メイド喫茶対抗!水着で武闘会(以下略) 疫病神は人の運も吸い取る
やばいですね……コロナ、江頭さんも言ってました。
自分の大切な人が肺炎で死んでしまうという事を考えろ!お前の自粛が助けになるんだ!遊びたい気持ちは分かる!だけど、今は我慢しろ! 落ち着いたら遊びに行けば良いじゃねーか!
うろ覚えですが、こんな事を言ってた気がします。
一緒に遊びに行った家族や友人や恋人が、居なくなってしまったら、もう二度と会えないし、遊べなくなります……そんなのは嫌ですよね?
#60 メイド喫茶対抗!水着で武闘会!【ポロリも有るよ!】対戦中!
対戦相手である3人は、急に私の身体全体を覆う炎にも躊躇せず、リコリスさんは二刀で斬り付けてきて、ミントさんはタイミングを見計らい連射をし、ダリアさんは間髪を入れず連続攻撃を仕掛けてきた……しかし! 私のTシャツは濡らせなかった。斬られても射られても連続攻撃されようとも、ただただ蒸発していくだけだった、3人同時に連携攻撃をされた時には不安だったが、何とかなって良かった。
挑発地味た物言い(自覚無し)だったらしい?で、この状況を作り上げたであろう人物に、攻撃を避けながら、相手の攻撃を蒸発させつつ。
「3対1何て酷いんじゃないですかね? しかも、報酬までチラつかせて人を釣る様な事までするなんて、余程私に修行させるのが嫌なんですか?」
するとこの状況を作り上げた本人(ロリ嫁イド)は、可愛らしいロリ顔が台無しになるほど青筋を立てて、顔を真っ赤にしてロリコンオーナーのマイク的な魔道具を奪ってから、私にこう言ってきた。
「私はメルティアが嫌いです……ムカつきます。それだけの才が有れば出来ないことが無いのに、凡人の様に振る舞い、のほほんと生きている貴女が憎い!! 旦那様を無意識の内に悲しませ!惑わせるお前の事が!!」
――やれやれ……見た目だけでなく、心までお子ちゃまなのか……私がのほほんと生きているだって? 冗談も善子ちゃんである。
私なりに辛いと思う人生経験をしてきたつもりだし、転生してからもそうだ……この世界の住人に振り回され、巻き込まれてきた。
しかもよりによって、惑わせる? 悲しませる? ただ、働くのを拒否しただけだ。
勘違いも甚だしい……。
そして私は彼女に向かってこう告げた。
「私が苦労してない? 笑っちゃいますね……平然を装っているだけかもしれませんよ? 人というのは誰しもが苦労したり、辛い過去が有るはずです!恵まれた場所や才能が有っても、その環境や才こそが! 首を絞める原因に繋がる事だって有ります。
この力は私の努力の結果や、天性的な物じゃありません……この世界で生きる為にと授かった力です。
前世の時も……今世でも! 自分が相手よりも優れている何て思った事が無く、嫉妬という感情も知りません……即座に諦めていましたから……どうせ私なんてとね?」
そして私が話しをしている最中も、3人は臨戦態勢崩さず、初めに対峙した時と打って変わって、化物を見る様な目で見てくる。
そんな彼女達との勝負を終わらせる為に、纏っている炎に魔力を更に注ぎ込み、一気に温度を上げた! すると紅い炎が、高温の証拠である青い炎に変化した。
そして私は3人に、素直な気持ちでこう言った。
「しかし、3対1では分が悪いですね……どうしましょうか? 長期戦に持ち込まれると負けてしまうかもしれませんね?」
すると、挑発? めいたセリフに食い付いてきたのは、リコリスさんである……そんな私の言動に、苦虫を噛み潰したような顔で。
「貴女は人を馬鹿にしているの?!コレだけの膨大な魔力の塊を身に包んで! 何が負けてしまうかもしれませんね? よ……巫山戯んな!!」
ブチ切れる彼女に対して冷静な対応で、淡々とこう返す。
「私はこの武闘会で、1滴も濡れずに勝利しなければいけないのですよ……オーナーの奥様と約束をしましてね? 先程言った条件で優勝すれば、魔王を打倒する為の修行を付けて下さると」
5人を除いた、会場内に居る人々が驚きのあまり言葉を失って、代わりに皆の気持ちを代弁するかの様に、5人の内の1人であるダリアさんが私に「コイツは面白い!」とばかりに、快活に笑いながら。
「アッハッハッハッハッ! 良いねぇ〜アンタ!最初から面白い奴だとは思ってはいたが、まさか近代の勇者だったとはね! そのアホみたいな魔力も納得だよ! 前代とはパーティーを組んでたが、その御人も人間を辞めちまってるくらいにイカれてたが、メルティアと言ってたか?お前さんの方が化物だよ……」
静まり返った会場で、爆笑している彼女に対して、私は魔銃(水鉄砲)に魔力と殺気を込めつつ、銃口を向けながら。
「何ででしょう? 全く褒められてる気がしませんね……まぁ、人間を辞めてしまっているとも言えなくもないですね」
するとダリアさんは、魔道具(水鉄砲)から溢れ出る魔力と殺気に恐れながら。
「実際に褒めてないからな。
あまりの戦力差に、恐怖感と好奇心がごちゃ混ぜって感じかね? いくら玩具の魔道具でも、そんな魔力を込めて圧縮された水圧を打ち出されたら、いくらアタシでも風穴が空いちまうさね……本当に何者だい? 」
そう聞かれた私は、1度考える様なポーズを取り、営業ニコニコスマイルで。
「そうですよね……言うならば、女神と魔王に絡まれている疫病神……ですかね? 」
それを聞いたダリアさんは、もう何とも言えない様な顔になりつつ、声を絞り出す。
「いやいや……説明になってないって、女神様と魔王に絡まれるって、お前さんは何をしでかしたんだよ……しかも事書いて、自分を神ってか? 気になるが、聞いたら元の世界には戻れなさそうだな」
――前世でも、お前の説明は分かりずらいと言われた事がある。
世界が変われど、身体が女の子になっても、本人は本人のままだ……なので、出来るだけ伝わりやすい様に噛み砕いて説明するとしよう。
「まず私が女神さんと魔王さんに絡まれる理由は、女の子が大好きな女神さんに拾われたからです。
そして、そんな私を心配した魔王さんが、お節介を焼いて下さっている感じです。
後は自分が神なのか? ですが、輪天武神をご存知でしょうか? 実は、二柱ほど契約していまして、それで自分のステータスを見た時に、半分人間をやめていまして、種族が半神と表記されてました」
そう説明を終えると、ダリアさんの顔色が先程よりも青ざめていた。
何とコメントしていいか迷いつつも、口を開いてこう言った。
「自分で聞いといて何だが……その夢物語を信じろってかい? 他の奴が言ったなら、お前さんは何を言ってんだ?と、笑ってやるが……メルティアが事実だってんなら……本当かもな」
そして私を信じてくれたダリアさんに、「信じて下さって、ありがとうございます」という感謝の言葉と、水鉄砲に笑顔とお礼を込めた水(消防車の水の10倍程の水量)をぶちまけた。
完全に戦意を喪失していた彼女は直撃をくらい、捨て台詞を残しながら、浮き島の外へとポロリしながら吹っ飛んで行く。
「あのロリエルフめ……アタシを騙しやがったなぁ!! こんな化物に、3人で挑んでも勝てる訳ねぇーだろうが!話が美味すぎると思ったんだよ!畜生!!」
『さて! 前回に続いて、実況していきたいのですが……目立った戦闘をしてませんね?』
ヴェルキュア(女神母)何を言ってるの? という顔で。
『アナタは馬鹿なのかしら? 自分でそういう風に書いたんでしょ? 』
そして私は子供が言い訳する様に
『いやね?書こうと思ったんですよ? 誰もが歓喜する戦闘シーンを……そこで私は脳みそ使い、Twitterでアナタの小説読みます!勉強したいんです!みたいな投稿をした所、30以上の作品(まだ読めていない物が半数)が来ましてね? 思う存分に……楽しんじゃいました!』
そんな言葉を聞いたヴェルキュアさんは、呆れながら罵倒する様に。
『やっぱりアナタは本当にバカね……せっかく素晴らしい作品達を見せて頂いたのに、ただ楽しんで終わりとかどうしようもないわね……はぁ』
『ごめんなさい……』
『まぁでも、今回の感想としては、メルティアちゃんは強いわね? うちのエヴュちゃん(女神)と同じくらいかしら……ね? 後はダリアちゃんのおっぱいがポロリかしらね〜読者方にはあの素晴らしい光景をお見せ出来ないことが、悲しいわ』
次回は戦闘(予定)




