしてあげたくなる……作者ながら思ってしまった。
私が、そんな事を考えているのがバレてしまったのか、優しい声音で。
『作者……あまり気を負わないで欲しいのだけど? 私という存在を生み出してくれた事に感謝はすれど、キャラクターの設定に対して、文句なんて言わないわ』
『なら……良かったです。
コレからも色んな事をさせたり、ご迷惑をおかけするかも知れませんが、どうぞ!よろしくお願いします』
そう言うと彼女は「ふふふふっ」と、笑い。
もし彼女に顔が有るのなら、とっても素敵な笑顔だという風に、思わされる様な声で。
『ええ、こちらこそ。
武闘会編は活躍は出来なかったけれど、修行編では出番が増えるのよね?』
『はい!その予定ですよ。
では最後に、恒例の本編について感想をお願いします』
すると彼女は『う〜ん』と、悩む様な声を出してから。
『メルは、もうちょっとサービス精神を持つべきね……シュリは全裸を晒しているのに、M字開脚くらいのポーズくらいあっても良かったと思うわ。
他には、あの娘はせっかくチャイナ服を着ているというのに……片足上げてからの、メルちゃん殺法〜とか言いながら、ポーズを決めるくらいノリノリで武闘会に挑んでくれたら、80点はあげれたのに……』
『残りの20点が気になりますが、なるほど……ありがとうございました! ではまた次回、お会いしましょう! 』
『何と!? 次回は私が大活躍します!』
彼女のボケに対して、私は淡々とした口調でこう言った。
『出て来ません』




